言霊を大切にしていますか?
言霊…発した言葉には、霊力が宿ると言われています。霊感がある・ない関わらず、言葉には魂が宿るそうです。
言霊を大切にしようというワードは、沢山の人々が発しているメッセージであることは、目にしたり、耳にしたりしたこともあると思います。
近頃、気になることがあるので、○○様という風潮について考えていきたいと思います。
○○様…一体どんな時に「様」をつけるのだろう?
タイトルからして、まだ中身の想定が付かない方もいらっしゃるかもしれません。
とても、影響力のある言葉は、言霊として、力を持つのだということを理解した上で、想い・発言できると良いと思います。
良い意味で使う時の○○様
”様”の付く言葉を皆さんも一緒に考えてみてくださいね★
・ご先祖様…居てこその私たちの今です。
・お父様、お母様…現在では、他者が使うことの多い呼び方ですね。
・旦那様、ご主人様…仕えているいる人も減った時代なので、他人が使ったり、自分の夫に対しての愛情を込めた表現に用いられたりしますね。
・奥様…会話の当人が夫で、その場にいない妻の話題になった時に、使われていることが多いですね。
・お子様、お兄様、弟様、お姉様、妹様…etc…こちらも兄弟間で使う言葉より、他人が使うことが多いですね。
敬意を表した言葉として、本来○○様という言葉があったと思います。
現在は、様が省かれたり、他の言葉で、その表現が賄われたりもしていますよね。
また、○○さんという、様よりは、堅苦しくない表現であったりする場合も多いと思います。
中間の意味で使われやすい○○様
おひとり様という言葉もいつの間にか使われるようになりましたね。
フリーの方本人が表現するには、オシャレな表現をする言葉ができたものだなぁ~と思いました。
そして、フリーであることや、独身でいたい方にとっては、有難い言葉になったかもしれない要素のある言い方ですよね。
寂しい表現にならないので、独り身と表現するよりも、よほど、ユーモアがあって、柔らかくて好きです。
でも、本人以外が使うと問題のありそうな言葉であるので、中間にしてみました。
悪意のある表現として捉えられる○○様
ここからが、問題の○○様です。
私は、言葉として、悪い表現で使う言葉は、つい最近まで”お局様”くらいしか知りませんでした。
・お局様…独身のキャリアウーマンで、物腰のキツイ人を指す言葉だと認識していました。
・不妊様…不妊であることを武器に理不尽な言動をする人を指しているかと思います。
・妊婦様…妊婦であることを武器に理不尽な言動をする人を指しているかと思います。
・子持ち様、子連れ様…子どもがいることを武器に理不尽な言動をする人を指しているかと思います。
・オレ様…ワンマンな言動をする人を指しているかと思います。
意味合いが変わる○○様
ここに分類した○○様は、不思議な意味に変わったものだと思います。
・王子様…イケメンで、女性が守ってあげたくなるような男性を指す意味合いになったと思います。どちらかと言うと、悪い表現で使われることが少なくなった言葉だと思います。
・お姫様、女王様…王子様に対しての女性の表現は、どちらかと言うと、悪いイメージで現在は、使われているように感じます。わがままな女性を指したり、SMからきているのか、強気な女性に対して、女王様と言っているように思います。
・お嬢様…一昔前は、悪口の意味合いを含んだ言葉であったと思います。妬み言葉のように使われていた認識があるのですが、現在では、品の良い女性という意味のみで使われることが多くなったと思います。
○○様と言っても、意味は同じ敬意ではないことが問題
もっと沢山の○○様という表現があると思いますが、この辺でキリがなくなるので割愛させていただきます。
本来”様”という言葉は、敬意を表すために使われていたはずなのですが…いかがでしょうか?
悪口の総称として使われている言葉にもなっていることに気づかれましたか?
言霊の力によって、悲劇を生む危険がある?!
言霊は、大切に。
その通りにするならば、悪い意味を含んだ言葉たちが、飛び交っているわけですから、さらに負の連鎖を生んでいくということが危険なのです。
もっと具体的に言うのなら…こうした発言をしていくことで、本来いなかった魔物をつくってしまっているかもしれないのです。
思考は、現実化する…
その通りだと思いませんか?
ちょっと、鼻についたところから始まったことだったかもしれない。
最初は、些細なことだったのかもしれない…
しかし、言葉が世の中に定着していき、その言葉に支配される人が出てきたり、その言葉の影響力に怯えてしまう人がいたり、その言葉の意味を持たない人にまで向けられたり…
その理不尽な周囲が作り出した魔物を作り出したのは、私たちなのだという戒めを言いたかったのです。
いつしか、出来上がったこの”○○様文化”敬意の意味ではなく、悪意の意味しかない。
そう呼ばれても仕方のない人もいるかもしれない…
でも、その言葉には、霊が宿り、力を持つ、言霊であることも事実なのです。
一昔前、こんなに多くの人が不妊だと嘆く時代ではなかったはずです。
一昔前、妊娠を理由に横柄な態度を取ったりしなかったはずです。
一昔前、子どもをダシに使って、横柄に振舞う親なんていなかったはずです。
なぜ、こんなにも変わってしまったのでしょうか?
今一度、1人ひとりが、言葉の重みの大切さを認識し直すことで、魔物を消すことの出来る時代や、不安の少ない時代を作っていくことが出来るのではないでしょうか?
それには、私1人が努力しても良い未来は作れません。
一緒に手を取り合って、自分を育ててくれた今に感謝をして、恩返しとして未来を創っていきませんか?
その手始めに、言霊を大切に生きていきませんか?
言霊に気をつけようと思えたら…
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本日も読んで下さり、ありがとうございます。