断食が終わったら、あれが食べたい!これが食べたい!!
断食をしている時、一番想いを馳せているのが、断食が終わったら何を食べようの僕です。
でも、しばらく食べていなかった身体に、どんなものでも食べてしまって大丈夫なものでしょうか?
断食をすると、食事の大切さやありがたさが身に染みるのですが、
断食から回復していく期間でどのような食事をしていくかが、とっても大事です。
まずは、なぜ断食からの回復期間が必要なのか見ていきましょう。
断食からの回復期間を確認する前に、断食中の過ごし方について確認したい方は、下記のコラムをご覧ください。
なぜ、断食からの回復期間が必要なのか?
断食から解放されると、食事をすごく摂りたくなります。
僕は、何度も断食をしてきましたが、そのうちの何回かは失敗してきてるのです。
断食での失敗で、最も失敗したと感じるのが回復期間の食事の仕方であります。
やはり、食べたいという欲求が強く出てしまうんですよね。
その失敗の経験から、痛切に感じているのが、断食からの回復期間の必要性です。
大きく3つに分けて考えました。
断食からの回復期間が少ないと、身体への負担が大きい
今まで、食べて来なかった分、いろんなものを食べたいという欲求は、普段に比べても強いです。
しかし、
食べたい欲求に合わせた食事には、身体が、胃腸がついてきません。
断食の最中、胃腸関係には休んでもらっていました。
休んでいた分、今までの普通の食事を消化するのは、かなりしんどいですし、びっくりしてしまいます。
僕たちの身体で考えると、休み明けの仕事がキツかったり、病み上がりで、本調子になれないのと同じようなものです。
「いつもより食べる量は少ないし、食べたいから大丈夫だよね」
と、調子に乗って、いざ食べてみると…
胃が重くもたれた感じになり、もっとひどいと胃に痛みも出たりするものです。
ただ、ちゃんと回復していけば、普通の食事に戻れますし、断食からの回復期間も胃腸関係をいたわってあげるといいと考えるのです。
断食からの飢えの影響から、食事の吸収力が高い
一方で、断食からの回復時は、身体が飢えています。
その分、どんどん栄養を吸収しようという働きが高いのです。
食べたら食べた分、身になるのを実現できる感じがします。
太ることがNGとされているような考えが一般的ですが、栄養が身にできるということは、不健康では適わないことです。
先ほども触れたように、断食で胃腸を休ませていたのは、胃腸がより正常に働くように、消化や吸収がしっかりできるようにしているのです。
今までの胃腸とは、違った状態になっていることをあなた自身が認識してあげる必要があります。
断食による身体の変化を維持するのか、身体を元に戻すのか
今まで書いてきた、身体への負担と吸収力が高まることと重なる部分もあるのですが、より自分の意識への影響についてです。
断食によって、確実に身体に変化はあったのですが、今まで通りの生活になれば、元に戻ってしまうのもあたりまえだったりします。
断食からの回復期間を持つのは、今までの食事のなどの生活習慣に戻るのではなく、新たな生活習慣を発見する期間でもあるのです。
いつもの食事よりも少なくても満足するなということであったり、味つけはもう少し薄くてもいいんだなと思えたりと、いろいろ発見することがあります。
せっかく断食をした自分に、今後にも役立つ期間になればいいなと思うのです。
続いて、断食からの回復期間をどのように過ごすのか見ていきます。
断食からの回復期間は、どのように過ごすのか
それでは、具体的に断食からの回復の期間の食事はどうするべきでしょうか?食事において気をつけることは大きく3つです。
- 消化の良いものから慣らしていく
- 少ないなと思うくらい少量の食事にする
- 最初の一口は、よく噛んで食べる
断食後の食事について、あれを食べようとかこれを食べようという想いはもう少し我慢しましょう。
消化の良い食べ物は、どんなもの?
穀物類は、お粥やうどん、煮麺(にゅうめん)がいいですね。
身体も温まります。
冷え性の人に限って、温かい飲み物を積極的に取らない傾向もあったりするものです。
火を通していないような固いものは、消化には負担がかかりますから、柔らかいものが中心となり、必然的に火を通したメニューを考えなくてはなりません。
良い機会なので、温かいものを沢山取りましょう。
タンパク質としては、豆腐や高野豆腐、茶碗蒸しがいいです。
野菜や果物は、ニンジンやジャガイモ、バナナやリンゴがお腹に優しいですが、回復期間の中でも後半に入ってからがいいでしょう。
魚は、白身魚や白っぽいはんぺんであったり、肉の最初は、鳥肉が一番消化をしやすいです。
魚や肉も、食事に慣れてからにしましょう。
つまりは、赤ちゃんの離乳食をイメージしていただけると良いかと思います。
でも、くれぐれも、赤ちゃん用や介護用のレトルトの食品を代用にはしないようにしてくださいね!!
具体的な回復期間の食事の仕方
断食明けの最初の食事は、お粥にしましょう。
しかも、5分粥くらい柔らかく食べれるようにするといいです。
ぜひ試して欲しいのが、
塩などを一切足さずにご飯の甘味を感じてみてください。
僕は、かなり感動しましたよ!
お粥の量は、ご飯茶碗で半分くらいでも満足できると思います。
(普段のご飯1膳分も1日で食べられないと思います。)
せめて、最初の一口は、30回くらいよく噛んで食べるようにしましょう。
食べ物の消化は、口の中から始まります。
よく噛むことで、歯による分解と合わせて、唾液がよく出るようになるのです。
食事が進むに連れて、お粥の柔らかさも通常のお粥にもどしていきますが、塩による味付けや梅干し、ちりめんじゃこなんかも合います。
2日目の食事くらいから、豆腐の味噌汁を用意したり、うどんを食べたりと、食事の内容を変えながら消化の良いものを食べるようにしていきましょう。
3日断食の場合は、最低でも3日間、1週間くらいかけて普通の食事に戻していくといいです。
普通の食事ができるくらいになったら、1日一食や二食のプチ断食に入っていくのもオススメします。
断食からの回復期間は、身体や心の変化をより感じよう!宿便も期待大!
断食をしたことで、身体は確実に変化しています。
心もね、物ごとの受け取り方などちょっとしたことかもしれませんが、変化を感じ取ることができるものです。
具体的には、どんな変化を感じ取ることができるでしょうか?
まずは、食事からです。
お粥からの香り、ほのかにやわらかく甘い感じがしてきませんか?
一口、口に含んだときのお米の甘さ、断食をする前にはどれだけ感じていたでしょうか?
ちょっとした違いかもしれませんが、五感が敏感になっていることで、香りや味わいなど違いや変化を感じ取っているでしょう。
さらには、自らが食事を断つことをした訳ですが、食事が出来ることのありがたさを感じられませんか?今まで、当たり前のようにしていた食事が、本当に大切なものだと気づくことができるのです。
ありがたいなと思えることは、ちょっとした心の変化にもなるのだと思います。
他にも、身体の動きに変化を感じませんか?単に、体重が減少したからという感じではなく、動きが軽く感じるような気がするのです。
あなた自身だけが、感じられる変化もあるでしょう。
探してみてください。
断食明けの回復期間に期待出来るのが、宿便が出るかもしれないということです。
僕は、これまでの断食の経験で、まだ、宿便はこれだというものはわかっていません。
ただ、多くの断食の経験者が、宿便を出す体験をしていて、こんなにも出るものなのかと驚いていたりするのです。
宿便が出やすいのは、断食明けの回復期間と言われています。
宿便によって、腸内環境も変わるので楽しみにしたいですね。
宿便が出ない人もかなりいますが、そんなに気にしないでください。
宿便が出ていなくても、あなたの身体の内から変化しています。
【まとめ】断食からの回復期間が、一番大事!
断食をした後は、すごく食事が楽しみですよね。
その楽しみな食事をもう少し我慢して、ちゃんと回復期間を設けるといいという提案をさせていただきました。
せっかく断食で、胃腸をいたわったのですから、最後までいたわってあげようということであったり、断食したことを無駄にしないためにも、食事をコントロールしようということです。
回復期間の食事は、消化の良いもので、少ないと思うくらい少量をよく噛んで召し上がることもオススメさせていただきました。
何より、断食で変化した身体や心に、目を向けてあげることを回復期間にして欲しいのです。
断食をしたあなただからこそ、ちょっとした気づきや発見があると思います。
そんな気づきや発見を大事にしてください。
みんながやりたくないという断食の魅力をあなたが気づくことができたら…とても、その世界は素晴らしいものだと言っていることでしょう。
是非、見つけてくださいね!
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
お勧めの断食のやり方をまとめさせていただいたので、次の断食の機会に参考になったら嬉しいです。
→「3日断食のやり方」食べない時間が身体を元気に!リセット習慣始めませんか?