そう思って、この記事にたどり着いたあなたは、対人関係で問題を感じる場面があったのではないでしょうか。
- 泣かしてしまった
- 傷つけてしまった
- 怒らせてしまった
- 困らせてしまった
- 迷惑かけてしまった
そんな経験から自己嫌悪に駆られてしまったかもしれませんね。
先に答えを書くと、
思いやりを持つには「想像力」が必要です。
あなたの想像力はどこまでの範囲でしょうか。
もしかしたら、もうちょっと大きな範囲で細かいところまで想像する努力をすれば良かっただけかもしれません。
今日は一緒に思いやりのある人になるにはどうすればいいのか考えていきましょう。
なぜ、思いやりのある人になりたいと思ったのか
さて、あなたは、なぜ思いやりのある人になりたいと思ったのでしょうか。
自分が思いやりに欠けていると感じたのでしょうか?それとも、誰かに指摘されたのでしょうか?
思いやりのある人になりたいということは、思いやりがないところ、欠けているところを直したいと考えたのだと思います。
それは、
自分を高めようと思った行為です。
自分を改善しなければ…そう思い立てるあなたは、前向きな気持ちを持っている証拠です。
まず、”自分のこと”を思いやってあげましょう。
誰もわかってくれない。もう信じられない。みんな嫌い。
そう言って、自分の殻に閉じこもることだってできたはずです。
でも、あなたは、自分を直そうって謙虚に思うことができたからこそ、思いやりを持つためにはどうするべきかを模索しているはずです。
私は、そんなあなたにエールを贈りたいのです。
きっと、そんなつもりじゃなかったことが、思いやりが欠けている結果になったのだと思います。
あなたは、あなたで一生懸命でしたよね。
相手を傷つけようとなんて思っていなかったはずです。
でも、事態は、相手を傷つけてしまう結果になってしまいましたね。
これから学んでも遅くありません。
一緒に”思いやりのある人”のことを考えていきましょう。
そして、あなたの実生活に役立ててください。
思いやりのある人の特徴
思いやりとは、他人に対する心配りや配慮、気遣いのことを指します。
具体的には、他人の感情やニーズを理解し、その人の立場や状況を考慮して行動することです。
思いやりのある人は、他人に対して優しさや温かさを示し、助けや支援の手を差し伸べることができます。また、他人の違いや立場を尊重し、寛容で包容力のある態度を示すことも思いやりの一環です。
思いやりのある行動や言葉は、人々の心を癒し、絆を深めることができます。
思いやりのある人の特徴
- 相手の立場や感情を察する
- 相手の立場や感情に共感を示す
- 相手の立場や感情を受容できる
- 相手が困っていたら必要に応じて手を貸す
- 相手に感謝と謙虚さを持つ
ここで見えてくる思いやりのある人の特徴は…
主語が自分ではなく「相手」であることです。
自分勝手な思考で物事を考えるのではなく、相手本意で物事を考えられる人のことを指します。
相手本意について詳しくは下記を参照してください。
→相手本位(他人本位)をやめたいなら「本意」という意味を知ろう
続いて、具体的な思いやりのある行動を見ていきましょう。
思いやりのある行動とは
思いやりのある行動とは、
他人の感情や状況を深く理解し、その上で相手が喜ぶような行動を取ることを指します。
これは単なる優しさや礼儀を超えた概念であり、相手の立場に立って考え、行動する能力が求められます。
例えば、感謝の言葉を積極的に伝えることは、相手に対する尊重と感謝を表す簡単な方法です。
また、人の話をしっかりと聞くことは、相手を尊重する基本的な行動であり、相手が大切にされていると感じさせます。
小さな親切を積み重ねることも思いやりのある行動の一例で、日常生活の中で自然とできることから始めることができます。
相手の立場に立って考えることは、特に困っている人や意見が合わない人とのコミュニケーションに有用です。
困っている人を助けることは、その人に安心感や信頼感を与え、自分自身も「善い行いをした」と感じることで、自己肯定感が高まります。
思いやりの行動を日常に取り入れることで、自分自身が感じる幸福感や満足感が高まり、他人との関係も深まります。
これが人生をより豊かにする大きな要素となります。
思いやりの行動は、大げさなことをする必要は全くありません。
隣の席の人が困っているときに手を貸す、誰かが落ち込んでいるときに声をかけるなど、日常生活の中で自然とできることで十分です。
どうしたら思いやりが持てるようになるのか
言葉でどれだけ説明しても、感覚的な要素が強い分、イメージしにくい部分と、わざとらしくなるんじゃないかという疑念もありますよね。
つまり、”想像力”が必要になります。
思いやりというのは、お節介とは別の事柄です。
例えば、私は、以前、介護の仕事に就いていましたが、半身麻痺のある利用者さんの介助をする際、片手が不自由だからと何でも手を貸すことは、思いやりではなく、相手のやるべきことを”奪う行為”になります。
なぜなら、残存機能を活かすためにできる限り、自分で自分のことをやってもらうことが重要で、助けが本当に必要な部分に手を貸すことが基本だからです。
手伝って欲しいと相手が示していたとしても、本当の思いやりは、相手のためになるか、ならないかも考えなくてはなりません。
その見極めは、1番難しいかもしれません。
あなたの日常でもわかりやすい話を例に挙げるのなら…
今日の仕事、大変だって言ってたな。
帰ったらすぐにお風呂に入れるように沸かしておこう。晩御飯は、好物を作っておこう。
→それを受けて「ありがとう」と言えることが思いやり返しです。
奥さんへの思いやりなら
好きなものを買っていこう。今日は少しでも早く帰って、子育てを手伝おう。
→世の奥さん方は、夫の思いやりを素直に受け取らない傾向があります。それは違うと思っても、その行為を受け取ることが”思いやり”です。
お子さんへの思いやりなら
どんなに忙しくても、お子さんの目を見て、話をきちんと聴いてあげることです。
友人への思いやりなら
話を聴いてくれたことに対するお礼をしっかりと伝えることです。相手は自分のために時間を割いてくれたのです。
共通して言えることは、いつも「自分」と「相手」がいて、お互いを想う気持ちがあります。
その想いを汲むことが、思いやりです。
あなた自身も自分の想いを無下にされたら、腹が立つはずです。
相手も同じように無下にされたら、嫌な気持ちになるものです。
まとめ|思いやりに悩むのは、大切にしたい人がいる証拠
さて、相手の気持ちを想像するということは、簡単なことではないかもしれません。
相手を想うからこそ、そこに気持ちがこもるものです。
そして、何よりも、どうやって相手に思いやりを持つべきかと考えたあなたは、大切にしたい人がいる証拠です。
あなたの近くにいるあの人を大切にしたいという気持ちかもしれません。
次、出会う人と今度こそ失敗をしたくないという思いかもしれません。
どちらにしても、あなたは、自分の対人関係をもっと大切にしたいと考えたのです。
そんな自分に出会えたことは、それを教えてくれた人がいたからこそです。
そう気づかせてくれた人に「ありがとう」と伝えられるといいですね。
きっと、今度は上手くいきますよ!
勇気を出して、あなたの本当の気持ち、相手に伝えてみてください。
きっと、あなたの心も温かくなりますよ。