1年を心身共に健康的に元気で過ごすための原理を東洋医学から学ぼう!

不調に気づいてから、人は、身体改善に努めたり、改善方法を真剣に探し始めますよね。

予防が大切と言われる時代になったものの、忙しい現代人は、不調を感じてから、最近労ってなかったな~と反省をしたり…

 

また、異常とも気づかずに、この季節だから仕方がないよね。

なんて、物分りの良いことを仰る人はあちこちで見かけますが、本当に、その季節に起きる症状なのでしょうか?

 

だったら、私たちは、四季折々いろんな症状に悩まされて、健康的に過ごすことが出来ないことが成立してしまいますよね?

 

身体改善に務めるなら、どんなタイミングが良いのでしょうか?

 

 

もしも…不調に気づく前に、対処できていたら、どうなると思いますか?

 

今回は、東洋医学から学ぶ四季折々の正常と異常についてご紹介していきたいと思います。

私たちが感じる春夏秋冬って、東洋医学では、何月を指すのでしょうか?

私たちが、「そういうものだ」と、してきたものが何なのか…もしかしたら、「そのせいだったのね!」なんて、スッキリするかもしれませんよ♪

 

 

目次

私たちの体の謎を東洋医学と共に解説!1年を通じて起きる不調のカラクリを一気にご紹介!!

 

あなたは、1年のどこかでこれからご紹介する症状に悩まされてきたことはありませんか?

また、季節って、どの時間軸を指しているのでしょうか?

何気なく使ってきた、春夏秋冬ですが、あなたが思ってきた四季の循環と、東洋医学が考える四季の循環は、同じなのでしょうか?

これからの生活を見直すチャンスです!!

長くなりますが、1年の体の好ましい動き方を知らないと、健康的に改善することは難しくなります。

一緒に学んでいきましょう。

 

春は、芽吹き、動き出す変化の季節!活動的に迎えることが出来るかが、正常と異常の分かれ目

 

さて、というのは、東洋医学で考えると…

立春の2月4日~を指しています。

 

陰陽五行で考えると、春の季節の感情は

「怒」

 

陰陽五行で考えると、主役になる臓器は

「肝臓」

 

何だか、暖かな春…というイメージとは違う気がしますよね。

パステルカラーも似合いそうにない気がします。

でも、それには、納得のワケがあるんですよ!

 

異常に働くとどうなる?

・イライラしやすい

・動き出せず、引きこもりがち

・塞ぎがち

・どうも活発に動く気になれない

 

正常に働くとどうなる?

・意欲的に活動できる

・新しいことにチャレンジしたくなる

・日々の充実を感じられる

 

どうして、このような違いが起きるのか?

いきなり、肝臓が怒りと言われても、意味わかりませんよね。

血の気が多い・血の気が引くという言葉の意味にヒントが隠されています。

 

どちらも良い意味に取れないかもしれませんが

 

血の気が多い

物事に入れ込みやすい、興奮する、熱血、荒々しい…なんて意味があります。

 

血の気が引く

恐怖で顔が青ざめる様

 

真逆の意味を持っていますよね。

肝臓は、血液の管理をする臓器です。

体中に血液がしっかりと充実していると、活動的になれますが、血液が足りなければ、動けなくなってしまいます。

 

また、興奮するようなことがあると、「怒りで血圧が上がる」なんて表現をされるくらいですから、血が旺盛に流れすぎても問題なのです。

 

肝臓を助ける役目は?

気血水という言葉を聞いたことがある人は、多いと思いますが、意味までしっかりと知っていますか?

肝臓は、気血水で言う「血」です。

 

「水」は、腎臓

「気」は、

胃腸

 

血を運ぶためには、流れになる水が必要で、その中身が空っぽでは、体は活動できません。

栄養と酸素が必要ですよね。

 

つまり、血液の中身が何で出来ているのか?

が、ヒントになるということですね!

 

献血できる血液を作るためには、どんな中身であると理想的なのかを考えることが、春の季節を活動的に過ごす秘訣とも言い換えられますね!

 

 

夏を迎えるために、春の土用習慣を大切にしよう!

 

春について学んだ次にやって来るのは、夏ですが…

その前に、東洋医学では、季節の変わり目になる土用を大切に考えています。

 

✖この土用というのは、あなたが親しみのある「うなぎを食べる日」のことではありません。

 

これから迎える夏のために、

しっかりと踏ん張れる体をつくる強化週間とも言い替えれるかもしれませんね。

 

つまり、夏を元気に過ごすためにも、春の主役である肝臓の働きを充実させて、次の季節に備えたいのです。

 

立夏を迎える前の約18日が土用期間

この期間に、食事について見直し、胃腸を大切にしておくことが、次の季節への対策になります。

対策は、後述しますね。

 

 

【対策は春にアリ】夏は、成長の季節なのに、心は虚ろ…思考が定まらなくなりがちな季節?!

 

次に、というのは、東洋医学で考えると…

5月の上旬~を指しています。

 

陰陽五行で考えると、夏の季節の感情は

「喜」

 

陰陽五行で考えると、主役になる臓器は

「心臓」

 

東洋医学で言う夏は、私たちの感覚では、初夏を指しますね。

近年は、暑いので、夏と言われても不思議がないかもしれません。

春の名残を感じる季節には、何が潜んでいるのでしょうか?

 

異常に働くとどうなる?

・眠れない

・不安、心が安定しない

・ぼーっとする、物忘れ

・思考が定まらない(狂うイメージ)

 

正常に働くとどうなる?

・心身がしっかり働く

・思考が定まっている

・日々の充実を感じられる

 

どうして、このような違いが起きるのか?

今度は、心臓と言われて、頭がチンプンカンプンになってしまいますよね。

でも、症状を考えてみると、私たちに馴染みの深いある症状が思い浮かびませんか?

 

そうです!

五月病

 

とっても、似ている症状だと思いませんか?

 

日本は、新学期が4月です。

会社も4月には、新しい人事に移動することが多いですよね。

新環境がスタートする季節から、夏を迎えた時に、不調を来す人の1つの原因とも言えることが…

 

春に養っておきたい肝臓の働きが得られなかった場合です。

 

これが、これから先に迎えていく季節における心身状態の良し悪しの分かれ目となると、東洋医学では考えているのです。

 

そして、心臓は、感情の総括をしています。

体の役割としては、命のポンプですよね。

 

肝臓が親で、心臓が子と考えます。

 

肝臓は、血液を管理し、心臓は、血脈…輸送路を整備しているイメージです。

 

肝臓で作られた血液を体中に循環するには、心臓のポンプ作業は、無くてはなりません。

 

この春から夏へ、肝臓から心臓へのバトンタッチが上手く出来ないと、体は正常に働かないと東洋医学では考えます。

 

合わせて考えておきたいこと

異常な気候や環境を作り出したのは、誰なのか?

 

暑さを冷やせる環境、冷やしすぎる環境、冷えた飲食物…

異常も正常も感じられないのが現代の大きな問題の1つ。

 

その異常は、環境のせいなのか、体のせいなのか、区別がつきにくくなっていることも問題なのです。

 

心臓を助ける役目は?

心臓が活発に働くためには…

血液が充実している「肝臓」

暑くなった体を冷やす作用の「腎臓」

エネルギーの総括である「肺」

 

心臓が元気に動くために欠かせないものは、しっかり呼吸ができて、栄養のある血液を循環させることが必要です。

もし、暑さで、水分不足になれば、充実しません。

夏に水分補給を促す理屈も理にかなっていますよね!

 

つまり、元気に過ごす秘訣は、春の過ごし方にアリ!!

 

 

日本独特の梅雨は、湿気が多く重だるい季節の「長夏」と言って、別名夏の土用期間

 

聞き慣れない、長夏というのは、東洋医学で考えると…

梅雨に当たる期間を指しています。

 

陰陽五行で考えると、長夏の季節の感情は

「思慮」

 

陰陽五行で考えると、主役になる臓器は

「胃腸」

 

いつの時期に聞いても、嫌なイメージの梅雨。

ジメジメして、ムシムシして、湿気にイライラしがちですよね。

長雨の続く季節は、主婦にとっては、大敵です。

 

異常に働くとどうなる?

・だるさ

・思考がまとめようとしてもまとまらない

・食欲不振

・消化不良(軟便になりやすい)

 

正常に働くとどうなる?

・意思がしっかり働く

・しっかり食べれる

・雨ニモマケズ、日々の充実を感じられる

 

どうして、このような違いが起きるのか?

長夏の主役は、胃腸ですが…

この胃腸は、湿度に弱く、夏バテ様の感覚を引き起こすと考えています。

 

梅雨の湿気の多い季節が、シンドイと、訴え、やる気が沸かないと嘆く人って、多い気がします。

多くの人は、弱りを感じるものですが、不思議と身近なあの人は、季節問わず元気にモリモリ食べている…なんて、横目で見ることもあるのではないでしょうか?

 

そういう人は、弱り知らずで、健康的と言い換えられるのかもしれませんね!

 

そして、食欲が沸かない、食べれないと、口当たりの良いものばかり食べすぎて、軟便気味になってしまったりと悪循環を招きます。

 

胃腸を助ける役目は?

春と夏の積み重ねが、ここに活かされます。

 

心臓肝臓が元気に働き、血を作って、全身にしっかり充実させることが大切です。

 

何やら、ここでわかってきたことが…

季節の積み重ねが、元気に過ごす分かれ目になるということが見えてきましたね!

 

土用期間が何故あるのかを再確認!!

長夏と呼ばれる季節にも関わらず、別名「土用」というのは、不思議だと思いませんか?

 

長夏の主役の臓器は、胃腸でしたね。

 

胃腸の働きを良くしてあげることが、大切です。

 

つまり、土用期間は、胃腸の働きに注目すべき習慣と言えますね!

日頃、休まず働き続けてくれる臓器を労ってあげることに、対策がありそうな気がしませんか?

 

 

秋は、実りの季節!夏に培った元気な胃腸と共に美味しい味覚を味わおう!!

 

実りの季節、というのは、東洋医学で考えると…

立秋を迎える8月上旬を指しています。

 

陰陽五行で考えると、秋の季節の感情は

「憂」

 

陰陽五行で考えると、主役になる臓器は

「肺」

 

物憂げな季節、食事は美味しく、読書やロマンスの秋とも言われますね。

旬の味覚は、どんどん迎え、新米が出回ったり、新物の魚、サンマも旬を迎えます。

〇〇狩りも豊富にあって、寂しさを感じる季節になるにも関わらず、実りという温かな恵みが最盛期ですね。

 

異常に働くとどうなる?

・気力が沸かない、何もしたくない

・上手く呼吸ができない感じ

・愚痴を言いやすい

・悲観的になりやすい

 

正常に働くとどうなる?

・冷静、落ち着きがある

・呼吸が整っているから行動しやすい

・日々の充実を感じられる

 

どうして、このような違いが起きるのか?

肺というのは、とも呼ばれます。

肺の役目は、心と体の調和を担っています。

 

肺が上手く機能するから、上手に呼吸ができます。

 

緊張やパニックになった時には、深呼吸をすることを推奨されていたりしますよね!

 

いつも新鮮な空気を取り込めていると、体の循環もキレイに行われるがしませんか?

 

そう、そんなという意味もあるのです。

 

 

肺を助ける役目は?

肺のお母さんは、胃腸

肺の兄貴は、心臓

 

胃腸は、食物から気(思慮)を作り、心臓は、気を運ぶポンプです。

 

つまり、空気のと気持ちのの両方の役割を肺は持つので、上手く活動するためには、しっかり食べることのできる胃腸があって、それらを運ぶポンプの役割である心臓が元気に動いてくれることが前提になります。

 

やはり、ここでも、夏までの在り方が大きく関わってくることがわかると思います。

 

忘れてはならない「秋の土用期間」

話は、重複するので、期間のことだけ書きますね。

秋にも、土用はあります。

立冬までの18日間くらいです。

 

この期間に、季節が変わる準備を済ませておきたいところです。

 

 

冬は、蓄える季節!アリとキリギリス…どちらの過ごし方が吉と出るか?想像できることが鍵!

 

最後に、というのは、東洋医学で考えると…

立冬の11月上旬~を指しています。

 

陰陽五行で考えると、冬の季節の感情は

「驚・恐」

 

陰陽五行で考えると、主役になる臓器は

「腎臓」

 

寒くなる冬は、誰もが引きこもりがちになります。

アリとキリギリスのお話がちょうどいいと思いますので、秋までの過ごし方が、アリなのか、キリギリスなのか…

運命の分かれ目を迎えるのです。

 

異常に働くとどうなる?

・飽きっぽい

・物覚えが悪い

・ビクビクして決断しにくい

・重要なことを受け止めれない

 

正常に働くとどうなる?

・根気を持って貫ける

・記憶力が良い

・物事に恐れず立ち向かっていける

・物事を判断できる

 

どうして、このような違いが起きるのか?

東洋医学では…

腎と普段は呼び、わかりやすく腎臓と書いていますが、腎には、生殖器も含まれるため、生命のはじまりは、腎に宿ると言われています。

先天の精は、親からの遺伝子的なものと生命力を表します。

 

腎は、精を宿し、心は、神(感情をコントロール)を宿す

 

腎と心がしっかり働いて、精神がしっかりと保たれると考えています。

 

精根尽き果てるという言葉の精は、腎です。

 

また、腎の働きは、生命の維持には欠かせない気血水の「水」の役割もあります。

 

気持ちの面と体の水の調節という両面の大きな役割を持っているため、正常に働かないと、精神面では、意志が弱くなってしまったり、オドオドしやすくなり、むくみがちになったり、体調が不安定になりやすくなります。

 

 

腎を助ける役目は?

腎は、水を貯蔵するところで、冷やし固めておくことを役割として持っています。

 

水を貯蔵しておくと言っても、体中から集めるには、の巡りが重要になります。

(イメージとしては、コップの水にストローをさし、上から指で抑えると、水を別の場所に運ぶことができますよね。肺の役目が運ぶ)

 

精を使い果たしたら、命に問題が起きてしまうので、その精を外から得る役割として、胃腸の役割が欠かせません。

私たちは、日々生きる生命の源を食事として得ているのです。

 

どうでしょうか?

1年通して、全部の臓器が深く関わり、バトンタッチしながら、それぞれの季節に対応できるように、心身のバランスを調整していることがわかりましたね!

 

冬の土用期間

勿論、春へバトンタッチするために、冬の土用もあります。

期間は、立春までの18日くらいです。

 

そして、春に戻ります。

 

さて、次は、どのように季節のバトンタッチしていくと良いのかを考えていきましょう!

 

 

1年通じて、元気に過ごす秘訣は、胃腸が元気に働いてくれることが大前提!!

 

さて、後述すると言っていた土用期間について触れていきましょう。

 

どうして、土用期間には、胃腸を大切にすることを推奨されているのでしょうか?

 

私たちの知る土用の習慣って、「うなぎを食べて精をつけよう」というイメージがありませんか?

 

精をつけようと思ったら、必要なことって何でしょう?

 

うなぎを食べられる食欲があって、食べたうなぎをしっかりと消化できて、消化した栄養素を体中に運べてこそ意味がると思いませんか?

 

単に食べても、胃もたれがして不快、消化まで時間が掛かったり、消化不良を起こしては、高いお金を支払って食べたうなぎも意味を成しません。

 

ということは、胃腸の働きは、大前提に大切なもので、消化したものを運ぶには、血液が流れていて、運んでくれる水分が必要で、運ぶための活動源が必要になるわけです。

 

 

でも、どうしたら、正常な働きをしてもらうための体が作れるのでしょうか?

 

 

不調をリセット、身体改善になり得るものが、たった1つだけあると言ったら、試してみたいですか?

 

 

簡単な方法だったら…と、駄々をこねますか?

 

 

ちゃんと、理屈を聞いてくれますか?

 

 

 

えっ?

 

 

 

早くって??

 

 

 

では、発表します!!

 

 

 

 

 

それは・・・

 

 

 

 

 

多くの人が、拒絶する断食です。

 

断食って、言葉を出すだけで、何の説明も聞かずに…

 

「ムリムリ~!!!」

って、言うんですよね。

 

あとは、ダイエット的な要素で考える…。

 

断食は、胃腸を休ませてあげる大切な、胃腸の休日です。

 

詳しくは、こちらに記載していますので、ご自身の身体改善を真剣に考えられる方、1年を元気に過ごしていきたいと考える方は、お読み下さい。

セルフセラピー(自分大切習慣)

断食をAYAMEが推奨する理由 

 

 

【まとめ】自分のことを大切にしたいと思ったら、楽することは、自分孝行にならないかも?と考えてみよう!

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

難しい話、お疲れ様でした。

 

東洋医学って、日本語の理にかなっている言葉が多くて、面白いし、奥が深いな~と思います。

これまで捉えてきた春夏秋冬の季節と違うこともご理解頂けましたか?

 

これまで、立春、立夏、立秋、立冬…ふーんっと通り過ぎてきませんでしたか?

季節を有意義に活動的に過ごすためには、心身バランスが大切だと思っていたとしても、一体どこを大切にすればいいのかわからずにいたことと思います。

 

これを機会にいつの季節からでも構いませんから、せめて、1年に4回だけでも、断食をして、次の季節に備えるというのも、活動的に過ごす秘訣になります。

 

病気がちで1年を過ごしたい人なんていませんよね。

病気になって初めて、健康の有難みを感じたりするものです。

日頃から自分不幸ではなくて、自分孝行もしてあげましょうね!

 

誰だって、元気で笑っているあなたが好きだし

 

あなただって、元気で笑っていて欲しい人がいますよね?

 

そのために、是非、生活を見直してみて下さい!

 

 

 

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

いろんな視点からコラムを書いていますので、他のコラムも読んで下さると嬉しいです。

 

 

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