大切だと思っていた相手に、急に距離を置かれたり、縁を切られたりすると、ショックで悲しい気持ちになりますよね。
最近の言葉だとそういう行為に出る人のことを「人間関係リセット症候群」と言うんだそうです。
理由はどうであれ、相手が何か思うことがあって選択した結果です。
あなたにしたら、まったくの寝耳に水のケースもあるでしょうし、予測できたケースもあると思います。
しかし、この記事を読んでみようと思ったあなたは、相手にこだわっていることがありますよね。
信じていた分、傷ついたと感じる部分もあると思います。
大切だったから、逆に腹立たしい気持ちになることもあると思います。
いずれにしても、
相手が選択した行動にあなたの心がついていけていないことは事実ですよね。
今日は、そんなあなたが前に進んで行けるようなメッセージを届けたいと思います。
まず、人を好き・大切だと思える自分を認識しよう!
傷ついたあなたに1番に届けたいメッセージがあります。
これって、素晴らしいことではありませんか?
世の中には、人のことが愛せないと悩む人もいます。友達ができなくて悩む人もいます。
そんな人たちがいる中で、あなたは、その人のことが好きだったはずです。
好きでもない相手と疎遠になったのなら、きっと、こんな風に悩んだり、傷ついたりしないですよね。
だから、相手を思う自分がいることに気づいてください。
縁を切られた時、あなたはどう考えていくべきなのか…
縁を切られた時の心得
あなたの人生は、あなたのためにあります。
誰かのせいで、あなたの大切な人生を曇らせる必要はありません。
冒頭にも書きました。
最近の言葉では「人間関係リセット症候群」と言って、イヤイヤ期みたいなモードに入ると、人との連絡を絶ってしまう人のことを指すんだそうです。
自分がそのリセットの対象になってしまったら、寂しい気持ちになったり、イヤな気持ちになったり、悲しい気持ちになったり、腹立たしい気持ちになったりするものですよね。
そして、相手の行動パターンも様々なのではないかと思うのです。
- 一時的に連絡を絶つ
- 近くにいるけど、断絶される
- どこにいるのかもわからない
人間関係リセット症候群では、3番の完全にリセットしてしまう人のことを指すようですが、私は、程度は3パターンに分かれるのではないかと考えます。
私自身は、どのパターンも経験したことがあります。
私のエピソードと合わせてご紹介します。
この中でも、1番イヤだったのは、1番目の「一時的に連絡を絶つ人」です。
正直、都合いい人だなぁと思います。自分の気分が戻ったら、何事もなかったかのように元の関係に戻ろうとするんですよね。こっちは、連絡を絶たれたことで気持ちを整理したり、その人抜きの生活をスタートさせているのに…と、相手の身勝手さを感じます。
2番目の「近くにいるけど、断絶する人」もイヤでしたね。(どれもイヤなんじゃんw)
このケースは、人間関係リセット症候群とは呼べないかもしれませんが、近くにいる分、断絶されると精神的にキツイものがあります。
特にママ友関係がこのようなタイプの人が多くて、生活しにくかったです。
相手の気分を損ねたら、自分が居づらくなる…って、しんどいケースでした。
3番目の「どこにいるのかもわからない」という典型的な人間関係リセット症候群のようなケースに遭遇するとビックリします。
何となく、もう終わりが見えていて、完全に断絶されてしまうパターンと、ある日消えてしまうパターンがありました。
前者の場合は、双方が関係の終わりを見ているような気がしますが、後者の場合は、職場の同僚で予想できないケースでした。今思えば、自分の中で抱えられなくなって、すべてから逃げてしまったように思います。
私の実体験を交えてもわかるように、いろんなパターンで人との縁が切れる瞬間というのはあります。
自分は縁を切るつもりがなく、相手が一方的に縁を切る状態になると、納得できない思いで支配されがちです。
そうすると、自分が納得できていないので、何でだろう?と相手のことにこだわりたくなります。
相手のことにこだわり続けると、自分の心を守ることができなくなっていきます。
あなたの人生は、あなたのためにあります。
誰かのせいで、あなたの大切な人生を曇らせる必要はありません。
どんなにつらいことが起きたとしても、この言葉を忘れないで下さい。
この心得をもとにアドラー心理学を取り入れた対処法をお伝えします。
縁を切られた時の対処法
縁を切られた時、
どうして相手は、
そのような行動をするのか?
ということに気が取られがちです。
もちろん、これは、縁を切られた時に限ったことではありません。
自分の世界観では考えられないことが起きる度に考えてしまいがちなことです。
「あなた」と「相手」は別の存在です。
あなたには、あなたのルールという世界観があり、相手には、相手のルールという世界観があります。
この両者の世界観は、共通する部分もあれば、全く理解のできない部分もあります。
当然、理解できる部分について悩むことはありませんが、私たちは何を悩んでしまうのかと言うと…
全く理解のできない相手の言動について、どうして?なんで?と言っているのです。
アドラー心理学では、互いの世界観を尊重することに重きを置きます。
どうして?なんで?そう思った時、
理解できなくてもいいから、相手の選択を肯定してみてください。
そして、問題が潜んでいる時は、あなたの選択を尊重することを忘れないでください。
あなたの悩みは解消されるはずです。
最初に使った私の実体験を例にしてみます。
なんで?どうして?を使わないようにすると、以下のように考えていくことができます。
①一時的に連絡を絶つ人
相手は、毎日連絡を取り合うような友達でした。
しかし、自分にとって不都合な言葉を返されると、そこに反論するわけでもなく、連絡を絶つという手段に出ました。
そして、数ヶ月時間を空けて、何事もなかったかのように振舞う人でした。
人と向き合うことが苦手な人なんだな。自分にとって良い時だけを一緒に過ごしたい人なんだな。
自分がまだこの人と付き合っていきたいと思える限り、そんな相手のことを受け入れてあげよう。
②近くにいるけど、断絶する人
相手は、ママ友で、一時期、毎日連絡をしたり、会ったりするような仲でした。
私と同じシングルマザーだった彼女は、私に新しい彼ができたことを祝福できない人でした。
そんな日々を過ごしていくうちに、急に音信不通、断絶されてしまうことになります。
自分にとっての幸せは、彼女と過ごすことなのかを考えました。
彼女のために新しい未来を捨てる価値がどれだけあるのかは、自分にとって重要なことです。
彼女が不快ならば仕方がない。彼女が私と離れるという道を選ぶなら受け入れよう。
そして、自分の人生を捧げても良いと思える人に捧げよう。
③どこにいるのかもわからない人
昨日まで仲が良かったはずなのに、急に相手が消えてしまう。
そんな感覚に陥る友達は、うつ病などの疾患を抱えた人が多かったです。
この手の人は、仮に連絡が取れたとしても、人が変わってしまったかのような対応を取ることが多かったです。
相手が何かしらの境遇で人格が変わってしまうような出来事に遭遇したことを受け止めてあげることで、そこに自分の知ってる相手はいないんだなと考えれば、1つ納得ができました。
逆に、自分ばかりが相手の意見を飲まなければならないのか?という想いが湧き上がる時には、自分が相手に依存しているサインです。
少し時間はかかるかもしれませんが、あなたのペースで生活を回すようにしていけば、依存心も薄らいでいきます。
あなたにも、相手にもそれぞれの世界観があります。
相手は、あなたの世界の住人ではないし、あなたも相手の世界の住人ではありません。
すべての関係は、別々の世界の持ち主です。
しかし、1つだけ例外があります。
それは、夫婦関係です。夫婦間では、2人で同じ世界を築いていくことが円満の秘訣とされています。
まとめ|後悔しない自分でいればOK!!
最後は、アドラー心理学とスピリチュアル視点を混ぜたまとめで締めたいと思います。
人から縁を切られた時、被害者意識が湧き上がりやすいものです。
しかし、そもそも、縁を切られるような言動を自分が働いていなかったかを振り返るチャンスとしても捉えることはできますよね。
相手の気持ちを考えない言葉や態度を出さなかっただろうか?
そこに自信を持って、自分は精一杯込めたと言えるか?
常に自分が後悔しないように言動を気をつけておくだけで、悩まない自分を構築していくことができます。
アドラー心理学では、自分と相手の世界観の切り分けに重きを置くと言いました。
スピリチュアル視点で考えても、自分の人生を彩り豊かにするためには、誰かに依存するのではなく、自分が笑顔になれる選択を常に心がけることが大切です。
そして、相手の選択を制限する権利は誰にもありません。
相手を本当に心から好いて思うのならば、相手が選ぶ選択を尊重し、相手が助けを求めた時に助けになってあげられれば十分です。
被害者意識で考えるくらいならば、困った時には助けてあげよう!と応援してあげるくらいの器でいましょう。
相手を好きな気持ちまで、消そうとしなくていいのです。