Natal(ナタール)プロフィール
東洋医学の知恵で、
心と身体の調和を導く記事を
お届けします
東洋医学の「心身一如」の考えを基に、これまで多くの患者様の治療を行ってきましたが、現在はその知識を記事という形で発信しています。鍼灸院としての施術は行っていませんが、東洋医学の理論に基づいたセルフケアや心身のバランスを整えるためのアドバイスをコンテンツとして提供し、心と体を一体として捉える重要性を伝えています。
■東洋医学に基づく心身のバランス理論
■ストレス管理と自然治癒力の引き出し方
■日々の生活で実践できるセルフケア方法
ぼくは、鍼灸師として失敗した人間の1人です。
念願だった鍼灸院を閉院せざるを得ない状態にしてしまったけれど、それでも、鍼灸師として役に立つことはできないだろうか…そう模索してきました。
直接、診察できるわけではない相手に何ができるだろうか?
ずっと、そう考えてきました。
そもそも、ぼくが鍼灸師になろうと思ったのは、母親の癌がきっかけでした。
異変があったものの、それが癌だったとは夢にも思わず…診断を受けた時には、余命半年という宣告でした。
最愛の母がどうにか助かる道はないのか、ネットや本などを読み漁りました。
主治医にこんな治療はどうだ?と聞いても「あなたのお母さんには不適合ですね」という答えばかりで、抗がん剤をしても改善の余地などなく、日々弱っていく母を見て、心がどうにかなりそうでした。
そんな時、西洋医学の限界や疑いを持ち始めたんですね。
そして、出会ったのが東洋医学です。
結局、母に何もすることはできないまま、医者の宣告通りの命を終えて旅立ってしまいました。
それでも、極めたくなったんですね。東洋医学という無限の可能性を…。
そこから、がむしゃらに東洋医学の勉強をしながら、鍼灸師の学校に通い、晴れて鍼灸師となり、念願だった開業をしました。
僕の妻であるイーリスと出逢った当初は、食が異常に細く、うつ病やパニック発作を抱えていました。
最初から順風満帆な関係だったわけではなく、キーキーするような時も多かったですし、その度にぼくの持てる知識をフル回転させて、向き合ってきました。
結果的には、ぼくの治療とイーリス自身が見つけた自分の心の操作法により、何も無かったかのように改善していきました。
そして、そこに大きく貢献したのは、胃腸の働きです。
腸では、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが90%もつくられていると言われます。
東洋医学では、胃腸は「思い」を司る器官として考えられています。
その胃腸を安定させるように鍼灸でアプローチを行った結果、どんどん前向きになり、食事もたくさん食べられるようになり、すぐにイーリスの状態は改善していきました。
娘の妊娠と出産もあり、絶対にもう病みたくないという思いも改善には大きく貢献してくれたと思います。
娘が保育園に行き出した頃、ぼくは、1つの提案をしました。
「断食をしようと思うんだけど」
その言葉に反論することもなく「わかった!やってみよう!」二つ返事で返してくれました。
断食は、酵素ドリンクに置き換えたものを選択したら、思うほど辛くもなく、最初は、好転反応も出ましたが(ぼくは下痢、イーリスは頭痛)、「弱っているところに出やすいんだよ」と伝えることで、耐えてくれました。
断食の回数が1回、2回…と増えていくにつれて、ぼく自身もそうですが、イーリスも心がブレることは、ほとんどなくなりました。
また、真ん中の二男は、過敏性腸症候群を抱えるようなナイーブなタイプで、食事の好き嫌いも大きく、栄養は偏ってしまうような子でした。
毎日のように「お腹が痛い」と言うのには、困りましたね。
鍼灸のアプローチは、阿吽の呼吸が患者さんと取れることが何よりも不可欠です。
「いつになったら治るの?」というような気持ちがあると、なかなか効果が出にくいというデメリットがあります。
そんな時、ぼくたちが断食中に飲む酵素ドリンクを勧めてみたんですね。
当時、中学生になったばかりの偏食小僧でしたが、そんな子でも「美味しい」と飲めるものでした。
毎日1杯飲ませ続けると、いつの間にか、トイレに引きこもることも減り、「最近、お腹は?」の問いかけにも、「あー最近は、大丈夫かも」と返ってくるんですね。
あれだけ、毎日トイレに30分以上引きこもっていたような子が変わったんですね。
つまり、腸内環境を整える貢献を酵素ドリンクはしてくれるんじゃないかと狙った通りの結果になったんです。
ぼくは、鍼灸師として、あなたに施術することはできませんが、このように東洋医学の知識を活かしてお伝えすることはできると思うんです。
体調が悪いと、心の余裕やゆとりを失いがちになります。
逆に心の余裕やゆとりを失っている時には、身体に支障をきたすことも多いです。
これを一言で言うと、心身一如です。
心と身体は繋がっているんです。
どんなに前向きになろうと思っても、体調に引っ張られることもありますし、どうしても消化できない気持ちによって、動けなくなってしまうこともあります。
あなたもイーリスのように自分のことが好きだと言えるようになってみませんか?
ぼくが鍼灸師として考えたコンテンツ
あなたのお役に立てるように心を込めて書きました。
誕生日|1974年12月30日
出身地|岩手県
趣味・特技|読書、ビリヤード
鍼灸師、東洋医学専攻