願いが叶う神社、お寺、パワースポットなど、いろんな場所が近年話題になって、験担ぎに行こうと思うこともありますよね。
特にその中でも、ご利益の高い神社に行ってみようと考えることもあると思います。
私たちは、いろんな神社やお寺へ参拝に行くようになって、10年が過ぎました。
その時々に必要なお力を貸していただきたくて、巡る場所を変えたり、その時に波長の合う場所へ出向きます。
最初に結論を申し上げると、誰かにとってご利益のある神社は、誰かにとってもご利益があるとは限りません。
なぜなら、あなたと誰かの願いが同じではないからです。
だからこそ、あなたの願い事を叶えるために知っておくべきことを今日はご紹介したいと思います。
まずは、5つの心構えからお話します。
心構え①神様を都合の良い存在にしてはいけない
はじめに神様の話です。
あなたは、神様の存在を信じていますか?
賛否両論分かれるものですが、全く神様を信じていない人は、恐らくどこにもいないのではないかと思います。
なぜなら、神様なんていないと言う人も、神様の存在を信じているからです。
神様の姿を見ることはできませんが、誰しもが不思議な力に期待をしたり、ガッカリしたりするものだと思います。
ガッカリする経験が多ければ「神様はいない」と言い、ラッキーな経験が多ければ「神様はいる」と言いますよね。
日頃、何の信仰心もない人でも、困った時は「神様助けて!」と思うものです。
だから、みんな神様の存在を信じているのです。
しかし…
都合の良い時だけ頼って、それ以外は無視どころか、存在すら忘れられる。
このような態度、あなただったら、どのように感じますか?
恐らく、このような自分勝手な友達には腹を立てるでしょうし、もう絶対助けないと思うかもしれません。
神様が、このような考え方になるとは思いませんが、悲しいな、寂しいなと感じる気持ちはあるのではないかと思うんです。
毎日、四六時中、神様のことを考えろとは言いませんが、特定の神様を名指ししなくとも、今日が無事に終わり、朝を迎えられるということ自体が有難いことであるはずです。
神様は、いつだって、私たちのことを見守ってくださっています。
感謝の意を持つということは、生きる上でも大切なことなのではないでしょうか。
心構え②神様の名前やどんな存在か無知ではいけない
必ず神社には由縁があります。
由縁とは、どのような経緯で、そこに神社が建てられたのか、神様が祀られたのかということです。
そこに祀られる神様には名前があり、どのような存在なのかということまで記されています。
あなたは、神様の名前、その神様の力を気にしたことはあるでしょうか?
・金運が上がると有名だから
・縁結びで有名だから
・商売繁盛で有名だから
・病気平癒で有名だから
・子宝で有名だから…
「○○で有名だから」という認識で終わっていないでしょうか?
あなたが、リアルの人に頼み事をするとしたら、どこの誰かも知らない人に頼みますか?
ほとんどの人は、全く知らない人に自分の素性を明かすことに抵抗があると思います。
また、あなたが買い物をする時、魚屋さんに行き「お花をください」と言うことはないと思います。
そのワケは、魚屋さんは、魚や海や川に関連する商品しか置いていないということを知っているからですよね。
それが、スーパーの鮮魚コーナーの一角なら、同じお店の中で、お花だけでなく、野菜、肉、日用品などまで買うことができるということも知っていますよね。
1番わかりやすい例だと、犬を飼っている人に「その犬さ」と話しかけたら、気分を害すと思うんですよね。
神社も同じです。
各神社の神様には、名前があり、ご利益という言葉で、神様の役割が謳われています。
だから、無知であるというのは、とても失礼な話です。
五穀豊穣の神様に縁結びをお願いするのは、ちょっと無理がありますよね。
縁結びがしたいのなら、縁結びの神様にお願いするべきことです。
礼儀も大切な心構えです。
心構え③礼儀は尽くすべき
神社の作法を知らない人も多いものです。
神社の作法を知らないということは、以下のような解釈ができます。
◼︎鳥居を素通りする人
「お邪魔します」が言えない人と同義
◼︎手水舎の使い方を知らない
土足、不衛生な状態で大切な人に会うのと同義
一杯のお水で、左手、右手、左手ですくって口をすすぐ(吐き出す時は左手で口元を隠す)左手を流す、残りで杓を縦に持ち、持ち手の棒に向かって水を流し清めるのが一連の作法です。
◼︎参拝をしていると、お賽銭をパッと放ってお参りする人
神様にお賽銭を投げつける行為、そっと置くように入れましょう。
◼︎一瞬、手を合わせるだけの人
どこの誰が来たのか、名前と住所は最低言わないと神様にはわかりません。
◼︎無言で撮影する人
神社によっては撮影禁止の場所もあります。盗撮をするのと同義、撮影禁止でない場合には、本殿にて神様に一言断りましょう。
おみくじも同様で、おみくじを引く旨、神様からのお言葉を頂戴いたします。と断るのが良いでしょう。
◼︎神様の前でも会話をやめない人
病院で診察室に呼ばれ「今日はどうされました?」と聞く医者の質問をスルーして、友達と会話を続けるのと同義
そこに存在が見えないと、気も緩みがちですし、中には、恥ずかしいという感覚を持つ人もいると思いますが…
こんな態度を取っておいて、神様に助けて欲しいとか、神様は助けてくれないと文句を言うのは…間違っていると思いませんか?
神様は、私たちを分け隔てなく愛してくださる存在です。
分け隔てなく愛してくださるからこそ、最大の敬意をはらうことが大切だと思います。
私は、魂の親に会いに行くような感覚で手を合わせることが多いです。
さて、次に、その手を合わせる対象物である御神体について考えてみましょう。
心構え④御神体について考えよう
神様が祀られている祭壇に置いてあるもの、御神体の正体は〝鏡〟です。
あなたも見たことがあるかもしれませんね。
御神体が鏡である理由は、太陽のように見えるから。
「太陽」の象徴の神様は、天照大御神です。日本の神様の最上の神です。
その太陽の神様である天照大御神を象徴としているものだと言われています。
けれども、鏡が御神体であるのは、天照大御神だけではありません。
ほとんどの御神体は鏡です。
鏡というものは、目の前にあるものを映すものです。
鏡の前にいるのは、誰でしょうか?
あなたです。
動画編集のように偽りの姿を鏡が映すことはありません。
あなたのありのままを映し出します。
直接、御神体である鏡で自分の姿を確認することはありませんが、鏡の前に立つのは〝あなた〟です。
神様の前で手を合わせるあなたが映し出されるのです。
つまり…
神様は、自分の中に在るもの
そう解釈できるのではないでしょうか。
これを前提として、最重要である神様に願いを叶えてもらうためにするべきことをお話します。
心構え⑤願いを叶えるために神社でするべきこと
神社に行き、神様にお願いごとをするとき、あなたは何を願うでしょうか?
私たちは、愛知県の南知多にある荒熊神社とご縁があるのですが、とある祭事の出来事です。
宮司さんからこのような言葉を聞きました。
何の努力もせず、願うだけではダメなんですよ。
神様は、魔法使いではないのです。
私たちもそう思います。
〝神風〟って、どこからともなく吹いてくるものではなくて、自分で吹かせるものだと思うんですよね。
おとぎ話を思い出してください。
どのお話も、対称的な意地悪なおばあさんやおじいさんが出てきますよね。
かさじぞう、雀のお宿が良い例です。
素直に生き、懸命に生きている結果に訪れる富です。
どのような相手とどうなりたいのか言えることが必要です。
お金が必要なら
そのお金をどうしたいのか言えることが必要です。
仕事で成果を出したいのなら
その仕事でどのようなことができるのか、したいのか言えることが必要です。
病気平癒を願うのなら
病気が良くなったら、治ったら、何がしたいのか言えることが必要です。
子宝を願うのなら
どんな親になりたいのか、どんな家族をつくりたいのか言えることが大切です。
明確に自分の願いが言えるということは、自分自身が頑張る部分と、神様に足りないことをお願いするということができます。
つまり、
頑張るから応援して欲しいと願うことで、願いが叶うのです。
あなたの人生においての課題が「努力」であるのなら、神様が願いを叶えてしまったら、あなたが課題を学ぶことができなくなります。
果報は寝て待てということわざがありますね。
自分にできることをやったら、あとはどうすることもできない。結果を待つしかないという意味です。
神様が願いを叶えてくれないと嘆くのではなく、まず、自分自身でやれることをやる。
足りないことを応援してもらえるように祈願する。
これが、願いを叶えるための大前提です。
次に願いが叶う神社について、AYAME流の見解をお話します。
願いが叶う神社は”人それぞれ違うもの”
実際に願いが叶う神社というのは、どこがいいのかを一概に言えるものではありません。
私にとって、ご利益があったと思える神社は、あなたにとっても同じとは言えないのです。
その理由は、繰り返しになります。
私に必要なご利益のある神様は、あなたが同じご利益のある神様を必要としているかはイコールにならないからです。
ですが、あなたの直感を信じていいと思うのです。
あなたの住んでいる地域から行ける範囲の神社の情報収集をしてみてください。
その中で、気になる神社を調べてみてください。
その神社に書かれている由縁や神様について、今のあなたに必要なことが書かれているのなら、そこに行ってみましょう。
または、必要なご利益から調べてみてください。
あなたが神様に貸していただきたい力は何でしょうか?
だから、誰かにとっての願いが叶う神社は、あなたにとっての願いが叶う神社になるかは別なのです。
参考までに私たちが実際に足を運んだ神社について、いくつかピックアップします。
私たちの住んでいるエリアは、愛知県なので、愛知県を中心にご紹介します。
■病気平癒・不登校・良縁を結びたいのなら荒熊神社
■合格祈願なら上野天満宮
■自分を高めたいのなら八百富神社
■安産・子どもが健やかに育つように願いたいなら塩竃神社
■ご祈祷の力を借りて心機一転させたいなら椿大社
実際に願いが叶った神社やご利益を感じた愛知県近郊の神社をご紹介しました。
各神社には公式サイトのリンクを貼っています。
他にもたくさんの神社やお寺が全国にあります。
あなたのインスピレーションに合うところに出掛けてみてくださいね。
最後にまとめます。
まとめ|神様はいつだってあなたを応援している
予想外の話も多かったかもしれません。
私たちも、神社やお寺に行けば、願いを叶えてくれるものだと考えていた時もあったと思います。
でも、実際に願いを叶えてくれる神社があるというよりは、願いを叶えるためのお力を借りに行くというニュアンスのが正しいですし、そのためには、神様へ自分自身の決意表明も必要です。
そして、自分の努力をもって、神風を吹かせ、人生をより良いものへと変えていくことができるものだと思います。
それが、神様のご利益になります。
1番直近の不思議な出来事は、2024年の5月末から私の体調が悪く困っていました。
めまいが治まらず、2週間目を迎えた時に神社に行くように導かれました。
私にとっては、龍神様がいらっしゃる神社が良いだろうと思い、どこに行くべきか考えていました。
そこで、ピックアップした神社は、竹島にある八百富神社でした。
驚くことに神社に行こうと決意した瞬間から、あんなに治らなかっためまいが消え、無事に神社に行くことができました。
行く道中の空には龍神様が浮かび、寺社巡りの中でも最大に不思議な体験でした。
そして、そこで引いたおみくじの内容も、私に相応しい内容、主人に相応しい内容がそれぞれ書かれていました。
おみくじは、吉凶ではなく、内容に注目すべきものです。
神様は、いつも私たちを応援してくださっています。
寄せていただけたことに感謝し、これからの決意表明をし、心機一転頑張る。
そして、日々に感謝をする。努力を怠らない。
それができれば、あなたの願いは叶うはずです。