あなたが加害者になる前に見直さなければいけないこと…それは、子どもと再婚相手との関係です。
今度は、幸せになろう!
そう決意して、大丈夫だと思った相手と子どもとの関係は上手くいっていますか?
私は、浅はかだったんだろうか?そんな疑問が浮かぶのなら、その再婚は、正解とは言えないのかもしれません。
子どもと再婚相手との距離を埋めていくことは、努力と時間があれば可能です。
しかし、距離を埋めるどころか、子どもを邪険にするような背景が見えた時…それは、子どものSOSになるかもしれません。
子連れ再婚の難しさは、血の繋がりが原因?!
我が家も子連れ再婚です。
私には、息子が2人いました。
それでも、ナタール先生は、私と子どもたちの夫と父親になることを決意してくれて、今に至ります。
現在は、娘が家族に増えて、5人家族となりました。
ナタール先生は、分け隔てなく、時に息子たちを優先させて接してくれています。
そして、息子たちも生みの父よりも、育ての父が本当の父親だと認識するようになりました。
でも、これは、上手くいっているケースの再婚の話で、私は恵まれているのだと感謝しています。
時折、ニュースで痛ましい事件を見ることがありますね。
その時に、半数以上を占めているのが、再婚であったという子どもに関する事件です。
DVのターゲットは、夫婦間だけでなく、連れ子に及ぶことも残念ながら、現実として起きています。
好きになった人に対する自分の気持ちと、子どもを愛する気持ち…ここを見失ってしまったら、被害者は、子どもだけになってしまいます。
自分の気持ちを優先させていい時と、いけない時
血の繋がりがないというだけで、何もかも判断するのはいけません。
実の子だからという差別、実の子じゃないからという疎外…この事実を見逃してはいけないのは、連れ子の親のあなたです。
あなたが好きな再婚相手と連れ子それぞれの三角関係
あなたは、自分の連れ子と再婚相手のどちらも好きでしょう。
そして…
再婚相手もあなたのことは、好きだから結婚を選んだことでしょう。
では…
再婚相手は、子どもの事をどう思っているのでしょうか?
あなたの連れ子は、再婚相手のことをどう思っているのでしょうか?
子どもは、あなたのことが好きだから、再婚を了承したかもしれませんよね。
目を背けたくなる言葉かもしれませんが、これは、向き合わなければいけない事実です。
再婚相手が、新しいパパでもママでも、条件は変わりません。
男女2人だけの新婚期間を持てないのが、子連れ再婚です
子連れ再婚のルール…
それは、新婚と言っても、新婚旅行に2人で行くことも簡単ではありません。
再婚するまでは、子どものいない時間にデートをすることが出来たと思います。
そこで培ってきた2人の絆なら、生活していけると思って結婚を再度決意するのだと思います。
そして、再婚相手からしたら、想像をしていない道の領域の世界が広がっているということを認識していないかもしれません。
結婚をしたスタートには、少なくとも、0歳以上の子どもがいるわけです。
男性ならば、実の父親であっても父性が芽生えるのは人それぞれと言われています。
女性であっても、自分の生んでいない子どもをそのまま受け入れられるとは限りません。
再婚相手の方によほどの決意がなければ、結婚に対し憧れてきたことが叶わない現実として起きるので、ストレスが始まってしまっているかもしれません。
連れ子を抱える方は、子育ての苦労をわかっています。
そして、その子育ての大変さを
「何故わからないの?」としてしまってはいけませんね。
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子育てがわからなくて、当たり前
子どもとの関係性を築いていくのは、あなたと再婚相手との機関よりも、長い時間をかけて築いていかなくてはいけないものです。
そのフォローをする覚悟が、連れ子を持つ側には大切なことです。
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再婚相手と子どもとの距離感…DVとカウントすることができる冷静な目を持たねばならない
好きな人を疑うこと…それは、最大の罪であるように感じることかもしれません。
今度の恋は、終わることがないようにと願い、いろんな想いを抱きながら決意したことでしょう。
まず、疑うのは自分!大事なのは…子どもor再婚相手?
パパだって、ママだって、1人の人間。
恋をすることを親になったら許さないという否定派の意見もありますが、ずっと1人を貫き通すというのも、なかなか心が強くないと出来ないこともあると思います。
自分を支えてくれる人に巡り合えたのなら、成就させたいと願うことは、決して悪い事だと思いません。
しかし…
子どもの心の声も聞こえなくなるほど…
子どもの存在感がなくなってしまうほど…
そんな自分になってしまうのなら、それは、再婚相手がと言う前に、あなた自身に問題があります。
人を好きになってしまった時、誰しもが…好きな人で頭の中は、いっぱいになってしまうことでしょう。
でも、その頭の中から、子どもが消えてしまうのなら、その恋の仕方は間違っていることでしょう。
再婚相手の接し方は、躾or虐待?
躾の領域と言うのは、とても難しいものがあると思います。
人を育てるために、心を鬼にして言う言葉は、時として酷い言葉になってしまうこともあるでしょう。
でも、その言葉の中に「愛」があるのかを判断せねばなりません。
そして、その言葉は、暴言でしかないのなら…「愛」でも「躾」でもなく、ただの「暴力」です。
暴力は、直接的に手を出すことだけではありません。
無関心も暴力です。
愛するの反対言葉は、嫌いではなく「無関心」です。
痣が出来て、恐怖に怯え泣き叫ぶ状態まで、連れ子が陥っても何も出来なかったというケースに憤りを覚える人たちは多いです。
命の危険が迫ってから、気づいたとしたら…
命を落とすような目に遭ってから、気づいたとしたら…
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その罪、どうやって子どもに償いますか?
一番の大罪なのは、連れ子を持った親かもしれません。
もし、「好き」な気持ちで、子どもの事を見失っていたのなら、目を覚ましましょう。
連れ子の親であるあなたが、子どもに対する「愛」を捨て、「無関心」になってしまったら、子どもを救える人は、どこにもいないのです。
自分は、そうならない!という自信…
断言します。
人を好きになった気持ち…そんな簡単に覆せませんよ。
子どもが大切なのなら、また失敗したっていいじゃない!
反省なんて後からすればいい。
守らなければいけないものを捨ててまで、貫く価値などあるはずがありません。
それは、最初の結婚でわかっているはずです。
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【まとめ】子連れ再婚に大切なことは、すべてを愛することができる「自信」を双方が持つこと
自分は、大丈夫だろうか?
そんな不安がよぎってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
でも、これは、血の繋がりがあってもなくても、条件は変わらないと思います。
自分が見抜けなかったことは、落ち度かもしれません。
でも、その落ち度で、子どもを不幸にしていいという、子どものSOSを見逃してもいいという問題ではないと思います。
血の繋がりがなくても、父と呼んでくれなくても、双方が「親子」だと認識できる関係を築いていける家庭もあるのです。
無理に父と、母と子どもに呼ばせようとすること…それは、子どもにとってストレスにもなり得るでしょう。
名前なんて、何でもいいんですよ。
あだ名だって
再婚相手に完璧を望んだって、自分とは子育て歴が違うんだもの。
目をつぶることができなきゃね!
でも、不必要の暴力と無関心を子どもに与えること…
それは、DVに値するものになっても不思議じゃないですよね。
新しい家族になることは、課題が多いかもしれません。
でも、いつだってみんなで作っていくんだ!頑張っていくんだ!
そんな気持ちを双方が持ち、その心を子どもに示していくことが子連れ再婚には、重要な事なのではないかな?
そんなことを子連れ再婚した私は感じます。
でも、やっぱり…好きな人を捨てること、子どもを取ること…
これが一度に押し寄せるようなことが来たら、パニックになるでしょう。
私にとって、どちらも大切。
だから、日頃から…みんなでコミュニケーションを取るんです。
そして、子どもに対する再婚相手のフォローを自分がするんです。
子どもに誤解して欲しくないから。
子育て経験のない新しいパパは、言葉で表現するのが不器用な人だから、その「想い」をきちんと教えてあげること。
子どもには、大切に想っているんだという「伝言」をする役目が、連れ子を持つ自分のすることだと思っています。
でも、新しいパパが、いつも息子たちに無関心で、気分によって暴力を働くのなら…それをフォローする言葉を見つけることはできませんね。
フォローって、関係性が上手くいく時にしてあげる手助けです。
私は、息子たちによく言います。
「イベントに参加したいと思ったから、今日は仕事の休みを取ってるんだよ。」
恩着せがましく、休み取ってやったとパパが言ったら、おかしいですよね(笑)
そんなさりげないやり取りのフォローを自分がしていくことは、血が繋がっていてもすることです。
そうです。
血の繋がりは、関係ありません。
血の繋がりのある家庭でも同じ努力をみんなしているはずです。
子どもを邪険に扱うか、扱わないか…
判断材料は、そこだけなんですよ!
邪険に扱わない再婚相手なのなら、自分が全力で、再婚相手も子どもも愛していけばいいのです。
邪険に扱われるのなら、全力で、子どもを守れる自分にならなければ、悲劇は減りません。
ニュースのせいで再婚が間違いと考えるのは、シングルファザー、マザーにとって辛い言葉です。
信頼関係を作っていけるかの判断とフォローは、あなたに懸かっています。
どうか冷静な目を持つことを忘れないで下さい。
改善できない時には、離婚も止む終えませんよね。
離婚という言葉がよぎる…別れを決断するために考えなくてはならないこと
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