断食による脂肪燃焼は何日目から?エネルギーを使い切ることが重要!

「断食をしよう!」と思うのは、世間の声を聴いていると…とてもすごい決断なんだそうです。

そして、食べることをやめるのだから、痩せるのではないかと期待しますよね!

本当に脂肪は燃えるのか?

 

脂肪が燃焼するのなら、何日目からなんだろうか?

と気になりますよね。

 

今回は、科学的にも証明されていて、論文にも発表されている事例も含めて、脂肪が燃える身体のメカニズムについて紹介していきます。

そのうえで、断食の役割なんかについても考えていきたいです。

 

脂肪燃焼の定義

脂肪が燃焼される身体の状態になるには、激しい運動を90分間程度行う必要があります。

 

断食においては、3日目から脂肪が燃えると言われています。

 

えー--っ?!3日目からなの?と、ちょっとガッカリしましたか?

でも、そこには、身体のメカニズムもあり、秘密も隠されています。

断食において、”なぜ3日目からなのか”身体のメカニズムから知っていきましょう。

 

 

断食で脂肪が燃えるには、ケトン体の存在が欠かせない!

 

*脂肪が燃焼する仕組み
身体の中に保管されている脂肪が燃焼するためには、まず身体の中の糖質が無くなる必要がある。

 

肝臓は、糖質が無くなってきたことを確認すると、ケトン体というものを製造し始めます。

このケトン体が、脂肪を燃やす正体です。

 


注目ポイント!

普段の生活では、肝臓でケトン体は作られておらず、身体としては脂肪を燃やすのは最終的な手段と考えられています。


 

ナタール
断食とは、故意的に普段の食事を取るのをやめることです。
すると、保管されている糖質がどんどんと消費されていき、個人差はかなりありますが「2日間くらい」で使い切ってしまいます。

 

糖質を身体に保管できる量は、400gくらいと言われています。

 

脂肪は、保管容量の決まりはなく、無制限に何㎏でも保管することができ、増やすことができる!

 

イーリス
脂肪にも保管容量があればいいのに…だから、太るのは簡単で痩せるのが難しいのかぁ(涙)
ナタール
本当だよね!
年々歳と共に代謝も落ちて痩せにくくなるとも言われているもんね。
イーリス
でも、このケトン体を上手く活用できれば、痩せられるチャンスもあるってことよね?
ナタール
その通り!
僕は、過去に21日間の断食をしたことがあるけれど、あの時は、かなりサイズダウンしたよね!

 

でも、同じ食事制限をかけるもので、糖質制限ダイエットなんてものもありますが、断食との違いって何だと思いますか?

食事を断つより楽なので、糖質制限を選ぼうと考える人もいるのではないでしょうか?

 

 

断食と糖質制限の違いとは?断食を勧めるにはワケがある!

 

脂肪が燃えやすい状態に糖質が無くなればいいのなら、糖質制限をしても、断食と同等の効果が得られるのではないか?

 

 

たしかに、その通りです。

 

肝臓でケトン体が作られるようになる条件の大きな一つが、身体の中の糖質の状況です。

断食に限らず、糖質制限をすることでケトン体を作り出し、脂肪が燃えやすくするようにできます。

 

そのうえで、僕は糖質制限を勧めることはせず、断食を勧めるのは、断食では必ずスケジュールを組んでいて、“いつまで実行するのか明確だから”です。

 

食べる時と食べない時のメリハリが、はっきりしているということですね。

 

ナタール
一方の糖質制限では、いつまで行えばいいのか明確ではありません。

 

糖質制限は、相当な覚悟が必要だ…

終わりの見えない糖質制限は、どこで終了の見極めをしたらいいのでしょう?

  • 服のサイズがダウンした時?
  • 目標の体重になった時?
  • 誰かに痩せたね!って言われた時?

 

これって、いつになったらサイズダウンするかもわからないし、目標体重に到達するのも不明…。

ということは…

無期限の目標に向けて

自分との闘いをしなくてはいけないということ!!

 

ということは、糖質制限のやる気スイッチをずっとオンにしていなくてはいけなくて、周りが美味しそうにお米やパンや麺類を食べていても、我慢の連続ということになります。

 

糖質制限の一例

スイーツ、お菓子
ジュース、お酒
ご飯、パン類
うどん、そば、ラーメン
ピザ、お寿司、グラタン
餃子、たこ焼き、お好み焼き
ドーナツ、ハンバーガー…etc…

 

ケトン体を出すために糖質制限をかけるのであれば、当たり前に食べていたものすべてを除去しなくてはなりません。

これを納得いく自分になるまでやり続けるって、相当な覚悟がいりますよね…。

 

イーリス
糖質制限の一例見てるだけで、心が萎えたよぉ…(涙)
ナタール
そうだよねぇ
無期限でこれらを我慢し続けるのって、並大抵の精神力では乗り越えるのが難しそうだ…

 

 

断食は、ケトン体を出せることだけがメリットじゃない!

断食は、3日間とか5日間などの期間を決めて取り組むものです。

 

ケトン体が現れるまでの日数

・3日断食なら、3日目
・5日断食なら、3~5日目
・7日断食なら、3~7日目

 

ケトン体だけに重きを置くと、理論上、断食の日数を多めにした方が日にちの確保はできます。

 

断食を取り入れている芸能人も多いですよね。

田中みな実さんなんかは、オーガニック商品を好み、美容と健康にかなり気を使っていることで有名です。

その他、GACKTさん、EXILEのATSUSHIさん、本田翼さん、松本潤さん、安室奈美恵さんなどなど、本当に多くの芸能人の方がやっています。

 

こんなに有名な方々が断食をやっているのだから、みんなも試してもいいのに…と思うのですが、断食はツラそう、キツそうというネガティブなイメージがあって避けられてしまいがちです。

 

断食のメリット

胃腸を休ませて腸内環境を整うから得られるもの

・ケトン体がつくられる
・サーチュイン遺伝子(若返り遺伝子)が活性化する
・幸せホルモンのセロトニンがつくられやすくなる

 

断食は、ダイエット目的より、腸内環境を整えることに1番のメリットがあります。

 

先程の芸能人の方を思い返すと、どの方も実年齢より若く見えて、キレイですよね。

 

そして、

自分を強く持っている感じがしませんか?

 

東洋医学では、胃腸は、思いを司る臓器とも言われています。

胃腸が不調だと、悩みがちで、考えが定まらない傾向があります。

 

例えば、気を使い過ぎて、胃潰瘍になってしまったり、うつ病になってしまったりすることがありますよね。

胃腸は、あなたの感じることに同調するので、いろんな身体症状を来します。

 

そういった他者からの防衛をする意味でも、胃腸は強くあったに越したことはありません。

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの90%は、腸で作られると言われています。

 

断食で脂肪燃焼が何日目からなのか調べに来られたと思いますが、断食の魅力は脂肪燃焼させることだけではないのです。

その脂肪燃焼について、補足があります。

 

 

脂肪を燃やす仕組みの発動は”非常事態”

 

本来、身体は非常時に備え、エネルギーを蓄えておくようにできています。

エネルギーを蓄えるのに適切なものが脂肪です。

 

非常時に備えたエネルギー源が脂肪だとしても、今の世の中の価値観では、脂肪を歓迎できるものではありませんよね。

脂肪は、太っている象徴だったり、体脂肪は出来る限り少ない方が良いというような風潮です。

 

しかし、普段の食事で糖質や脂肪を取りすぎないようにしていたとしても、”意外な落とし穴”があります。

 

あなたが食べた食事から摂取したエネルギーをしっかり使い切ることができているかがポイント!
もしも、その日に使い切れなかったら、脂肪に変えて保存することになってしまいます(驚愕)

 

実は、脂肪燃焼を考えているあなたに1番見直して欲しいポイントは、毎日エネルギーを使い切れるだけの活動ができているかどうかです。

 

でも、なかなか食べた分以上動いたりするのは難しかったりもしますよね。

 

だから、断食や糖質制限をして、どうにか蓄えてしまった脂肪を燃焼させられないかと考えるものです。

 

しかし、

身体にとって糖質や脂肪は、生きていくにあたってとても大切な栄養です。

 

断食や糖質制限では、わざわざ糖質から脂肪に変化させてまで保存している自然の流れに背く行為です。

わざと、脂肪を燃やすためにケトン体を発動させるわけです。

 

でも、身体にとって必要な栄養を制限し過ぎるのも良くはありませんよね。

 

何かの情報を得ると過剰に反応してしまう傾向が強いように思います。

どんなことも、しっかりとメリット・デメリットを知ることは大切です。

 

脂肪を燃やすことだけに重きを置きすぎると…思わぬところで、体調を崩してしまったりとアクシデントに見舞われることにもなりかねません。

 

健康を損ねてしまったら、元も子もありませんからね!

 

情報を活用する時には、気を付けたい点です。

 

 

脂肪燃焼に重きを置くことよりも、大切なのは日頃の食生活の在り方

 

脂肪燃焼することに重きを置いてたどり着いてくださった方に鍼灸師からのメッセージです。

 

断食は、脂肪燃焼させることをメインで行うものではありません。

 

脂肪燃焼されるだろうと考えられているのは、冒頭でも書いたように3日目からです。

 

何より、断食を経験することで、身体に必要な食事がどの程度なのか学んでいくことができます。

イーリス
断食を3日間するだけで、毎日の食事量を変えることができるよね!
ナタール
うんうん!日頃、どれだけ食べ過ぎていたのかを思い知ることになるよね。

 

 

断食を3日以上したり、断食の準備や回復期間をしっかりとこなせば、必然的に相当な脂肪を燃やせるようになります。

当然、体重の変化や見た目のスタイルの変化も確認できるでしょう。

また、自分にとって必要な食事量も合わせて知ることができます。

 

たった3日間の断食をするだけで、食事量をグッと減らすことができます。
しかも、腹八分目と言われる量で満腹になれます。

なぜなら…
・食べたいという欲
・食べなければという意識
・残してはいけないという義務
これらに支配されているのです。

きっと、あなたは、自分の見た目を気にしたりしているから、脂肪燃焼させるなら…というキーワードで調べていたことでしょう。

 

食べなければ痩せる!
食事制限すれば痩せる!

 

確かにその通りでしょう。

 

でも、どれだけの負荷を自分の心にかけてしまっているかわかりません。

心身の健康を損なえば、毎日が理想とは真逆に動いてしまいます。

 

ある程度の食事の制限は、健康面でも大切です。

ですが、どんなこともやり過ぎは悪い結果を引き起こす可能性があります。

 

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 質の良い睡眠

この3つが揃って、健康的な生活を送れる条件が整います。

 

断食中は、この3つの条件の中で「バランスの良い食事」からかけ離れることになります。

その時、

・空腹を抑える効果

・栄養補助

この2つの目的で、断食中には酵素ドリンクを飲むことを推奨しています。

 

 

<補足>断食における酵素ドリンク活用の注意点

 

酵素ドリンクには「最低限の栄養補給」と「毎日の栄養補助」と「腸内環境を整える」役割があります。

 

酵素ドリンクは、元々さまざまな野菜などから抽出されたもので、糖質を加えて作られたものは論外ですが、たとえ無添加のものであっても相応の糖質が含まれています。

 

なぜなら、野菜や果物にも糖質は含まれているからです。

 

こういった細かなものまで、ケトン体を出すために摂らないようにしなきゃ!と躍起になると、身体を壊しかねません。

 

どんなことをするにも過剰なことは、心身に良い影響を及ぼすどころか、かえって悪循環を招く危険があります。

 

何度も繰り返しますが、

ケトン体を出すという状態は体にとって非常事態です。

 

完全に糖質を断つことは難しいです。

あまり過剰にならず、自然のものに含まれるものは、食べることを許すことも大切です。

 

それよりも、

酵素ドリンクがどうやって作られているのかという知識を得ることの方が大切です。

もちろん、通常の食事においても同じです。

 

安価だからと選んだ酵素ドリンクは、無添加ではないかもしれないし、ジュースのような抽出の仕方をしているかもしれません。

また、高価なものだからと言って、配合バランスが良いとも限りません。

たくさんの種類が入っているから、身体に良いは…鍼灸師の目線から言うと、ちょっと語弊がある気がします。

配合バランスを見ることは大変ですが、重要なのは中身です。

 

酵素ドリンクとは、身体が消化・吸収しやすい状態に食物を分解したものです。

 

酵素ドリンクを選ぶポイントは3つ!体質改善を目指せるものは?

 

最後にまとめます。

 

 

【まとめ】脂肪燃焼を考えるのなら「エネルギーを1日で使い切れる」自分になれ!

 

おさらい
①断食で脂肪燃焼するのは3日目から
②ケトン体を出すには、2日以上の時間が必要
③断食の効果は、美容・若返り・体質改善などのメリットがある
④糖質制限は、終了時期が見えない
⑤酵素ドリンクは、栄養補給と腸内環境を整えるもの

 

こういった話をしてきました。

 

でも、1番大切なことは…

 

脂肪燃焼を考えるのなら、1日で摂取したエネルギーを全部使い切れるようになろう!

 

最終結論

エネルギーを1日で使い切るためには「食事量を少量に抑える」ことです。

断食をすると食事量を減らすことができます。

食事量を無理なく少量に減らすためには、断食は有効であると言える!

 

 

 

 

 

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