自分は、一体どうしてしまったというのだろう…。
何が原因でこうなってしまったのか、わからない。
いつしか、気付いた時「人を愛せない自分」がそこにいた。
いや、自分では何となく理由がわかってるかもしれない…でも、その真相には触れたくない。
まるで、自分の中の開かずの扉に封印してしまったかのよう…。
周りと何かが違う自分。
ただ、ただ…苦しい気がする。
今回のコラムは「人を愛せない」です。
[topic color=”red” title=”こんなあなたに読んで欲しい”]春のような心の周囲に対して、真冬のような心の自分。
何だか、それでは”いけない”気だけがしている。
どうして心を閉ざしてしまったのか、わかるようでわからない、真相には迫りたくないあなた。
変わってていいんだ!なんて言い聞かせてみるけど、実は…心の何処かで寂しさを感じるあなた。
[/topic]
【AYAME3コマ劇場】
1.何か”トラウマ”のようなものがあるかも…
2.何となくぼんやりと想像できる生き方があるけど、行動には移せない
3.「好き」という感情はあるが、向き合い方が全くわからない
でも、こんな気持ちって…
あなたが特異的なわけではなく、誰しもが心の奥底に抱える闇の1つであるかもしれません。
完全に、100%誰かと理解し合えるなんて、皆無です。
どこを妥協点にするのか、どう自分と折り合いをつけていくのかが、1つの課題なのかもしれませんね。
現代に欠けてしまったものの1つとも言える「人を愛する気持ち」その言葉を変えると「人を愛せない自分」です。
では、1つの扉をまず開けてみましょう!
人を愛せない原因:実は「自分を愛せていない」かもしれない
あなたは、自分を愛していますか?
考えてみたこともなかった人もいるかもしれませんね。
自分自身を愛しているかどうか、好きかどうかの答え合わせは、誰かと出来るものではありませんが…
自分が嫌い!!
自分が許せない!!
自分自身に苛立ち、自己嫌悪に陥ることは、よくあることですよね。
不思議ですよね。
自分自身の行いのはずなのに、自分自身に怒り、その怒り方って、まるで他人を見ているかのような気持ちになります。
自分自身なんだから、コントロール出来そうなことなのに、何故か…操縦不能の乗り物に乗ったかのように、失敗してしまうことがあります。
- 素知らぬ顔をしてしまった
- キツイ一言を言い放ってしまった
- 天邪鬼な答えしか言えなかった
- 素直になれない
こういったことが思い浮かぶと思います。
悪魔の囁きだった、どうかしてたなんて言い訳が浮かびますね。
このジレンマが増えれば、増えるほど、自分のことをどんどん嫌いになり、心は、荒んでいったりします。
人を愛せない原因:実は「許せない過去・トラウマ」を持っている
誰にでも平等にある時間の中、共通点の1つは、誰にでも「過去」という過ぎた時間があることです。
その過ぎた時間の中に、「失敗」と呼べるような出来事もありますよね。
私にも沢山の失敗があります。
その時に味わった気持ち…意外と忘れられないものとして残ります。
別の言い方をすればトラウマです。
このトラウマは、他者から経験させられて抱くものと、自分自身の失敗という経験から抱くものとに大きく分かれると思います。
- あの日、こんなことに巻き込まれていなければ…
- あの日、こんな選択肢をしなければ…
- あの日、こんなことを言われなければ…
- あの日、こんなことをされなければ…
- あの日、こうであったなら…
過ぎ去ってしまった時間へのこだわりが強ければ、強いほど、大きな心の傷となり、トラウマは、あなたの中に存在します。
人を愛せない原因:「今」という瞬間に満足できない自分がいる
あなた自身、「今」この瞬間に満足できることはありますか?
この瞬間?!
と、思うかもしれませんが…この瞬間です。
今、自分が選んでいる選択肢。
1つ1つに満足できる自分でいることが、自分を左右させていきます。
選択した結果に満足できないことはあっても、選択した答えに後悔を持つことは、自分自身の満足度を下げていく原因になります。
上記に書いたことが大きく関わってきますね。
自分自身が好きでない
囚われてしまった過去があること
だから…「今」に満足できない
とても必然的な結果です。
これは、原理なので個人の事象によって、言葉のニュアンスは変わっていくものと思いますが、大きく言えば同じことになると考えます。
では、どうしたらよいのでしょうか?
人を愛せるようになるコツ:「今」に自信を持つこと
先ほど、「今」に満足できていないことが、自分を愛せない原因であると書きましたね。
では、どうしたら、「今」に自信を持つことが出来るのでしょうか?
あなたが見るべき視点は、「過去」でも「失敗した出来事」でもない
一見厳しいことを言うなぁという印象を持つかもしれませんが…
どれだけ、過去にこだわって、囚われたとしても…あなたの過去を訂正することは不可能なのです。
時間を戻すことは、出来ません。
選択肢は、2つ。
過ぎたことにこだわり続け、立ち止まり続けるのか
過ぎたことに目を向けるのをやめるのか
このどちらかしか選べません。
あなたは、どちらを選びますか?
大抵の出来事は、「過去と今は無関係」である
次に考えて欲しいこと…それは、「過去と今」との因果関係です。
例えば、親から愛されなかったことを言い訳にしている場合
他者と比較が出来るようになった時、それまで当たり前だった親の姿が異常であると気づいたことでしょう。
しかし、あなたは、その親にまだ手を掛けてもらわなければいけないほどの子どもなのでしょうか?
例えば、友達と上手くいかなかったことを言い訳にしている場合
人間関係は、難しいものです。
たった1つの返答で、大きく関係性は変わることがあります。
「その時」は辛かったことでしょう。
「今も」その人と友達でありたいと心底思うのでしょうか?
例えば、失恋をずっと引きずっている場合
終わってしまった恋、去ってしまった人を追いかけ続けても、時は戻りません。
それ以上の魅力的な人を見落とす日々は、あなたにとって有益ですか?
例えば、自分が犯した失敗を極刑に値すると感じている場合
誰しも、あの日にあの選択をしなければと後悔することはあるでしょう。
取り消せるものなら、取り消したい過去くらい、誰にだってあるでしょう。
かくいう、私にだってあるものです。
ずっと、後悔し続けていて、何か変わるのでしょうか?
例えば…と4つ書き出してみましたが、どれも同じことを質問しています。
「今」もその過去は、現在進行形として必要ですか?
「今」どれだけ、その悩まされる過去が現在進行形で続いていかなければいけないものなのでしょうか?
切り離してしまえる出来事は、沢山あるはずです。
「今」だけを単純に見ていれば、それで十分であるはず
もし、「もうこんなことはしたくない」そう過去に対して思うことがあるのなら、あなたにとって、その過去は、最悪な事ではなく…
あなたのために良かった出来事に変わるはずです。
過去を有効活用してみることから始める
単純に、過去を認めることから始めればいいのです。
人に慰めてもらったところで、過去がなかったことになるわけでもありません。
あの日、あなたが味わったことがあるから、活かせる物事が沢山あるはずなのです。
上手に言えない言葉があったから
→今度は、上手に伝えてみるだけ
嫌な態度を振舞ってしまったのなら
→今度は、好印象な態度を心掛けてみるだけ
多くの場合は、言動が引き金となっているでしょう。
人を愛せるようになるコツ:あなたの存在の価値
どうしても、過去へのこだわりの中で消せないことがありますよね。
それは…
自分は、間違ってなかった。
あの人のせいなんだ!!
他人に対する恨みのような感情です。
他人の言動によって、自分の存在価値を否定されてしまったかのように残るトラウマ…
人の価値は、他人が評価するものなのでしょうか?
だとするのなら、能力の低い人間は、生きていく価値がないと烙印を押されてしまうものですよね。
誰にだって、一長一短あるものです。
必ず、あなたに出来て、あの人に出来ないことがあります。
何もかもが、劣る人など存在しません。
「器量は当座の花」・「器量より気前」という言葉があります。
器量は当座の花
器量は、見た目。
どんなに見た目の良い人だって、その旬で美しい美貌は、わずかな時間に過ぎないということです。
器量より気前
気前は、他人に対する態度・心の在り方。
見た目が良いことよりも、人に心配りが出来る方がずっと良いということです。
人は、知らないうちに劣等感を抱くものです。
あの人より劣っている、勝っている。
無意識に勝負しているんですよね。
その中で、自分に評価を勝手に下し、敗北すれば闇にこもる。
自分の価値は、自分が知っていれば良い
あなたの長所を考えてみましょう!
何か、思い浮かびましたか?
何も思い浮かびませんでしたか?
人と比べる必要はありません。
あなた自身のことをあなただけが考えれば良いことです。
自惚れだと、誰も非難することもありません。
例えば…
自分の容姿に自信が持てるのなら、オシャレをして出掛けるのが楽しくなりそうですね♪
自分には思いやりがあるのだと言うなら、きっとあなたに救われてきた人がいることでしょうね♡
自分は、キレイ好きなんだと言うなら、是非その秘訣を教えて欲しいものです(笑)
自分は、料理が上手だと言うのなら、食べることが大好きな私に手料理をご馳走して欲しいです♡
私には、あなたの存在がとても大きなものに感じますし、とても価値のある方だなって思います。
人を愛せるようになるコツ:他人に左右されない自分になること
切っても切ることの出来ないもの…それは、誰かとの繋がりです。
友達がいる・いないは関係ありません。
どこかのお店へ出掛ければ「店員さん」は、必ずいます。
いやいや、外になど出ないと言っても、家族がいれば家族との接点は、最低限あるでしょうし、1人暮らしをしていたとしても、最低限、通信販売で購入などしなければ、生きて行くことは不可能でしょう。
必ず、どこかでどんなに引きこもっていても、見える範囲に人はいます。
そして、直接見えないところで、人との繋がりがあるからこそ、あなたは生きて行けるのです。
自分以外の人の言動に左右されない心得を持つことが大切
人と関わらずして、生きて行くことが出来ないと書きました。
という事は、何らかの形で人との接点を持つ可能性が高いという事ですよね。
人には、当然感情があります。
虫の居所が良い時もあれば、悪い時もあるのです。
虫の居所が良い人に出会えば、自分の気分を他人によって害されることはありません。
ところが
虫の居所が悪い人に出会えば、自分の気分を他人によって害されることになり兼ねません。
そりゃそうだ!
と、思いましたか?
ちゃんと、ここには攻略方法があるのです。
他人の言動に左右されない自分になるために必要なこととは
他人の言動に左右されないようにすることとは…
常に、自分の出来事なのか、他者の出来事なのかを考える癖を身に付ける事です。
物事を切り分けて考える癖を持てるか、持てないかで大きく変わってきます。
これは、トラウマを作らないようにするコツにも繋がっていきます。
冷静に見れないと、不愛想な店員さんに出会ったら…
「気分の悪い対応だな!こっちまで気分が悪くなる」
と、途端に引き込まれて、同じ感情を抱くことになります。
冷静に見れば、不愛想な店員さんに出会ったとしても…
「あぁ、何か面白くないことがあったんだな。」
と、受け止めることが出来ます。
更に、常連である自分だとしたら…
「何かあった?大丈夫?」
と、声を掛けてることもできます。
また、違う方向からだと
「いつもご苦労様!ありがとう」
と、心を込めて伝えたら、不愛想だった表情も緩んで、笑顔になってくれるかもしれませんよね。
こんな切り分けが出来るようになると、「いつも自分でいる」ことが出来るようになってきます。
こんなことが出来るようになることが
人を愛することになっていくのです。
【まとめ】自分を愛することを知れば「人を愛せない自分はいつの間にか消える」
さぁ、まとめに入っていきましょう!
まず、気づいて欲しいこと…
- 過去の出来事にこだわるのをやめること
- 今、もう解決の出来ない出来事ならば、手を引くこと
- 人のせいにするのをやめること
- あなたの価値は、あなたが決めること(ただし、その価値を行使しないこと)
- 人の感情に振り回されないでいること
- あなたの意志を持って、すべて決定し、選んでいくこと
- その「今」に満足を見つけること
そうすれば、あなたの中からいつしか「人を愛せなかった自分」が消え
人を愛する自分が生まれていくことと思います。
「愛せない」にも理由は、人それぞれあるものです。
誰にだって、人を愛せるようになる明日を迎えられるんです!
人を愛することに反しているような気がするのは嫌われること…
あなたは嫌われる人!?その気づきがたった2つの努力で幸せに導く
こちらもご覧下さい。
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