【実体験】「もっと母親に愛されたかった」悲しみを癒す生き方5ヶ条

愛着障害…それは、幼少期に得るべき愛情が不足していると対人関係や精神に問題が起きると言われています。

 

私は、父親からは恐怖を与えられ、母親からは否定または感情の伴わない接し方で育てられてきました。

そして、10歳離れた姉からは、僻みや偽り、自分勝手な絶縁を何度受けたかわかりません。

今現在、生まれ育った家族とは絶縁状態です。

 

もし、私の実体験が、あなたの苦しみや悲しみを癒すヒントになればと思い、この記事を書いています。

ただ、私の実体験を通して、あなたの過去を思い起こさせてしまうかもしれません。

 

けれども、辛かったのはあなただけではないこと、そんな生い立ちを抱えていたって、幸せになれることを私は伝えたいんです。

悲しい過去に負けて生きるとか、可哀想な人として生きるなんて、もう終わりにしましょう。

では、一緒に幸せの扉に向けて出発です。

 

育った環境が悪く、親に愛される経験がなかった私

私が生まれ育った家庭は、今振り返っても、もう二度と経験したくない環境でした。

詳しくお話しようと思ったのですが、とても長くなるので、それは別の機会にします。

 

父は、暴言と暴力を繰り返えす野蛮人。母は、肯定よりも〝否定〟が多く、私の気持ちを汲んでくれたことは、記憶の中であまりありません。

 

■怒られる

■否定される

大体、親がどちらかの選択をするので、私は、なるべく静かに暮らしていました。

 

その上で、10歳離れた姉のことは好きだったのですが、いつしか、姉からは、疎まられることが増え…どんなことをしても僻まれたり、悪い方向に解釈されたりするようになり、今では、両親、姉ともに絶縁状態です。

 

父と母は、私が高校を卒業した翌日に別居、数年後に離婚をしていますが、父のDVの標的は、別居事件を境に私に向き、その刃は、35歳くらいまでの約17年間振るい続けられました。

 

でも、父や姉のことで散々苦労した母ですから、私が盾になって、事が丸くなるのなら…そう考えた時期もありましたが、今思い返しても、本当に嫌な思いをたくさんしました。

 

時に父は「殺す」という発言をして脅すような素振りもありました。冷静に考えれば、家を知らないなどあったのですが、幼少期からの環境の癖付で、恐怖心の方が勝り、冷静な判断などできませんでした。

 

母のことについて、少し長くなりますが聞いてください。

 

今から4年ほど前の2020年の夏のことです。

祖母の認知症も終末期を迎え、看取りの期間に入ろうとしていた頃、私は、祖母の介護に参加しました。

ちょうど、このサイトも上向きで好調だった頃ですが、祖母の命には代えがたいのでサイト運営を休んで、毎日祖母の介護に通いました。

 

その1番の理由は、同居していた母と母の弟である叔父の口論や祖母に対する暴言が目に余る状態だったからです。

 

電話口で聞こえる、祖母を叱責する声、壮絶な姉弟喧嘩…もう、うんざりでした。

 

でも、祖母が亡くなり、半年も経つ頃には、母の心は変わり果てました。

 

母と話し合って決めた同居生活だったのに、納得したことはすべて忘れてしまい、騙されたと感じ、私はすべての悪者に変貌したのだと察しました。そして、母は、何の相談もなしに同居を解消し、出て行きました。

 

思い返せば、病んでいた頃もありましたが、それでも精一杯、母が笑顔になってくれるように、生きていて良かったと言ってくれるように…そう願って行動してきました。

 

もちろん、何もかもを母に捧げたわけではないので、母にとっては、謀反とも取れる思い通りにならない娘だったとは思います。

それでも、精一杯、笑顔になってもらえるように、母のワガママにもNOと一切言わず尽くしてきたんです。

 

でも、気づいたんです。

 

私は、母に何かを褒めてもらったり、認めてもらった経験がないことを。母なりに認められることは、黙認するような形でした。

 

言葉や感情を使って何かを言ってもらったことがほとんどないんです。

 

記憶にあるのは、いつも私のことを否定する言葉ばかりです。

 

ダメだと言ってることやるからそうなるんだ

やめとけと言ったのに

 

この二言は、事あるごとに言われた言葉です。

 

ただの一度も「そっかぁ、大変だったね」とか、共感してくれたことはありません。

 

そして、わかったんです。

 

私が頑張っていたのは、

母のためではなく、

自分のためだったのではないかと。

 

母の沈んだ顔を見たくなかったのは、私。

母が苦労する姿を見たくなかったのも私。

母が嘆くのを聞きたくなかったのも私。

 

全部自分のためだったんだと。

 

何より、私の精神が不安定だったり、恋愛依存、友達依存が強かった時を振り返って思うことは…

 

安心できる居場所が欲しかった。
人から愛されているという実感が欲しかった。

 

承認欲求も強かったですし、自己肯定感はどん底に低かった。

何より、否定されて育ったからこそ、誰かに肯定してもらえることを求め続けたのです。

 

欠けた愛情を追い求める思考について

過去の私の思考を振り返っても「欠けた愛情」を追い求める傾向が強かったです。

あなたはいかがでしょうか?

 

誰かに愛されているという実感が、自分の中で得られることで、ようやくエネルギーが満タンに補充されるようなイメージです。

 

逆に誰かに愛されているという実感が湧かないと、前に進めないで止まってしまう。

 

これが恋愛や結婚生活で起こると、相手に自分の納得のいく愛情表現を求めたり、別の人に乗り換えてしまうなどの問題行動が続きました。

 

友達関係になれば、密な関係を築いてくれる人が友達、話を聞いてくれる人が友達、納得できる答えをくれる人が友達…というような自分の拠り所として成立するかしないかで、価値を決めていました。

 

これらは、どこかで、自分の欠けたものを求めていたり、安心できる境遇へと自分を導きたくて必死になって、相手の気持ちを一切考えない行為だったなと振り返ると思います。

 

しかし、当時の自分でも、それが親のせいだとか、そんな認識は持っていませんでした。

 

ただただ、自分が安心できる空間を確保したいという気持ちでいっぱいでした。

 

しかし、そんな私は、今、恋愛依存も友達依存もすべて解消し、自分自身や人生にも納得して生きることができています。

 

生まれ落ちた家庭が望んだものではなかったとしても、〝今〟という人生を自分が望むものに変えていくことができます。

 

自分が経験したことしかわからない。というのは、そうなのかもしれません。

 

でも、どんなことも最初はわからなくても変えていくことはできます。

 

それができたから、私は、自分がこのサイトを運営するまでになれたのだと思っています。

 

世の中の答えでは何も解決しないと思うんです。

だって、私は、そこで答えを見つけたことがないから。

 

辛いと誰かに聞いてもらっても、ある瞬間に線を引かれたように「自分のために生きてください」という方法もわからない励ましをもらうだけ。

 

誰も答えを教えてくれないんです。

 

答えを教えてくれないのに「頑張っている」と言われる。どうしたらいいのかわからないのに「自分のために好きなことをしよう」と言われる。

 

何も解決していない。歩き出すラインになんて立ってないのに「歩け」と言わんばかりの対応が世の中にはあります。

 

または、「ゆっくりしましょう」と、休むことだけを提案される。きっと、動きたくなったとしても、誰も答えを教えてくれません。

 

だから、私は答えを探しました。見つけた1つ1つの解決策がこのサイトを形作っています。

今日は、あなたに親から愛されなかった悲しみを癒す生き方5ヶ条をあなたに伝えます。

 

親に愛されなかった悲しみを癒す生き方5ヶ条

親に愛されなかった経験は、いろんな場面で自分が上手くできない時の「言い訳」になったりします。

 

メンタルが正常に保てない理由、子育てが上手くできない理由、対人関係が上手くいかない理由…様々な理由を作り出すことを私は経験してきました。

 

また、私が経験したことも、あなたが経験したことも、無かったことにはなりません。

 

だから、ダメなんだという生き方になりがちです。

 

でも、だから、こんな風になれたという生き方に変えることもできます。

 

①自分という存在を認める

私自身、否定されることや自分を犠牲にすることで、平穏に保とうとする傾向がありました。

そうすると、1つの大きな弊害があるんですね。

 

それは、

自分が〝自分〟という存在を消してしまうことです。

 

見たくないこと、経験したくないことが沢山あったと思います。

 

本当は、こうでありたかった、こうなりたかったという叶わなかった想いも沢山あったと思います。

 

そんな風に過ごしていると、

■自分が自分を評価する

■自分を認めてあげる

ということ経験をしないようになってしまいます。

 

自分自身が、自分自身を拒絶、否定してしまうと、せっかく人生に用意された楽しいステージにも気づかず、いろんなことを失敗し、どうせ自分なんて不幸の塊なんだと卑屈にもなりがちです。

 

だから、あなたが、あなたを好きだと言える。あなたが、あなたの存在を誰よりも先に認めてあげる。

 

どんな環境だったとしても、あなたは、この世に生まれたのです。

それは、不幸になるためじゃない。

 

幸せになるために生まれて来たんです。

 

②他者の存在を認める

実は、自分自身の理解がきちんとできていないと、他者への理解もきちんとできないことが起きます。

 

そこに居てくれる人がいるのに

孤独だ…

 

そう思ったことはありませんか?

 

あなたを好きだと言ってくれる人、心配してくれる人、友達でいてくれる人、恋人・夫婦で居てくれる人がいるのに…あなたの中にある辛さで見えなくなってしまったことはありませんか?

 

居るのに誰もいないと言ってしまう。

 

そう言ってしまう理由は、次にあります。

 

③自分に向けてくれる他者の気持ちの存在に気づく

あなたに向けられた相手の気持ちを見ることができていない。

 

人が認識できる他者の気持ちというのは、個人差がありますが、意外とわからないものです。

 

自分に向けられた他者の気持ちに気づく、そのためには、相手も、あなたと同じように気持ちを持っていることを認識しなくてはいけません。

 

でも、それを否定したり、孤独だと感じてしまうのは、あなたに理解できる言動ではないから。

 

例えば、日本語で「愛してる」は、通じますよね。英語の「I love you」も通じますね。でも、読めない言語、聞き覚えのない言語だったら、それは何言ってるかわからないで終わらせてしまうこともあると思います。

 

あなたの納得できる言葉でなければ通じないのではないんです。

 

あなたに向けている相手の気持ちがそこに在る。

 

それに気づけるアンテナが必要なのです。

 

アンテナさえあれば、あなたの納得できる言葉の紡ぎ方や態度じゃないけれど、〝自分のことを考えてくれているんだな〟という認識は持てるように変わっていくはずです。

 

④思い通りにしたい思考に蓋をしよう

つまり、それを別の言葉に言い換えると…

 

自分にわかる言語、動作で想いを伝えて欲しいという欲求に蓋をすることです。

 

相手は、相手の精一杯の言語や動作を使って、あなたに伝えているはずなんですね。

 

でも、それは、あなたの中のルールとは異なります。

 

異なれば、〝違う〟という印象の方が強くなり、あの人は、わかってくれない。という公式が成立してしまいます。

 

本当にあなたを大切に思ってくれる人がいるのに、あなたが欲しい言葉を言ってくれなければ、それは違う。欲しい態度を取ってくれなければ、愛されていない。という否定になります。

 

真逆にすれば、あなたの言葉、動作を同じように理解してもらえなかったら、寂しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったりしますよね。

 

自分を悲劇のヒロインとして成立させるのではなく、幸せになるヒロインなんだとシンデレラストーリーのように考えてもらえたら、悲しみは癒されていくはずです。

 

⑤過去から湧き上がる気持ちには寄り添おう

悲しみを癒すとなれば、過去から湧き上がる気持ち、トラウマを上手に処理できるようにならなくてはいけません。

 

対人関係で、相手を否定してしまったり、人間不信に陥る理由の1つには、過去のトラウマが関係していることも十分に考えられます。

 

そして、そのトラウマは、不規則にあなたを苦しめますよね。

 

私も何度も苦しめられました。

 

だから、あなたに伝えたいんです。

 

その時のあなたの気持ちに寄り添ってあげてください。

 

そのトラウマを見て、一緒に苦しむのではなくて、あの日のあなたに声を掛けてあげてください。

 

それは悲しかったよね。

あれは辛かったよね。

イヤだったね。

痛かったね。

もっと、愛されたかったね。

頑張っていたよね。

あなたが悪かったわけじゃないよ。

精一杯だったよね。

 

そういう気持ちを知っているのは、あなた自身です。

 

あなたの経験を知らない人が、あなたを救うことはできないのです。

 

まとめ|あなたが「もっと愛されたかった私」の1番の理解者になろう

最終的に親に愛されなかったことは、トラウマとして深く刻み込まれる傷となることが多いですよね。

 

あの日の報われなかった気持ちが辛く悲しい。

 

でも、その自分の理解者にさえなろうと思わなかったはずです。

 

私も、そうでした。

 

どうして、どうして…と、トラウマを作った原因の親を怨もうとしたり、憎もうとしたり、嫌ったり…

 

でも、そんなことしたって、何も変わらなかったんです。

 

だから、あなたに伝えます。

 

もっと、あなた自身に寄り添ってあげてください。他の誰かには、あなたの本当の気持ちを全部わかることはできないんです。

 

そして、わかってくれないことが、あなたを大切にしていないではありません。

 

あなたのことを大事に想ってくれる人に出会ったりしているはずです。

 

あなたのルールで、考えず、相手が暮れる気持ちを受け取れるアンテナを伸ばそう。

 

※トラウマについての詳しい乗り越え方については、「自分の心の操作法」(サブスクコンテンツ)にて解説しています。

 

 

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