2017/06/10

【体験談】瞑想って効果あるの!?真言宗の阿字観を息子と体験してきました

 




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鍼灸師です。主に、東洋医学からの視点を織り交ぜながら執筆にあたります。

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瞑想に興味を持っている中学生の息子とともに、阿字観・月輪観を体験できる寺まで行ってきました。どんな効果があったのか、実際のやり方などを体験を通じてご紹介します。

日本古来からの瞑想!阿字観・月輪観とは

阿字観や月輪観(がちりんかん)は、主に、空海さんが開いた真言宗において僧侶の修行の一環として行われているものだそうです。

阿字観の阿は、仏様のうちの大日如来のことを表しており、掛け軸に満月の輪が描かれていて、その輪の中に阿の字があるのですが、阿字観では、文字通り阿の字を観ながら瞑想するものです。

一方、月輪観は、先ほどの掛け軸で阿の字がない月の輪のみを観ながら瞑想するものです。この月の輪が、自身の心を象徴しており、また、仏様をも表すのです。

違う表現をすれば、己の心の中に仏様がいるのだとも言えそうです。

日本で一般的な坐禅との違い

日本での瞑想というと、一番に思い浮かべるのが坐禅ではないでしょうか?

坐禅では、胡座みたいな姿勢を保ちながら、心を落ち着かせて、心を無にしていくイメージがあります。姿勢とか心に揺らぎがあると棒で叩かれるという感じです。

僕の瞑想で描いていたものは、まさしくこういう感じで、心を無にすることだと思っていたんです。

しかし、阿字観・月輪観は違っていました。阿字観・月輪観では、逆に心は動くもの、感情があるものだから、その動きを感じる、その動きに働きかける瞑想なのでした。

阿字観における瞑想のやり方

 いよいよ阿字観・月輪観の実践です。ただでさえ、行き慣れないお寺で、初めての経験です。心を落ち着かせる、癒すために行っているにもかかわらず、かなりドキドキしていました!

1.塗香を身体につけて身を清める

阿字観・月輪観をする部屋に入る前に、塗香(ずこう)を身体につけて身を清めてから入ります。この塗香がほどよい香りで、これだけでも気持ちを落ち着かせる感じがあります。

思わず、自分たちで使うためにも、塗香を購入してしまいました!笑

部屋自体がとても神聖な場所なんだと気持ちを切り替えることもできて、これから瞑想をするんだとしっかりとスイッチを入れることができるように感じます。

2.仏様に敬意を払い最上の礼をする

部屋に入ると、明かりはロウソクを数本くらい灯してるだけになり、大日如来を祀る祭壇があって、とても厳かな雰囲気です。お香の香りが漂い、この空間の空気自体がとても、澄んでいるようにも感じました。

そんな中、大日如来に向けて、独特な礼をします。五体投地といって、肘や膝、額も地面につけるような礼です。言い方は悪いかもしれませんが、土下座をものすごくしっかりとやる感じでした。

3.様々な合掌とご真言

最初の説明で、実際の瞑想をやる前に、合掌をしたり、真言を唱えたりとやることが多いなという印象でした。しかし、実際にやってみると合掌自体のポーズにも意味があり、真言も仏様とのつながりを意識できる必要な流れなのだと感じましたよ。

手を合わせるという合掌だけでもたくさん種類があります。実際に行った合掌を紹介しますね。

虚心合掌…普段から使うもので、ご飯のときのいただきますなどでも行う自然に手を合わせる合掌です。

金剛合掌…右手と左手の指を交互に重ねるようする合掌です。金剛は、ダイヤモンドの意味合いがあり、右手が仏様、左手が自分自身を表し、ダイヤモンドのようにかたい結びつきを表します。

未敷蓮華(みふれんげ)合掌…自然に手を合わせて、手のひらの中に空間を作ります。そして、中指を少し開くようにします。ちょうど蓮華のつぼみが開いていくようなイメージです。蓮華は泥の中から育ちますが、とても綺麗な花を咲かせます。これは、自身の心を表していて、汚く見えても、綺麗な清浄な心を持っているものなんだとわかります。

 

真言というのは、仏様の真理を説いていて、その徳をたたえる短いお経のことを言っているそうです。とても短く、その言葉からは意味すら想像できないですが、音を発すること自体が大事なんだそうです。

合掌や真言を唱えていくことで、瞑想への準備がしっかりできていくようで、とても不思議な感覚でした。

4.姿勢を整え、呼吸も整える

ようやく瞑想への実際の準備に入っていきます。姿勢は、足の悪くない人は、結跏趺坐(けっかふざ)や半跏趺坐(はんかふざ)を組みます。結跏趺坐は、両脚の甲を太ももの上に乗せる感じになるので慣れないうちはなかなか維持が難しいかもしれません。僕自身も初めての経験だったので、片脚の甲を太ももの上に乗せる半跏趺坐で姿勢を整えていきました。足の悪い人は、椅子を用意してくださるので、あくまでも無理はしないようにされた方がいいでしょう。

半跏趺坐で、少し身を揺すりながら、ちょうどいい姿勢にしていきます。このお寺での体験では、足を組み替えてもいいですよとおっしゃっていました。動いてはいけないという変なプレッシャーがなくてよかったです!

足が組めたら、今度は手です。法界定印(ほっかじょういん)という大仏様とか一休さんとかで見るような印を組みます。このお寺では、左手を下にして右手が上で、親指の指先同士ががそっと触れるようにします。ちょうど親指以外の指の腹で卵を支えるような感じで、親指が少し抑えになるような感じです。

姿勢が整ってくると、今度は、呼吸を整えていきます。まず、何度かに分けて身体の中にある不浄な気を口から吐き出します。息を吸うときは鼻から、清いものが入ってくるイメージを持って、清浄な気を取り入れます。それが、全身に行き渡るイメージをしていきます。

これだけでも、ずいぶんと身体の中の感じがスーッとする感じで心地よいです。

続けて、数息で数を数えながら呼吸を整えていきます。数息は、ひとーーーー、つーーと数を数えながら、息をしっかりとはきだしてから吸い込みます。ふたつ、みっつと続けてくうちにだんだんと呼吸にリズムが出て来て、ゆったりとした呼吸になってきます。

姿勢と呼吸を大事にするのは、鍼灸師として日頃から心がけている事なので、再確認の上でもとても勉強になりました。日頃から心がけている事を記事にしています。どうぞご覧下さい。

やる気が出ない!?自分の能力を発揮しやすくする秘訣!

5.いよいよ阿字観・月輪観による瞑想

いよいよ瞑想の本番です。ご住職の優しい声がけで、瞑想に入っていきます。ゆったりと呼吸をしながら、目線の先にある月の輪の掛け軸を見つめていきます。この月の輪は、自身の心であり、仏様でもあります。

まず、この月の輪を自分の胸に入ってくるようなイメージをします。実際に月の輪を見ながらやっているので、胸に入れることはやりやすいと思います。

ご住職の声に合わせて、胸の中の月の輪をだんだんと大きくしていきます。自身の心の動きを感じとりながら、最初は自分の身体を包み込むような大きさに、今いる部屋の大きさに、寺全体の大きさに、街全体に、日本を包み込み、世界に、宇宙全体にとどんどんゆっくりと月の輪を通じた心の広がり、仏様を感じとっていきます。

イメージしづらいところもありますが、心の広がりに、大きくなった月の輪に身を委ねていくと、なんかフワーッとした感じになります。

少し時間が経ったでしょうか。また、大きくなった月の輪を小さくしていきます。宇宙から世界、日本とだんだん小さくしていきます。そして、自分の身体に戻ってきます。

6.瞑想から戻るポージング

ちょっとしたストレッチのような感じです。このポージングをしっかりすることで、瞑想の世界から戻ってくるのです。

ご住職の話ですが、お坊さんの修行で瞑想の世界から戻ってこれないこともあったそうです。このポージングをすることで、そういったことを予防するのだそうです。

7.仏様に敬意を払い最上の礼をする

最後に、五体投地の礼で締めくくりです。元々、お坊さんたちの修行の一環ですから、仏様に対する礼儀がとてもしっかりしています。

体験を通じて、阿字観による瞑想の効果

息子とともに、阿字観・月輪観を体験してきた訳ですが、たった一回で何が変わったかというのは、よくわかりません。

ただ、一時間くらいの時間でしたが、とても落ち着いた雰囲気で過ごせたことは、足が痺れて大変だったりしましたが、とてもゆったりとした気持ちになれました。

息子とは、お昼ご飯を食べて街をブラブラして、夕方明るいうちに帰ってきたのですが、見慣れた地元の風景が明るく感じたのです。何か透きとおって見えるような感じといえばいいでしょうか。とても不思議な感じです。それが、感じ取れた一番の効果なのかなと思いました。

僕たちが行ったお寺さんでは、月に二回くらい開催していて、一回500円で体験できました。お寺さんによって、やり方や金額は違うかもしれませんが、日常生活と違った空間やひと時を感じられるのはとても貴重だと思います。皆さんにも、お勧めしたい体験でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。皆さんにも、何か参考になれば幸いです。

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 晴咲心  

あなたの心が、広い空のように晴れ渡るように

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笑咲美

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