家族や恋人、夫婦間なら言える「NO」という言葉も、どういうわけか、友人関係になると途端に言えなくなってしまう。
だから、その場笑ってやり過ごして、後でモヤモヤすることなんて日常茶飯事。
何で、こんなに気を遣ってるんだろう…
そう感じることはありませんか?
また、あなたの感覚と友人の感覚の違いも大きく感じてしまうこともあると思います。
この感覚の違いが「モヤモヤ」を呼び、時に「許せないこと」にまで発展してしまうことが、友人関係の悩みの中心にあると考えます。
この記事では、あなたがどのように行動していけば、今の悩みをクリアしていけるのかを解説していきます。
友達を失いたくないという不安と恐怖がモヤモヤを呼ぶ
家族、親子、きょうだい、恋人、夫婦…このような関係性の相手には、言いたいことを直接言うことが比較的容易にできる関係性だと思います。
しかし、友人関係はと言うと…
- 不満があっても言いにくい
- 相手を傷つけたくなくて押し黙る
- 友人を失いたくない
- 今の関係性を壊したくない
このような心理が働いて、思うことがあっても言えなくなってしまいます。
でも、人間だから、我慢ばかりしていれば、ストレスは溜まりますよね。
友達が許せないと感じた理由を整理してみよう
なぜ、あなたは友達のことが許せないと感じてしまったのでしょうか。
その引き金となった友達の言動を整理してみましょう。
- 裏切りと取れる行為があった
- 嘘や偽りを感じた
- 侮辱や攻撃と取れる言動があった
- 無視された
- 無関心に受け取れる態度
- 見捨てられたと感じた
このような言動を友達から受けましたか?
これまでモヤモヤしながらも受け流してきた友達の言動も、我慢の限界点に達すれば、あれもこれも…と、友達の欠点が溢れてきがちです。
でも、それは一時的な感情
ここからは、冷静に友達との関係性を考えていくことが大切です。
本当は友達を許したいのに許せないという気持ち
感情の処理が追いつかない状態で、苦しい心境だと思います。
その感情の正体は…
報われたかったあなたの心
本当は、友達にして欲しくなかったこと、大切だと思ってきた関係性を大事にし続けて欲しかったことが、あなたの中から簡単に消えないからですよね。
あなたが大切にしてきた友達との関係性をどうして壊してしまうような言動を取るのか、その悲しみは、怒りにも変わるものです。
そして、何よりもあなた自身を困惑させてしまうのが
友達のことを
それでも好きな気持ち
それさえなければ、もっとあなたは楽なのかもしれませんね。
友達を許す・許さないより「好きか嫌いか」考えてみよう
あなたの中の沸点に到達した友達の言動。
それを許すか、許さないかと考えがちだと思います。
なんで?どうして?と、理解できない友達の言動が頭の中を無限にグルグル回りますね。
それが、あなたの中の「許す」に動けば、問題は解決できるのだと思います。でも、それが簡単ではないから悩んでいますよね。
逆を言えば、友達を「許せない」という気持ちのままでいれば、あなたは、友達との連絡を上手く返せないでしょうし、顔を合わせる関係であるのなら、毎日がもっとストレスでいっぱいになってしまいますよね。
あの出来事がなければ、もちろん好き。
そう答えたくなるかもしれませんが、その回答は無しです。
純粋に今も、その友達のことを好きなのか、嫌いなのか、自問自答してみましょう。
完璧な人間などいません。小さな失敗から大きな失敗までするものです。つまり、欠点の無い人間などいないのです。目をつぶれないことを友達はしたかもしれません。でも、あなたが友達のことを好きならば、あなたにとって大切な役割も担ってくれているのではないでしょうか?少し努力は必要ですが、友達の良い所をもう一度考えてみてください。
あなたの中の逆鱗に触れてしまったのなら、もうムリだ!絶対に許せないし、嫌い。そう答えが出てくることも自然なことです。それは、罪なことではないのです。友達と合わないというのも同じで、あなたとの歯車がズレてしまったのなら、あなた自身のために距離を置く決断をすることは悪いことではありません。それは、あなたにとっても、友達にとっても、最終的にはプラスになる答えにもなるはずです。ただし、距離を置く決断をしたら、そこで友達のことを考えることもおしまいにしなくては、良縁を引き寄せることはできなくなるので要注意です。
さいごに|友達に自分の気持ちを伝えることは大事
友達の言動が許せないと感じるあなたは、きっと、心優しい人なのでしょう。
そうでなければ、このように思い悩んで、ネット記事を探すことはなかったはずです。
私も何度も友人関係で失敗を積み重ねてきました。
自分の失態で嫌われてしまったこともありますし、どうにも友達の行動が許せなくて離れることを決意したこともあります。
そこで思うことは、家族とはお互いの改善点を述べ合うことができても、友人関係では、なかなか実現させられないということです。
だからこそ、何も言わないままでいれば、あなたには「このくらいしてもいいんだ」と友達に勘違いをさせてしまいます。
あなたが我慢をして、友達は自由にする。
それは、好ましい友人関係ではないはずです。
伝え方を考えることは大切だと思いますが、あなたの気持ちをちゃんと友達に打ち明けるべきなのではないでしょうか。
逆にそれをちゃんと聞いてくれなかったり、激情するような友達なら、あなたも踏ん切りがつくでしょう。
友達との問題に気づいた時…
友達の世界観ではOKなことが、あなたの世界観ではNGなことは多々あります。
それを互いに譲り合って、認め合って、尊重し合える。
そんな関係が紡げるか否か…
気持ちを伝え合うことは、従わせ合うということではありません。
あなたにも主張はあっていいし、友達にも主張はあっていいのです。
それを上手に折り合いつけていけるかが、今後の友達との関係性の分かれ道です。
互いの世界観に関しては、サブスク記事に詳しく記載しています。