生涯一緒に居ようと誓ったはずなのに…いつしか、心はすれ違い…気づいたら、家族として戻れない関係になっていた。
「離婚したい」って、簡単に口に出すけど…離婚をしたことのない人は、とても簡単に口から吐き出す。かつての私もそうだった…。
離婚する気がないのなら、口に出すべきでないと思う。
愚痴と「離婚したい」は、別物です。
もし、本気じゃない方が読んでいらっしゃったら、改めて頂きたい。
いつその何気なく発した言葉が現実となって返ってくるかわからないのが人生の不思議です。
それを「言霊」というのです。
[topic color=”orange” title=”こんなあなたに読んで欲しい”]夫婦として生活していくことの意義が見出せなくなったあなた。
離婚するべきか、しないべきかを揺らぎ悩むあなた。
本気で離婚したいわけじゃないけど、離婚に興味を持つあなた。
[/topic]
【AYAME2コマ劇場】
1.自分の心が見えなくなってしまったのは、倦怠期?それとも愛情が冷めたのか…?
2.揺らぐ心…決心をつけるべきなのか?
このコラムを読んで得られることは、あなたが決断すべき選択肢の材料です。
あなたにしか決められません。
どんな人にもあなたの人生の大事な選択肢を決める権利などありません。
あなたが、あなたらしくいられる道を選ぶ材料にして頂ければ幸いです。
<最初の危機>すれ違い始めたと気づいたら、どうするべき?
結婚したら、見えてくる相手の垢…そして、同じく見せるのが、自分の垢です。
付き合っているだけじゃわからなかったこと、同棲していてもわからなかったことが、結婚したら、目に付き始めることがあります。
心のすれ違いが生じてくると、この垢も不満の種となり、心は、憂鬱になる一方…
すれ違いの原因は、どこからやってくる?
・生活習慣のズレ
・義理の両親や親戚と上手くいかない
・家族計画に対する価値観
・妊娠、出産
・子育ての価値観
・浮気や夫婦生活の不一致…など
このようなことが、付き合っている頃には、知り得ることができなかったのに、生活を共にすることで見えてきて、価値観のズレが生まれることがあります。
また、年数が経つにつれて、蓄積されていく不満の塊もあるかもしれませんね。
最初は、許容範囲にあったはずのことも、時が経つにつれ…不服に感じてしまう。
恋は、盲目と言うけれど、その通りに、自分と相手との価値観の違いを認識できていなかったのかもしれませんね。
修復する手立ては、一人称ではなく、二人称で考えられるか…
上手くやっていくには、どのような手立てがあるのでしょうか?
相手に変わって欲しい…
そう望む方は、多い事と思います。
私も以前の結婚では、そう思っていました。
しかし、2人で営む生活なのに、一方的に相手にだけ変わってもらえれば、すべて解決するのでしょうか?
相手に求めるだけで、解決できるのなら…そんな簡単な話はありません。
あなたとパートナーで生活するのですから、「私たち」という2人が主人公であるという考え方が出来ることが大切なのです。
あなただけの家でも、相手だけの家でもないですよね?
2人の家だから、2人のルールをお互いで作り合うこと、譲り合うこと、考えること、支え合うこと…これらが出来て初めて「私たち」になっていくのだと思います。
この時、もしも相手に非があり、直さなければいけないことがあったとしても、あなたには、それを見守り、元の「私たち」へと導く義務があるはずです。逆も然り…
冷め始めた気持ちを取り戻すことは、難しい…でも「情」が消せない
どんなに良い事が書かれているものや信念を見つけたとしても、一緒に生活していく上で、欠かせないものの1つは、お互いの気持ち。
燃え上がった気持ちのある最初のうちは…
「そんなこと思ったりもするよね!」
なんて、とても受容的だったことなのに…
冷めてしまった気持ちに気づいてしまうと…ちょっとのことでも気に障ってしまい、許せない想いに支配されてしまいます。
割り切って生活するのか、気持ちが無くなったから、一緒に生活なんてできないと思ってしまうのか…大きな分岐点となるものですよね。
そして、情が湧くという表現がされるように、すごく嫌な事をされて、嫌いかも!なんて思ったはずなのに…
「でも、この人…私が居なくなったらどうなっちゃうんだろう?」
と、冷めている気持ちの中に「別の自分」でもいるかのような気持ちに陥ってしまうことが、更に自分を苦しめることに繋がっていることでしょう。
<決断するべき?>一緒にいるのが苦痛になってきた、お互いのために良くない状況が続く
家の中に不穏な空気しか流れなくなった時、離婚する道しかないのか?
どこか決断の出来ない気持ちもあるのが人だと思います。
いろんな愚痴が吐き出せているうちは、まだまだ修復するチャンスも大きいのかもしれませんね。
離婚経験のある私、知人を考えても…離婚を決意した時には、愚痴を吐くことよりも、ある日の決定事項を伝えることが多いのかもしれません。
揺れ動く気持ちに悩まされる日々
「こんな喧嘩で、別れるなんて…」
という気持ちになる夫婦もいれば
一度の浮気で
「もう、無理!!」
となる夫婦もあると思います。
自分たちの描いてきたビジョンがぼやけてしまったのに、でも「好き」な気持ちが奥底にあったり、「良かった頃」の過去にしがみついてしまって悩むものです。
年月が長くなっていけばいくほど、その困惑も強いかもしれません。
もう一度やり直せるんじゃ?
許して進んで行く道はないのかな?
常にモヤモヤと渦巻く言葉にならない悲痛があるものです。
[topic color=”blue” title=”私の経験”]
1人でいる時には、もう一度再起出来るんじゃ?なんて考えていましたが、元夫を前にすると…やり直すことを考えることの出来ない自分へと豹変していました。
もっと、嫌いになれたら楽なのにと思ったこともありました。
疑いと許せない気持ち、信頼できない中に、更に信頼を崩す出来事が起きる。
皮肉な物だったなと思う反面、試練としては、当たり前なのかも?なんて冷静に今では考えられるようになりました。
つまり、「本当に許せるのなら許してごらん?」と試されるかのように、また許せない出来事が起きて、許せない自分vsやり直そうと考えた自分のバトルでした。
やり直そうと考えた自分は、HPも攻撃力も防御力も何もかも弱いので、瞬殺で負け、許せない自分へと早変わりしていたんじゃないかな?と思います。
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心が悲鳴を上げ始じめたら、要注意!
2人で、良い方向に傾けていける夫婦は、悩むことがないのでしょうが、問題が大きかったり、許し難い事象だったりすると、心の負担は、酷くなる一方です。
それは、必死に頑張ろうとした結果です。
夫婦2人だけの世界だったら、大きなストレスはなかったかもしれませんね。
しかし、あらゆるところに人間関係は存在するので、心が折れることだって沢山ありますよね。
心の健康を損なうと、あらゆる不調を来すものです。
お子さんのいらっしゃる方は、子どもに八つ当たりしてしまいやすいものです。
1番身近で、1番弱い存在が子ども…イライラの矛先が子どもに向いてしまった時、それは、心が本当に疲れている証拠かもしれません。
[topic color=”blue” title=”私の経験”]
私も、以前の結婚の時には、心の限界を越えていました。
生きているのが辛いほど、心が死んでしまっていました。
過去の私に出会えるのなら、
「結婚に執着することだけが、お互いの幸せではないんだよ。私も幸せになれる道を選べばいいんだよ」
そう伝えたいものです。
それほどまでに、元夫との生活を維持していくことは、自分を追い詰めてしまっていました。
心の健康を損なうと、冷静な判断さえ出来なくなると言われています。
本当は、心が元気なうちに、自分がどうするべきなのか…答えを出せることがベストなのかもしれませんね。
心が疲れ病んでから、決断する離婚は、本当に覚悟が必要だったなと思います。
私の場合は、結果的に心の病みは、解消されていったので、大変なことも沢山あったけれど、離婚して、自分を傷つける時間を減らせたことは良かったなと思っています。
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相談できる人はいますか?
私は、当時…相談する場所すら知らず、心を病み、人生から逃げようとしていました。
そして、元夫が許せない執着心しかなく、自分がどうしたらいいのかもわかっていませんでした。
ただ、辛い日常を生きるしかなく、本当に心が楽になれる相談先と言うのを知っていれば、違ったこともあったんだろうなと思います。
どんなに優しくて、自分だけの味方をしてくれる友達がいても、その場、自分の心が和むだけです。
また、家に帰れば、同じ生活が待っているわけです。
当時、保育園児だった息子たちの担任の先生方にも相談してみたことがありますが、大きなサポートを得ることは不可能でした。
寧ろ、心が病んで疲れた私には…触らぬ神に祟りなしといった扱いで、そっとされていました。
当時は、うつ病を患っていたので、精神科に行っていましたが、主治医も薬は処方してくれますが、悩みを解決してくれるわけではありません。(当たり前ですが)
なので、日常的にできたのは、母や友人に愚痴を吐き、薬を飲んで…というダマしながらの生活をしていました。
相談できる人がいなくても、ここに辿り着いたあなたには、私がついていますよ!
あなたは、1人じゃないです。
愚痴では言える「離婚したい」実際に足りないのは、離婚する「勇気」
何度揉めたことでしょうか…
実体験を織り交ぜながら、ここからは書いていきますね。
心が疲れ果てた私は、ただ…現状をどうにかしたかったのです。
そして、ようやく「離婚」という二文字が締結しようとした時に、母が言いました。
「もう、離婚って決めたなら、泣くのはやめなさい!」
母親って、いつまでも、母親なんですよね。
私も母親になりましたが、自分の母親に敵いませんね。
口では何度も「離婚したい」と言えるのに…実際に離婚する「勇気」を持っていませんでした。
漠然と、嫌なことから逃げたいという「離婚したい」しか、口にすることもせず、そこから本当に新しい生活へと旅立つような努力をすることもなく、ずっと留まっていました。
子どもを育てていく自信も、最初から持っていたわけではありません。
子どもを生んだ以上育てていく責任があります。
そして、子どもの親権を自分が持ちたい。
子どもと離れたくない。
1人になって、子どもたちを幸せに出来るんだろうか?
こんな弱い私は、1人で立ち上がっていけるんだろうか?
子どもを1人で育てていく不安…いろんな想いで「勇気」という決断が出来ずにいたのです。
遂に離婚を決意!!そこからは、がむしゃらに進み続けた日々
母に最後の勇気の後押しをしてもらってから、ようやく「離婚の決意」を固めました。
そして、○日に離婚届を出そう。
元夫も合意をしていたので、そこからは、とてもスムーズに事を運ぶことが出来ました。
離婚の手続きの詳しい話は、また別のコラムでお話しします。
元夫とは、最初から私が不貞を働かない限り、私が親権を持つということを約束していたので、親権は、私。
相手に養育費と引き換えに面接権を与える約束をしました。
そして、それまで住んでいた家では、家賃が大変だったので、手頃の物件に引っ越しの手続きをしました。
とにかく、書類だらけでした。
子どもたちの戸籍を移すのも、家庭裁判所の許可が必要でしたので、家庭裁判所まで出向く必要もありましたが、この手続きに関しては、最短日時で行いました。
子どもたちの最愛のパパを奪ったのは、私かもしれません。
しかし、離婚から最短日時で、戸籍の手続きを取ったのは、子どもたちへの愛の証を残したかった私の意地です。
将来、パパがいないことを責められるかもしれない。
ただ、私が子どもたちを愛している証拠が、いざという時に役に立つんじゃないかと思ったのです。
ようやく、引っ越しも落ち着き、仕事もこなしていた矢先…更なる悲劇が待っていました…。
本当の疲れは、離婚後に待っていた
結婚していた頃にも精神は、病んでいました。
今の私には考えられない弱さでした。
でも、当時の私は、未来の私は知りません。
離婚して、ホッとしたのも束の間…原因不明の情緒不安定がまたやってきたのです。
離婚当初の私は、周囲が驚くほど元気だった
職場の離婚経験者の方に、「離婚の疲れは、後に出るよ」そう聞いていましたが、離婚を決意してから、1~2ヶ月は、とても元気でした。
曇っていたメガネが綺麗になったかの如く、夜は、眠剤なしで眠ることができ、帰りの遅い元夫を待つこともなくなり、子どもたちと早く就寝できる状況に居た私は、とても幸せでした。
こんな生活が待っているなら、早く離婚すれば良かったと心底思いました(笑)
離婚を報告するのも、とても元気に「私、離婚したよ~!」なんて明るく話していました。
もちろん、「そんな明るく報告されるなんて(汗)」と、周囲の人を困らせちゃいました(笑)
当事者の私は、苦しみの結婚生活から解放された新しい世界を満喫!
それは、それは幸せで、明るいですよ(笑)
そして、友人の1人には、「離婚しても生活が大きく変わる訳じゃないでしょ?元々、帰りの遅い旦那だったわけだし、良かったじゃん」と、言われた言葉で、更に心は軽くなっていました。
そうだよね!返ってこなくなっただけで、元々1人でやっていたんだもん。
経済的な不安はあるけど、精神が安定してる方がずっといい☆
好きな時にTVが観れて、自分のために夜更かししたり、子どもたちと楽しく出掛けてみたり…新しい生活は、本当に楽しさしかありませんでした。
離婚3か月後…あれ?何かがおかしい…
ふと、自分が気づいた時に、また鬱の波がやって来ていました。
職場の人に言われた言葉も忘れかけていた頃のことでした。
新しい仕事を覚えるのも億劫になって、心が疲れた状態が続くのです。
どうやら、張りつめていた心の糸がプツンと切れたかのように、自分の意思とは、無関係のように崩れ落ちていきました。
何が苦しいのかもわからず、今までの生活と大きく変わったことは、マイナスではなく、プラスだったのに…
とても、心がついていける状況ではありませんでした。
誰にでも、私のような心の疲れが訪れるのか…それはわかりません。
しかし、困った時に、頼りになる家族や友人を大切にしておくことが、要だと思います。
また、支えてきてくれた家族も疲れているでしょうし、ホッとしたところの私の心の崩れだったと思います。
でも、子どもと笑い続けようともがく私もいました。
【まとめ】人との繋がりは大切☆あなたを助けてくれる人には時に甘えてもいいと思います
私が、離婚を決めた時…
私がアルバイトをしていた頃の店長と、時折連絡を取る仲なのですが、店長には、「住む場所に困るなら、いつでも来いよ!」と言ってもらいました。
子どもの学童の先生には、(当時長男は、小1でした)
「大丈夫!今は、辛いかもしれないけれど…時が解決してくれるよ!だって、あなたは、自分が7歳の時の記憶をどれだけ覚えているか考えてみて?」
この言葉は、とても救いでした。
その言葉を頼りに母子生活を頑張ってこれたと思います。
また、子どもたちには、本当の離婚の理由を話していません。
ただ、子どもの父親を私が奪わない為にも、私は、子どもたちの前で、元夫の悪口を吹き込むようなことはせず、パパとして扱ってきました。
子どもたちがパパの在り方を決めればいいと思っています。
私には、父親を奪う権限はないのです。
そして、何より、母には、ずっと支えられてきています。
私も、そんな母になれるように頑張りたい。
誇らしい母親です。
1人になると決めた日から、苦しい事も、悲しい事も、いろんなマイナスなことが起きた時、すべて1人でこなさなければいけません。
それは、母子生活を選んだ時から、本当に始まるものです。
言葉で「離婚したい」と言うのは、とても簡単な事です。
離婚した自分を想像することも、それは、現実ではありません。
離婚をした瞬間から、あなたの人生は、大きく変わってしまいます。
それと同時に、お子さんのいらっしゃる方…お子さんの人生も大きく変わってしまうのです。
選択肢の失敗は、許されません。
あなたが選ぶ選択肢は…「あなたが幸せになると賭けられるもの」を選んで欲しいと思います。
いろんな苦悩は、まだまだ続くでしょうし、あるでしょう。
でも、1人じゃない。
私もあなたの味方です。
忘れないで下さい。
離婚の手続きについても考えてみましょう。
お子さんがいらっしゃる方にはとても大切なことです。
【離婚の手続き】親権、養育権、慰謝料を獲得!子供に愛の形を残す選択
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