夫婦って一体なんだと思いますか?
あなたの中に
夫婦ってこうあるべきだ
というものはありませんか?
- 夫は、妻に対して○○であるべきだ
- 妻は、夫に対して○○であるべきだ
- 世間一般ではこのようになっている
- 父親なんだから…
- 母親なんだから…
というものを考えたりしませんか?
なぜなら、お互いを見るよりも、理想や他所の家庭のある姿を相手に求めてしまっているからです。
もしくは、それを義務として「やらなければ」考えてしまうからです。
一緒に夫婦とは、どうあるべきかを考えていきましょう。
夫婦とは何か?まず、漠然と考えてみる…
夫婦って何なんでしょう?
フラットに、漠然と考えてみましょう。
きっと、結婚する前は、心に決めた相手と生涯を共に過ごそう!
これ以上好きになれる人もいない。
一緒に家族をつくっていきたい。
幸せになりたい。
そんな気持ちでいっぱいだったと思います。
恋人時代は、連絡を取り合うことが楽しみで、会えた日には幸せだったことでしょう。
夫のために手料理をつくって、帰りを待つの!
2人で選んだ食器や家具に囲まれて、休みの日には、デートにも行ったり、いつか生まれてくる子供のことなんか想像して、はにかんじゃう!
妻の手料理を食べて、毎日の仕事の疲れも癒されるだろうな。
いつか子供ができても、いつまでも仲睦まじくいられたらいいな。
お互いに思い描く理想を抱えて、夫婦になることを考えたと思います。
でも、ちょっと疑問があります。
自分の胸の中には、夢や期待、希望がたくさん詰まっていると思いますが、お互いに結婚したら…こんな風にしていこう!という意見のすり合わせって具体的にしていないんじゃないでしょうか?
意見のすり合わせができていないことは、結婚生活の期間と共に大きなズレになることがあります。
次に解説します。
結婚して変わっていく夫婦の価値観のズレはなぜ起こる?
あなたの当たり前は、
あなた夫婦の当たり前なのでしょうか?
例えば、パートナーに対して思っていることを述べてくださいと言うと、こんな意見が出てきます。
実際には…
こういったネガティブなことを考えるようになってしまうと…
思い込みが先行してしまいます。
相手の本当の意見や意思を聞かずに
どうせあの人は〇〇だから
と、決めつけてしまいがちです。
相手が自分の理想通りに動かないのはなぜかと考えることもせずに、相手を決めつけて、更に自分の心は傷ついていってしまうこともあります。
あなたにしかわからない言葉や態度で伝えようとしても、伝わることはありません。
察して欲しいというのは、お互いに持っているものです。
でも、察しているのが、受容的なことではなくて、否定的なことの方が多くありませんか?
さて、そんな2人は、どうして夫婦になることになったのでしょうか?
少し視点を変えて、スピリチュアルで考えてみましょう。
「夫婦とは」をスピリチュアルで見つめてみると…
AYAMEで考えるスピリチュアルは、精神主義的なもの、霊的な意味の両面から考えています。
「夫婦」という形で出会った2人には、どんな意味があるのか考えてみたいと思います。
よくあるスピリチュアル的なものには、前世でこんな仕打ちをしたから、今世でこんな目に遭うのだ…みたいな話がありますが、そういったものは含んでいません。
なぜ、あなたは夫婦になったのか?
- ずっと大切にしたいと思ったから
- 価値観が合う相手だから
- この人のそばにいたいと思ったから
- 生涯添い遂げたいと思ったから
- いつも一緒にいることが当り前だったから…
夫婦の数だけ、夫婦になった理由はありますよね。
人生のパートナーに選んだあの人は、他の誰かとは違う何かがあったのだと思います。
それは相手も同じ。
人生では、突然出会うことになる相手がたくさんいます。
1分1秒ズレていたら出会わなかったこともあるでしょう。
そう、あの瞬間に起きたことは、偶然ではなく必然。
その中でも、特別枠な相手と認識して共に過ごすようになる相手がいます。
それを人は、運命的な出会いだった、瞬間だったと捉えます。
私は、それでいいと思うんです。
そこに深い説明など不要で、
特別な相手なのだ!という感覚を抱けるから、共に歩むパートナーは、他の人と違うという強い認識が生まれます。
そして、結婚前に感じた自分の想いが答えでいいのです。
これをスピリチュアル的に云々言う必要はありません。
それをこれからの「人生のテーマ」にしたいと思ったことが、夫婦になった意味です。
夫・妻と一緒にいることにどんな意味があるのか?
夫婦になろうと思った時よりも、毎日の生活は、予想外のことがたくさん置きます。
甘い言葉、思い通りの生活など縁遠いと感じますよね。
時には、相手から酷い仕打ちをされたと感じることもあるでしょう。
もしも、付き合っている頃から、酷い仕打ちを受けていたのなら、あなたは、結婚などしなかったでしょう。
結婚生活、夫婦関係というものは、あなた1人で築いていくことはできません。
「わたし」と「あなた」で築く二人称のものです。
対人関係の中でも夫婦というのは、特に似たもの同士で、まるで写し鏡のような存在です。
あなたが思うこと、相手が思うことに相違はあまりありません。
あなたが寂しいと感じる時、相手も寂しいと感じている。
あなたが余裕がないと思う時、相手も余裕がない。
あなたが笑顔な時、相手も笑顔でいる。
どちらかの我慢大会などなく、どちらも同じようなタイミングで、同じようなことを考えている。
それが夫婦として選ばれた2人の特別な関係の秘密です。
でも、相手のことをわかろうとする気持ちが薄れ始めると、相手のやることなすことに腹を立てるようになります。
相手のことを理解する気持ちが薄れてしまうのは、利己的な気持ちが強くなった時に起こります。
私は、こんなにも大変なのに、あなたは楽そうでいいわね!
こういったことを思ったり、口に出したりしたことはありませんか?
その後、夫婦間で話し合うなど、意見のズレを修正し合うことはできましたか?
相手本意(相手への思いやり)を互いに欠かさない関係でいられれば、円満な夫婦関係が築けますが、写し鏡であるという「お互い様」という意識が持てないために、それぞれが別々の方向性を見つめるようになってしまいます。
ひとりだったら、築くことができないものだけど、2人だったら築いていくことができる。
そこには、いろんな感動や苦楽が伴います。
その経験を共有する仲間が「夫婦」です。
そのパートナーに選んだのが、あなたの夫または妻です。
これらをまとめて、夫婦とはどうあるべきなのかをまとめます。
答え:夫婦とはどうあるべきなのか?
あなたには、たくさん戸惑うことがあるでしょう。
相手のちょっとした癖さえも許せないと感じる日もあるでしょう。
でも、ちょっと冷静に考えてほしいのです。
あなたが相手に要求する想いは、本当にあなたご夫婦のことでしょうか?
世間で言う、夫婦なら、夫なら、妻なら、父なら、母なら…こういったことを押し付け合っていないでしょうか?
男が専業主夫になることも、少なくない時代になってきました。
女性の方が仕事に出る家庭があったっていい。
女性が不器用で、家事ができなくても、男性がフォローできるならそれでいい。
子供と遊ぶのが下手くそでも、そこに愛情があるのなら、子供にはきっと伝わる。
愛情表現が下手くそなのは、きっと今に始まったことじゃない。
「わたし」と「あなた」でつくる、オリジナルの夫婦をつくっていけばいいのです。