人から悩みを打ち明けられた時、解決策を無意識に探してしまうことってありませんか?
そして、当の相談した側の驚く意見が「ただ聞いて欲しかっただけ!」という不満を抱く始末。
親身になって考えたのに”余計なお世話”と言われるのは、悲しいものですよね。
「じゃぁ、勝手にしてよ!!」
と、言いたくなりますよね(笑)
実は、悩み事を聞く時の大切なポイントがあるんですよ!
悩み相談を受ける側に視点を当てたコラムをお届けしたいと思います。
[topic color=”red” title=”こんなあなたに読んで欲しい”]他人事を自分の事のように考えてしまうあなた。
悩み相談を受けた時の答えに困るあなた。
悩んでいる本人より、悩んでしまうあなた。
[/topic]心優しいあなただから抱く悩みです。
そんなあなたの優しさ、素敵ですね♡
悩む人って、何故人に話したくなるんだろう?
このコラムの根底にある部分ですよね。
誰かが、悩みを打ち明けたから抱えてしまうものです。
その誰かは、何故人に悩みを話すのでしょうか?
また、あなたは、何があると人に話そうと思うのでしょうか?
こんなことをまず考えてみましょう!
心細い気持ちが働いて、話すことで安心を得ようとしている
悩む時って、マイナスな感情が働いているイメージがありますよね。
ポジティブな悩みで人に相談することは、基本的にしないでしょう。
何かしら、ネガティブな想いがあるから打ち明けるという行動に出たくなるものです。
プレゼントを悩んでいるなどの場合は、悩み事とは、ちょっと違う解釈も出来ますよね。
それこそ、アンケートの意味合いが強いものです。
独りぼっちでいるような気持ちになってしまった想いから救って欲しい…
大きな悩みであればあるほど…
それと比例するように募っていくのは、孤独な想いです。
問題事が大きければ大きいほど、自分の心からゆとりは消え去ってしまうものですよね。
また、問題が大きければ大きいほど、人に言えなくなってしまうということも十分に考えられるので、相談者の心が誰かに開けるかどうかにもかかってきます。
このような状況下にいる人から無理に悩みを聞き出そうとすることは、拷問のように感じさせてしまうこともあるかもしれません。
心配なら…
「いつでも味方だし、話を聞くから頼ってね!」と、声を掛けてあげることがベターでしょう。
自分の考えが、間違っていないという確認をしたくて話していることも…
分析していくと、人の話ってどのように聴けばいいのかわからなくなりそうですね(笑)
でも、あなたも経験ありませんか?
「ねぇ、こう考えるんだけど、どう思う?」
一見すると、悩み事を相談しているように聞こえる内容も、実は、単なる「共感」が欲しいだけの場合も多くあるんですよね。
わかりやすく、共感して欲しいんだなと、こちらもわかるような聞き方をしてくれたらいいのですが、相談者が伝えてくるニュアンスは、困っているように聞こえてしまうような「言い方」であることも問題なのです。
こういう曖昧な聞き方をする人ほど、後で、また違う場所で、愚痴を言っていたりするものです。
ただ、聞いただけなのにお節介な事を言われたなんて、すごく聞かされた方は悲しくなるような暴言となりますよね。
単なる参考意見を聞いてみたいだけ…
「あなたなら、こんな時どうする?」
こんな言葉を言われることもありますよね。
どうするかと聞かれているわけですから、○○するよ!と答えても、「そうなんだ~」と上の空のような回答が来たり、「でも、だって…」という後ろ向きな意見が返ってくることもあると思います。
心の中で…
「おまえが聞いてきたんやろ~!!」と叫びたくなるやつです(笑)
悩みを相談してきた人の言葉を切り分けて考えることは、難しいものですよね。
まともに答えたら、怒られてしまうことも、こっちが怒りたくなるような返答をしてくる場合もあるので、どの間柄だったら、上手く相談を聞いてあげられるのか悩んでしまうこともあるでしょう。
悩みを打ち明けられた時、あなたに必要な心構えとは…
相談者のわがままな言い分を上記には書きましたが、あなたに必要な心構えも、相談を受ける時にはあるんですよ。
結論は、たった1つになるのですが…
噛み砕いて話していきたいと思います。
これは、タイトルにも書いたように、友人・子ども・家族・同僚…どんな人にも使える心構えです。
自分の性格を把握しておこう!
Q.1 あなたは、他人の事を自分の事のように考えてしまうタイプですか?
Q.2 あなたは、他人の事を放っておくことができないタイプですか?
Q.3 あなたは、困っている人を見かけたら、手を出したくなるタイプですか?
さて、いくつ当てはまりますか?
この質問で1つでも当てはまったあなたは、「自分が世話焼きタイプ」であることを認識しておく方が良いでしょう。
優しいあなたです。
その気持ちは、とても有難い存在です。
しかし、対人関係に苦しさを覚えることはありませんか?
それが、例え親子であったとしても、我が子でさえ、踏み込めないものがあるのです。
それは…
「誰かの人生をあなたが歩むことはできないこと」です。
常に考えておくべきことは、「主語」を理解しておくこと
人生の主役は、すべての生き物にあります。
それぞれが主役。
あなたも、周りの人も、それぞれがみんな主人公です。
どんな人生を歩んでいようと、境遇であろうと、それも主人公の設定なわけです。
誰かの人生を代わりに生きることなど出来ません。
あなたが聞き手なら、誰の人生の問題であるのかを切り分けておくことが大切な事です。
あなただったら、出来ることも…
相談をしてきた人には、難しい事もあるのです。
そして、誰についての話であるのかを常に認識しておく必要があります。
自分の事と混同しないためにも、しっかりと「主語」を理解して聴くようにすることが大事なポイントです。
聞き手が感情的になるのは、NG!!
もうお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんね。
相手の人生を歩むことができない。
しっかりと、誰の話なのかを認識しておくこと…
この2つがきちんと達成できていると、自分の事でないことに対して、感情的になることはありません。
悲しい話、腹立たしい話というのは存在します。
私が言いたいのは、相談者って、無関係の第三者になり得る存在ですよね。
相談者に対して、共感の涙や怒りを見せる事と違って、
相談者の代わりに殴り込みに行ってやる!
と、勝手に当事者になってしまうようなことです。
親子間の方がこちらは、多くありそうですよね。
私も、かつてはそうでした。
子どもの考える力を奪ってきたなと反省しています。
大切な人ほど、どうにかしてあげたくなってしまうものですよね。
でも、本当は、大切な人ほど、相手の人生を奪うような行動をするのは、良く無い事なんですよね。
最大の支えであることで十分、あなたの役目を果たしていると思います。
頼まれていない行動も、勝手にしてはいけないことです。
【まとめ】しっかりと、自分と他人を切り分けて考える癖を付けよう!
聞いたら、親身になって考えることは、大切な事であると思います。
でも、出しゃばりすぎず、相手の味方であるという気持ちを伝えるだけでも、相談と言うのは、本来十分なのです。
友達や家族以外の人だと、裏目に出てしまうこともあるでしょう。
親子だと、いつまで干渉し続けて行けばよいのでしょうか?
困った時には、差し伸べたい「手」ですよね。
その「手」の出し方って本当に難しいものです。
自分の人生ではないという事をしっかりと認識した上で、相手の人生を主軸で考えると…
あら不思議、自分がその悩みに引き込まれることも最低限で済みますし、的確なアドバイスや共感も簡単に出来てしまうんですよ。
つい、話を聞くと、自分の事のように考えてしまう癖を持っているあなたには、冷たい話に聞こえるかもしれませんが、本当に自分の事のように考えることが、相手のためになるのか…ということを改めて考えて頂ければ、このコラムの意図も分かって頂けるかなと思います。
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