お寺や神社に、年に何回くらい行く機会がありますか?
御朱印を頂いたりしているから、何回も行くよという方もいらっしゃれば、初詣の一回くらいかなという方もいらっしゃいますよね。
お寺や神社に行く回数を問わず、必ずすることが、御本尊様や神様へ手を合わせることです。
それでは、なぜ、わざわざ手を合わせるのでしょうか?
お寺や神社を巡るようになって、その意味を考えてみました。あなたも、一緒に考えてみませんか?
神社の空気とお寺の空気
今年から、お寺巡りを始めました。それまでも、法事などでお寺に出向くことはありましたが、巡るという意味合いで訪れたことはありませんでした。
神社の空気とは…
神社に漂う空気は、とても神聖な神様の済んだ空気が充満しています。
祀られる神様によって、空気感は、神社により異なりますが、神聖な面持ちを醸し出しているところが多いですね。
そして、稲荷神社によく、仕事柄お参りさせていただくことが多いのですが、やはり、周囲の方は、商売繁盛を願って訪れる方ばかりなので、景気の良くなる想いで溢れていますね。
また、神宮と呼ばれるような神社では、神様の質も一味違い、神聖…そのものですね。
お寺の空気とは…
まだ、お寺巡りも始めたばかりなので、偉そうなことは書けませんが、現在は、真言宗を中心とし、空海様が歩かれたお寺に出向いたりしておりますが、お寺の構え自体は、とても圧倒されるものがあります。
そして、漂う空気感は、シャンとさせられるような気持ちと、温かな気持ちが入り混じっています。
読経が聞こえると、生きながらに供養されるかのようなものがあり、また、手を合わせていると励まされているかのような、とても心が晴れるお寺がばかりです。
神社の神様の方が、手の届かない存在と言いますか、仏様、観音様が手の届く存在というわけではありません。
より身近に感じられるのは、私にとってはお寺のように感じます。
善光寺にて、お戒壇巡り
お戒壇巡りというのをご存知でしょうか?
私も無知なもので、先日まで知りませんでした。
場所によっては、胎内巡りという表現がされるようです。
生きながらにして、地獄から極楽浄土へと巡る体験、修行ですね。
お戒壇巡りは、何よりの修行
私の中で、お戒壇巡りは、何よりの修行のように感じました。
というのも、人生生きてきた中で、経験したことのない暗闇を歩いたのです。
暗闇と言っても、多少見えるのでは?と思っていたのですが、本当の暗闇がそこに存在しており、真上は、ご本尊様が置かれておりますから、何とも言えないものがあります。
この暗闇、手に光るゴムのバンドをいただいて巡るのですが、その光も手を照らすほどの効力はなく、何となく、光がそこに見える程度です。
暗闇を克服することは、自分との闘い
まず、頭によぎっていくのが、見たくないものが見えたら…聞こえたら…の恐怖がありました(笑)結論的に何も見てませんが
先頭を歩いても、後方を歩いても、一緒に行動している人の声のみ聞こえるだけで、姿は見えませんから、本当の孤独との闘いです。
日頃、自分ひとりでいい!なんて、思われる方は、是非行かれてみると、1人になるということが、どういうことなのか理解できるかもしれませんね。
真っ暗という恐怖の中、辿り着く先は、観音様のいらっしゃる極楽浄土です。
とても、高貴なパワーの溢れる極楽浄土でした。
無になるかのような、暗闇の経験は、自分に課せられた新しい人との向き合い方が学んでいけること間違いなさそうです。
手を合わせることは、現代しなくなりましたね…
感謝という意味でも、人様に手を合わせて伝え表現することも少なくなった今日です。
気持ちは、LINEのスタンプで済ませてしまうような現代ですよね。
お礼さえも、顔を見てだとか、わざわざ電話をして…ということも本当に少なくなりましたね。
そんな世の中だからこそ、手を合わせてみる機会を設けてみると、日頃の騒々しさがどれほど癒されることでしょうか…
読経をすることも、宗教家じゃないから~
お寺や神社なんて、高齢者の行くところ~
と、思う方もいるのかもしれませんが、理由はさておき、神様・仏様に手を合わせるということは、日本人として、とても大切な文化であると思います。
今、生きていることに感謝をする。
まず、このことさえ、気にも留めないのではないでしょうか?
同時に先祖供養、ご先祖様にも感謝を伝えることができてこそ、今生きている意味があるのです。
そんな大切なことが、忘れ去られていく時代ですね。
お願い事を叶えてくれる魔法ではありません
まず、ご先祖様に手を合わせる時に、お願い事をしてはいけません。
ご先祖様も元は人です。
もし、友達があなたに、宝くじを当ててくださいとお願いしにきても、それを叶えることは、きっと不可能だと思います。
そして、神様も仏様も、魔法を授けてくれるわけではありませんので、お願い事をしたとしても、叶えるタイミングやその願いを叶える必要性があるか判断もなさっていると思います。
叶わなかったからと言って、恨んではいけませんよ(笑)
小さな子どもがお菓子を欲しいと泣いた時、無限にあなたがお母さんならあげるでしょうか?
時には、ダメだと叱ることもあると思います。
しかし、一心に自分が日々精進し続けていくために、応援してくださいと、願望を伝えながら、手を合わせることは、悪いことではありません。
そんなことを思い浮かべながら、日本の文化も大切にしていけるといいかと思う私です。
本日も読んで下さり、ありがとうございます。
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