心配されたい人の心理:私はあの人からどう思われてる?

誰かに心配してもらえることを「安心」として捉えていませんか?

 

誰かに心配されることで、相手の気持ちを量ったり、自分の価値を量ったりしてしまうことってありますよね。

 

でも、その一方で気になるのが相手の気持ち…。

 

「めんどくさい」とか「鬱陶しい」って思われていないだろうか?

 

相手に自分がどう思われているのか、不安になる気持ちが湧き上がってくることはありませんか?

 

相手には心配されたい。けれど、相手に嫌われたくない。両方の気持ちの葛藤と、どう対峙すればいいのかわからなくて困っているあなたにメッセージを送ります。

 

相手を試さなくても大丈夫なあなたになろう。

あなたが心配かけることをあの人は喜ぶのかな?あの人は、どんなあなたが好きなのかな?

あなたは、あの人のどんな顔が好きかな?

この記事を通して、あなたの心と対話させてください。

 

1. 心配されたいという気持ちの複雑さ

 

そもそも、他者から心配されるという行為は、安心感や肯定感、幸福感をもたらすもので、対人関係を構築していく上でも重要視してしまう人が多いものです。

 

しかし、心配されることは、他者の注意や配慮を引き寄せる反面、相手に迷惑をかけたりすることで、同時に抱いてしまう心理は、他者から「めんどくさい」「鬱陶しい」と思われるのではないかという不安です。

 

実は、不思議なことに2つの矛盾した気持ちを抱えながら、私たちは生活しています。

 

また、相手に心配させないように努力するものの、自分のその努力に相手が無関心なのではないか?という不安に陥ることがあります。

 

そうなると、また最初の「心配させたい」という試し行為に戻ってしまい、また不安になるという負の無限ループが完成してしまいます。

 

イーリス
かつての私も「試し行為」をすることで、自分の心の安定を図っていたことがあります。対象者は、彼氏・夫・親友でした。

 


イーリスの実体験話


30歳頃まで、私はうつ病とパニック障害を患っており、精神科に通っていました。

毎日生きていることがイヤでたまらなくて、無気力で、何をどうしたらいいのかわからないという状態でした。

「もう死にたい」「もう消えたい」って、軽々しく口にしたりしたものです。

これは、究極の試し行為でもあったんですよね。

物心ついた時から、愛情をもらって育ったという認識がなかったので、他者からの確かな愛情が欲しくて、安心できる居場所が欲しくて、寂しくてたまらなかったんです。

そんなにも私のことがイヤなのか?本当に好きでいてくれてるのだろうか?そう不安になると、「別れたい」と口にして、相手の気持ちを量っていたこともあります。

今思えば、正しく自分の思っていることを相手に打ち明けた方が、よっぽど健全な関係を築けたかもしれません。

でも、彼氏、夫、親友などに「あなたは大切だよ」と示してもらうことばかりを望んでいたから、相手の気持ちも考えずに心配させることばかり発言したり、行動に移したりしてしまっていたのだと振り返ると思います。

そんな私も自分の心との向き合い方を1つずつ学んで、本当に自分が望んでいるものを手に入れる方法を見つけることができたからこそ、こうして、あなたにメッセージを書けるまでに成長しました。

大丈夫!あなたにもできる。

私にできたことは、特別なことでも何でもありません。

私が信じたことは「自分が幸せになりたい」という気持ちです。


 

まず、あなたに必要なことは「自分自身を理解してあげること」です。

 

2. 自分を理解するためのステップ

 

1つずつ、ゆっくりと考えてみてください。

 

あなたは、

どんなことを抱えていますか?

 

何か、トラウマや失敗など、悲しかった記憶が今も作用していることはありませんか?

また、自分に自信が持てないなど、自分を否定してしまうようなことを考える癖はありませんか?

 

あなたは、

どんなことを望んでいますか?

 

あなたの夢、希望、未来はどんな絵が浮かびますか?

あなたが心配されたいと思う相手とは、どんな関係を望みますか?どんな未来を共に歩きたいと思いますか?

 

イーリス
自分を見つめることで、気持ちの整理ができてきます。あなたが欲しかったものは、相手に心配されることではなく、別のものが浮かび上がったのではないでしょうか?

 

さぁ、次はちょっと怖いと感じるかもしれません。

相手の視点から見た「あなた」を想像してみましょう。

 

3. 相手の視点から見た「心配かける自分」

 

相手の視点を考えることは、目を背けたいと思うことかもしれませんね。

でも、あなたは相手にめんどくさいと思われないだろうか、鬱陶しいと思われないだろうか…という不安があったはずです。

 

そう考えるあなたは、自分が相手にどのように映っていると思うのでしょうか?

 

そのカギは、相手の表情を思い返してみてください。

 

あなたが相手に心配されるようにアクションした時

相手はどんな表情でしたか?

どんな態度でしたか?

 

もしも、相手が浮かない顔、ため息、怒る、焦るなどの状態になっているのなら、危険信号だと捉えましょう。

 

残念ながら心配をかける試し行為は、相手の精神衛生上、良いこととは言えません。

 

なぜなら、思いやりから発生する心配不安から心配させられるという行為は、全く別物だからです。

 

イーリス
このように分解して考えてみると、実は、あなたが望んでいたことは、相手から感じられる自分への愛情表現だったのではないでしょうか?

 

ならば、どのように相手に求めることが健全なのかを考えていきましょう。

 

4. 心配させたいから「心配させない」へコミュニケーションの改善

 

何でもないよ…

大丈夫だよ…

 

本当は、悩みや問題を抱えているのにウソをついたり、着信やメッセージの取消し機能を使って、何でもないフリを装ったりして、相手の気を引こうとしたことはありませんか?

 

もし、〇〇ならどうする?

 

試し行為の王道とも言えるかもしれません。

相手に引き止めて欲しかったり、自分が安心する言葉を言わせることで、あなたの安心を得ようとしたことはありませんか?

 

このような行為は、あなたの狙い通り、相手に心配や不安を抱かせることがあります。

しかし、相手にとって、嬉しい行為かと考えるのであれば、嬉しくない行為に該当するはずです。

 

では、どのようなコミュニケーションを取るように考えるといいのか?

答えはシンプルで簡単です。

あなたなら、言われて嬉しい言葉を使うようにする。

あなたが、言われたくない言葉は使わないようにする。

しかし、相手に対するコミュニケーションの仕方を改善したとしても、自分自身に残る不安というものが消えたわけではないと思います。

 

相手に健全な態度を示したとしても、あなたの中に残る解消できない気持ちがありますよね。

次は、そこを考えていきましょう。

 

5. 自分を受け入れることの重要性

 

不安になりやすい自分を安心させるために相手に強要していたのではないか?

 

過去の自分を振り返ってみて思うことです。

 

私自身のことで言えば、自分の生い立ちは、愛情に満ち足りた生活からは、かけ離れたものでした。

だから、消えない確かなものが欲しかったですし、自分を安心させるために相手の愛情度を「心配させる」という行為で量っていました。

 

私と同じように、何かが、あなたの中で欠けていると感じるものがあるかもしれません。

 

どこかの場面で足りないと感じたものは、自分と対話してあげてください。

 

誰かにそれを埋めさせるのではなく、まず、あなたが最大のあなたの理解者になってあげてください。

 

つらかったのなら「つらかったね」

そう自分に話してあげてください。

 

あなた自身が自分の最大の理解者になることで、これまで抱いてきた想いは変わっていくはずです。

 

さて、これまでのことを踏まえて、相手ともっと良好な関係を築いていくためにどうすればいいのか考えていきましょう!

 

6. より良好な関係を築くためのアドバイス

 

2. 自分を理解するためのステップの質問です。

あなたは、

どんなことを望んでいますか?

あなたの夢、希望、未来はどんな絵が浮かびますか?

あなたが心配されたいと思う相手とは、どんな関係を望みますか?どんな未来を共に歩きたいと思いますか?

この答えを思い出してください。

 

そして、追加の質問があります。

相手のどんな表情が好きですか?

相手のどんな態度が好きですか?

 

あなたが出した答えが、相手との良好な関係を築いていくアドバイスです。

 

相手の困った顔が好きならば、どんどん心配させることをすればいいと思います。

 

でも、本当はそうではないですよね?

 

あの人が、あなたに笑いかけてくれることが嬉しいと感じるでしょうし、笑ったあの人の顔が好きだと思います。

これがあなたの求めていた本当の安心ではないですか?

 

今からあなたは、相手が喜ぶこと、一緒に笑えることを一生懸命してみればいいのです。

そうしていたら、心配させることから、いつの間にか卒業していますよ!

 

まとめ|相手に不安を抱かせるよりも「安心」を与えられる人になろう

 

心配されたいと考えてしまう心理は、非常に複雑な心情が含まれていることに気づけましたか?

確かに心配してもらえることで、自分の価値を感じることはあるものです。

ですが、それは、自然に得られるものでなくてはいけません。

なぜなら、心配させる行為は、相手を不安に陥らせたり、マイナスな影響しか与えないからです。

 

本当に自分のことを好きなのかな?

そんな不安に駆られた時に相手を試すのではなく、相手にもっと好きになってもらえるように一生懸命になった方があなたも嬉しい結果が待っています。

 

相手に埋めさせることはやめて、相手と関係性を築いていくことに没頭しましょう。

素直なあなたが1番魅力的です!

 

たった1つの行動を変えるだけで、今から先の未来は変わっていきます。

 

イーリス
私も心配されたいという試し行為から卒業し、主人を安心させられるように行動を変えたら、不安になりやすかった自分は消え、円満な夫婦生活を過ごすことができています。

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