断食は準備が大切!いきなり行なってしまうとどうなる?

断食をしようと思った時、いきなり断食を始めようとしてませんか?

または…

いきなり始められると思っていませんか?

断食を決断したからには、決断が鈍らないうちに始めるのも悪いことではありません。

でも、断食は文字通り食事を断つ訳ですから、それ相応の負担が身体にかかります。

それこそ、普段とは違う事をしようというのですから、しっかり準備をしてから断食にのぞむことが大切です。

今回は、なぜ断食の前に準備が大切なのかを学び、実際の準備の方法を見ていきましょう。

 

 

身体への負担が大きいが、断食には相応の健康的な価値がある!

 

断食は、やはり身体への負担がそれ相応にあるものです。

あなたは、食事をしないで過ごそうと思った時、かなりの覚悟が必要ではありませんでしたか?

 

また、大半の人は「断食」という言葉を聞くだけで、やってもないし、どういうことをするためのものかも知らないのに「無理だ」と答えます。

 

そういう僕も実は、結構、断食をする事に躊躇していました。

 

どれくらい躊躇していたかというと、ざっと10年くらいです。

気にはなりつつも、「よしやるぞ!」とまではいかず…月日が過ぎていました。

 

自分をかばう訳でもないのですが、覚悟であったり躊躇することって、当たり前の事だと思うのです。

 

あたりまえですが、人間は、食事による栄養を摂らなければ、生きていくことができません。

自分の心や身体自体がわかっていることです。

 

それでは、なぜ断食をするのでしょう?

あなたの目的は、ダイエットしたいからかもしれません。

体質改善をしたいからという人もいます。

 

断食によって、何が起こるかというと、身体への負担はあるものの胃腸関係を休ませることができます。

さらに、期待できることが・・・

ケトン体とサーチュイン遺伝子の発動です。

 

初耳という人もいるかもしれませんね。

 

<ケトン体>

ケトン体は、体内の脂肪を燃焼させてエネルギーに変える特徴を持っています。

普段の生活では、糖質をエネルギーに変えて過ごしているので、断食の時のような特殊な状況じゃないとケトン体は活動しにくいのです。

 

<サーチュイン遺伝子>

サーチュイン遺伝子は、別名長寿遺伝子とも呼ばれていて、このサーチュイン遺伝子も食事制限の元で発動すると言われています。

このサーチュイン遺伝子は、人の細胞分裂に大きく関わりがあって、正しく細胞分裂が続くように手助けができるのです。

その結果、老化を遅らせることができます。

 

このケトン体やサーチュイン遺伝子と断食との関係は、かなり研究はされていて論文発表などもされていますが、これからまだ多くのことがわかってくるだろうと期待されているのです。

 

単に、何かの修行のためにやろうとコラムを書いているわけではないのです。

僕たちがコラムに込める想いは、あなたの心身の健康を祈ってのことです。

 

断食は、身体に負担があるからこそ、行う意味があるのですが、ただ、その身体への負担を受け入れようという訳ではありません。

その負担も負の負担ばかりではないことが上述で、薄っすらでもご理解していただけたことと思います。

 

断食前に、準備をすることで負担をやわらげて、より断食の期間を過ごしやすくしましょう。

 

続いて、断食の時に身体への負担から起きる好転反応について見ていきましょう。

 

 

断食前に準備をする事で、好転反応を軽減し、失敗の確率を減らそう!

 

僕たちも断食を生活に取り入れるようになって、2年半が経ちます。

断食をしていて、嫌だなと思うものの1つが好転反応です。

 

好転反応というのは、身体に悪いところがあって、悪いところが良くなる前に出てくる不快な症状のことを言います。

 

この好転反応は、断食をする際にはどうしても出てきやすいです。

 

僕の場合は、ズーンっと鈍い頭痛であったり、お腹は痛くないけど、下痢が続いたりします。

他にも、吐き気であったり、眠気が止まらないなど様々な症状が出たりするのです。

 

ただ、断食中ずっと好転反応の症状が出るかというとそうではなくて、だいたい1日2日でおさまるものではあります。

 

しかし、不快な症状がおさまるとわかっていたとしても、不快には違いがありません。

 

この好転反応と言われる不快な症状を対策する一つの方法が、断食の前に準備をするということなのです。

 

そもそも、断食によってなぜ好転反応が起こるかというと、普段食事をしていた生活といきなり断食という食事をしない生活のギャップです。

 

人は、変化に対応するためには、それなりに時間がかかります。

 

季節の変わり目に体調を崩しやすいのも、季節の変化に対応しきれていないためです。

 

断食前に準備をするというのは、食事に対する変化をなるべくなだらかにするために行います。

 

また、断食前の準備には、もう一つ理由があるのです。

断食に入ってから、いきなりの空腹は、かなり厳しく感じたりします。

このまま、空腹で過ごしても大丈夫なんだろうか?と不安みたいなのと、食べたいという大きな欲求が湧いてきます。

その不安や欲求は、本来、正常な反応ではありますが、断食をするうえでは障害にはなってしまいます。

 

よって、断食を上手く続けていくためにも準備が必要なのです。

 

ちなみに、断食の回数をこなしていくと、好転反応の症状は、ほとんど気にならない程度になります。

空腹に関しても、ある種の慣れのようなものがあります。

 

どんなことも経験すると身体が覚え、その次の経験には、なるべく順応できるようになるものです。

 

それでは、実際の断食の準備について、見ていきましょう。

 

 

断食の準備方法と準備中の食事はどんなものがいいか?

 

断食の準備といっても、何か特別な事をしないといけない訳ではありません。

断食に入る前の数日間の食事を少しずつ控えめにしていくことです。

 

ご飯を一膳食べていたのなら、7分目にしたり、子ども用の茶碗で食べるようにしたりと食べる量を減らしていきます。

 

必ず守っていただきたいのが、断食に入るから、今のうちに食いだめをしておこう、美味しいものを食べておこうとしないことです。

 

実際の食事は、出来る限り生モノや脂っこいモノ、甘味が強すぎるモノは控えるようにした方がいいでしょう。

 

これらは、胃腸関係に負担が強いので、せっかく断食で胃腸関係を休めるのですから、断食前からいたわってあげるといいなと思うのです。

 

だんだんと食事を減らしていって、断食に入る直前の夕ご飯は、お粥やうどんなど消化の良いものにして、断食に入っていくといいでしょう。

 

 

【まとめ】しっかり断食の準備をして、快適な断食生活を送ろう

 

なぜ、断食の準備をした方がいいか学んできました。

 

おさらいすると…

断食は、身体に相応の負担がかかることであるとともに、その負担によって、ケトン体やサーチュイン遺伝子の発動が期待できます。

 

ただ、期待とともに、身体への負担として、好転反応と言われる不快な症状もおこるのです。

身体への負担を軽減するためにするのが、断食の準備だということでした。

 

もう一つの理由として、断食を途中で止めてしまうという失敗を回避することも断食前の準備のねらいでした。

その断食の準備方法は、特別なものではなくて、だんだんと食事の量を減らしていき、直前の夕ご飯は消化の良いお粥やうどんにしましょうということです。

 

なぜ、断食の準備が大切なんだと伝えたいかというと、どうしても断食を途中で失敗してしまう人が多いからなんです。

失敗の理由にもいろいろありますけど、断食の準備さえしていれば、失敗を回避できることもあります。

僕は、断食はとても素晴らしいものだと思っています。

肌ツヤや髪の毛、女性が気にする美にも一役買うものです。

あなたにとっても、素晴らしいと思えるようになってくれたら、僕はもっと嬉しいです。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

断食を行うための準備が整ってきたら、いよいよ断食に入ります。断食中も気をつけておきたいことがあるので、別のコラムで書かせていただきました。どうぞご覧ください。

失敗しないための断食中の過ごし方!気をつけるべき3つの事

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