大切な人が亡くなってしまったら…その現実を受け止めるにはものすごく時間がかかるものです。
あの人が居なくなった環境に慣れる…なんて、まず自分が受け入れられませんよね。
拒絶しかできないですよね。
だって、
いつもなら返ってくる返事がないんですから…
寂しい、悲しいなんて簡単な言葉では表現できないし、言葉にならない悲痛な想いだけが消えなくて苦しいものですよね。
この記事では
・亡くなった人は近くにいる
・亡くなった人の気配
・メッセージを受け取る方法
・亡くなった人に心配かけない方法
これらを解説していきたいと思います。
ちゃんとした真理を知れば寂しくない、悲しくないんですよ。
私はそれに気づかず10年も被害者意識を持って生きてしまいました。
きっと、亡くなった人を受け入れられない人は多いと思います。
そして、何かしらの理由で自分を責め続けている人も多いことでしょう。
私もその1人でした。
少し長くなりますが、前置きとして読んでください。
私が大切な人を亡くして被害者意識を持ったワケ
約20年程前に大切な人を亡くしました。
突然の交通事故でした。
ほぼ即死状態で、その命は助かりませんでした。
さらに時は遡って、16歳の夏、私は1つの恋に踏み出しました。
でも、踏み出せなかった理由があります。
この人はとても大切で、亡くしたくない。
そんな経験をするくらいなら付き合いたくない。
そう思ったのに…好きな気持ちが勝り、付き合う道を選択しました。
何不自由なく、欲しいものをすべて与えてくれる万能な人でした。
どんなに私の心が乱れても、必ず落ち着かせてくれる魔法使いみたいな人でした。
でも、2年を過ぎたある日…
その人を裏切り、私は別の人を選びました。
どれほど、自分が不自由のない日々を送っていたのか知ったのは亡くしてからです。
別れたからといって縁が切れることなく、更に強い絆で男女を超えて、かけがえのない存在として過ごしていました。
お互い別の人を好きになり、お互いを応援し合える関係で、私は結婚し、長男を出産しました。
そんな私は、彼と親友以上の唯一無二の関係でいつまでも過ごせると思っていました。
ですが、2004年3月25日…彼は帰らぬ人となりました。
私は葬儀に参列することもできず、間接的に死を知っただけでした。
やっと彼に会えた時には…小さな箱の中の彼と遺影の写真だけでした。
その日の夜、
夢枕に彼は立ちました。
すべてを受け止めなくてはいけないんだと悟り、こんなにも想ってくれる人を裏切り、別の人生を歩んだことを呪いました。
彼を傷つけた報いだと、自分を10年責め続けました。
しかし、今になって思うのです。
私は、生きる運命だったんだと…
神様は、私が生き続けるために、別の道へ進むきっかけを与えてくれたのだと思います。
16歳の私は、彼を失う想いをするのなら付き合いたくないと理解していました。
その通りのことが現実に起きたのです。
もしも、彼と別れることなく一緒にいたのなら、到底受け止めることもできず、後追いしたでしょう。
死に目会えなかったことで、ずっと死を受け入れられない苦しみが纏いました。
私の中では、ずっと終わっていないままです。
でも、彼の携帯は、事故で行方不明になり、連絡先が拾えなかったとお母様は仰っていました。
彼の死を本当に受け入れられるようになって、まだ10年も経ちませんが、ある時、彼とやり取りができることに気づいたのです。
その彼を通して、私がメッセージのやり取りをできるようになった経緯をこれから解説します。
今も悲しみが癒えないあなたの役に立てるなら幸いです。
亡くなった人はどこにいるのか?
答えは、目に見えないだけで、魂は永遠に存在しています。
亡くなった人は、あの世という別世界にいますが、例えて言うのなら、別の国にいるような感覚とでも言っておきましょう。
姿形が無ければ、人は存在しない、魂などないと思う人の方が多いのかもしれません。
肉体の終わりを迎えて、目に見えない存在になったら…その人は消えてなくなってしまうのでしょうか?
あの人が生きたものすべてが無意味になってしまうのでしょうか?
もしも、そうだとするのなら、そんな悲しいことはありません。
目に見えない魂という存在になっただけ、目に見えない世界で暮らしているだけのことです。
亡くなった人の見える視野は大きく広がり、現世を生きる私たちにはわからない感覚の中で、今も生きています。
魂を信じない人がいる反面…
「私たちを見守っててね」なんて身勝手なことをお願いする矛盾があります。
どこにいるかもわからない見えない存在に対して、そのように考えるのって不思議ですよね(笑)
生きている私たちが会って話をするような感覚で、〇〇にいるとは言えませんが、亡くなった人は、いつも私たちを見守っています。
さて、その距離感は…
亡くなった人はいつも近くにいる
亡くなった人が”近くにいる”という表現は、語弊もあるでしょうが、近くにいますよ。
いつもあなたがどうしているのかを見守っています。
例えて言うなら、
テレビ電話がいつも繋がっているようなイメージです。
あなたが、亡くなった人をずっと想い続けるように、あの人もあなたのことをずっと想い続けています。
その想いは、いつもオンラインで繋がっています。
その距離感を説明することは難しいですが、いつでもテレビ電話の画面から飛び出せるような感じです。
その証拠に亡くなった人の気配を感じたことはありませんか?
亡くなった人の気配
なんか、そこにいつもみたいに座っている気がする。
においがした、音がした…
いろんな気配が感じられることがあるでしょう。
亡くなった人との距離感って、そんな感じです。
霊感なんかなくたって大丈夫、あなたが感じたものが答えです。
ふっと、思い返した事柄で心が温かくなったこともあるでしょう。
なぜか一緒にいるような感覚だなぁ
そんなことを感じることがあれば、あなたの近くにいると思っていいでしょう。
でも、注意しなければいけないことがあります。
そのシチュエーションは、良い意味合いだったでしょうか?
いつまでも、あなたが泣いていて、もう泣かないでというタイミングだったのなら、心配をかけすぎているかもしれません。
身近な人、大切な人であればあるほど、死を受け止めるには時間がかかります。
だから、あなたに伝えたいことがあります。
大丈夫!亡くなった人とコンタクトはいつでも取れるんですよ!
亡くなった人からのメッセージを受け取る方法
霊感がなければ話すことができないなんていうことはありません。
霊感がなくたって、見えなくたって、気配を感じられなくたって、あの人と対話することはできます。
あなたからメッセージを伝える方法
そっと耳を研ぎ澄まして、
あなたが思うことの答えを聞きましょう。
あの人は、なんて言うでしょう?
聞きたかった答えは、あなたが知っているはずです。
耳を塞がないでください。
これまであの人が生きた時間、あなたと過ごした中に「あの人ならどう答えるか」の答えはあるはずです。
“こんな風に言う気がするな”
それが亡くなった人の答えです。
そして、もう一つ。
亡くなった人からのメッセージを受け取る方法
何もしてないのに、ふと思い出すことありませんか?
そんな時は、あの人があなたを思い返しているんです。
例えば、あの人は元気かな?なんて思った時に、その人からLINEや電話がかかってきたことはありませんか?
以心伝心だね〜なんて言い合う経験をしたことがある人は結構いると思います。
それと同じことが、亡くなった人とのやり取りでは起きています。
私の場合だと、ふとあの曲が聴きたいな〜なんて思う時は、その歌詞の中に意味があったり、その曲を聴いてこんなことしたね!
そんな思い出がたくさん溢れます。
それが、亡くなった人からのメッセージです。
ただ、残念ながら、亡くなった人からのメッセージは、単語や漠然としたものが多いので、それを解釈する必要があります。
でも、何も難しくはありません。
あなたとあの人とのこれまでを思い返せば、答えがわかるはずです。
亡くなった人に心配かけない方法
私は随分と彼を心配させるような生き方をしてしまいました。
10年も自分のせいだと嘆き、自分がこんな愚かな選択をしなかったら、彼の未来が違ったんじゃないか?と悔やみ続けました。
でも、それって、彼にとって何一つ喜ばしいことではなく、悲しませるような行動でした。
あなたは、亡くなった人が安心できる行動を取っていますか?
誰かに心配をかけないようにすることは、生きている人同士でも同じ配慮が必要ですよね。
生き残る人にできることは、亡くなった人の分まで精一杯生きることです。
逆に自分が先に死んで、残されたあの人にはどう過ごして欲しいと思うのでしょうか?
忘れられるのは嫌だけれど、いつまでも嘆かれたり、もっとこうすれば良かったと悲観的にいられたら…浮かばれませんよね?
心配させるんじゃなくて、安心させる生き方を考えてみてください。
さいごに|彼の命日を迎えて…
2022年3月25日の命日。
亡くなった人の視野の広さを知りました。
長男には、大きくなったなぁ〜専門学校決まったんだろ?がんばれよ!
二男には、ちょうど彼女が入院した日で落ち込んでいたこともあり、大丈夫だよ!ちゃんと治るからと励ましの言葉
長女には、元気にすくすく育ってるな
夫には、ナタールさん、いつもイーリスを支えてくれてありがとうございます。と母親みたいなセリフ(笑)
今の夫にヤキモチを妬くこともないし、家族全員のことを見守ってくれています。
ニコニコと応援できる本当に広い視野なんです。
これは、生きている私たちが持てない視野でしょう。
そして、私の心の中に残るのは…
とある歌のワンフレーズ
“何も変わらない”が、この記事を書いている今も頭に浮かんでいます。
亡くなった人を感じて笑顔で生きよう。
あの人が大好きだったあなたで居続けること。
それがきっと1番嬉しいことで、何よりの供養になりますよ。
寂しい時は、思い出して語りかけてみてください。
何も見えない、聞こえないと言って、あの人の言葉を遮らないでください。
ちゃんと返事があるはずです。
耳を澄まして、心を澄まして、聴いてみてください。