あの日、約束したあなたとの関係は何だったのか…パートナーの行動が理解できなくて、毎日心を傷めていることでしょう。
浮気を繰り返す人々の心理には、罪悪感の欠如や刺激を求める傾向があることが指摘されています。また、パートナーが離婚できないと思い込んでいる場合や、関係のマンネリ化によるものもあります。
一般的に、人々が浮気に走る背景には、新しい刺激を求める欲求、関係のマンネリ化、感情的な満足感の欠如、または単純な好奇心があるとされています。
心理学の観点からは、恋愛感情が時間とともに変化し、新たな魅力に惹かれることは自然な現象であるとも考えられています。さらに、進化心理学では、浮気行動が生物学的な要因に根ざしている可能性も指摘されており、人間の遺伝子に内在するドーパミン受容体が、幸福感を追求する行動として浮気を引き起こす要因となることが示唆されています。
しかし、これらの理由で全ての浮気行動を説明することはできません。
今日は、浮気を繰り返すパートナーの行動に苦しむあなたにこの記事を贈ります。
浮気をする人の特徴とは
浮気をする人の特徴には様々なものがあります。
- 自己中心的な性格
- 責任能力の欠如
- 誠実性の欠如
- 欲求不満
- 新しい刺激を求めるなど
また、浮気する人はしばしば性欲に勝てない、他の異性との関わりを求める、仕事に将来性を感じない、パートナーに対してのときめきがなくなった、夫婦生活が単調であるなどの心理状態にあることも指摘されています。
他にも、異性と付き合った経験、恋愛経験があまりない場合、何かの弾みで浮気にのめり込んでしまうこともあると言われます。
続いて、浮気をする人の心理を男女別で解説します。
浮気をしてしまう心理と行動
浮気をしてしまう心理と行動面には、男女差があるのかも気になりますね。
それぞれの心理と行動を見ていきましょう。
男性が浮気をしてしまう心理と行動
その背景には個々の性格や生活環境、関係性の質など、さまざまな要因が絡み合っています。
- 日常生活における刺激の欠如
- マンネリ化した関係から新たな興奮を求めるケース
- 自己の魅力を確認したいというナルシスト的な動機
- パートナーとの関係に不満を持ち、その解消を他者との関係で求める
といった心理が挙げられます。
さらに、自尊心が不安定であり、それを他人からの承認で補おうとする傾向もあります。
急に携帯電話をロックするようになったり、記念日の前後に予定を埋めたりするなど、日常とは異なる行動を取ることがあります。また、パートナーに対して急におしゃれに気を使うようになったり、夜の営みの回数が減少するなどの変化も、浮気の兆候とされています。
これらの行動は、浮気を隠すための意識的な努力の表れであることが多く、パートナーとの関係を維持しつつも、新たな関係を求める男性の心理が反映されているとも言われています。
浮気の背景には、その人の価値観や過去の経験、現在の生活状況など、複雑な要因が絡み合っています。
これからの関係性を修復や再構築に持って行きたいと考えるのなら、単純に浮気が”悪”だと責めてしまうと逆効果になります。
SNS上でよく見かけるサレ妻の人たちは、夫に対して、罪を償わせることに一生懸命になっているように感じます。本当に再構築を目指すのなら、完全な被害者として、生活してしまうと、再構築は難しくなると考えた方が無難です。
つまり、浮気を罪として、償わせる行為が逆効果となって、浮気を繰り返す原因になっていることも十分に考えられます。
女性が浮気をしてしまう心理と行動
男性と同じく、その背景には個々の性格や生活環境、関係性の質など、さまざまな要因が絡み合っています。
- 感情的な欠乏感
- コミュニケーションの不足
- パートナーとの関係におけるマンネリ化や不満
- 自己実現の欲求など
といった心理が挙げられます。
日常生活における孤独感や不満、またはパートナーとの感情的な距離感が、外部の誘惑に対する抵抗力を弱めることがあると言われるくらい、女性の場合は、心理的な充足を求めやすいとも言われます。
男性との大きな違いは、女性の浮気の方が感情的要素を多く含んでいるため、一時的な過ちでは済まないことが多いということです。
そもそも、なぜ、浮気をしてしまうのか、その心理について探っていきましょう。
なぜ、浮気を何度も繰り返してしまうのか?そこに隠された理由
浮気を何度も繰り返す行為というのは、一体どんな理由が隠されているのでしょうか。
AYAME的見解をお読みください。
本来ならば、
心に決めた相手と最後まで添い遂げる。
それが、理想であり、現実化するべきことだと考えますよね。
あの日のプロポーズ、結婚式は一体何だったのか…疑問しか残らないのはなぜでしょうか。
本当の愛を紡ぐことができていたのなら、きっと、浮気という悲しい現実に直面することはなかったと思います。
いつの間に歯車が狂ってしまったのでしょうか。
あなたもパートナーも、お互いのキャパを超えたモノを求め合ってこなかったでしょうか?
家は、誰しもがホッと一息をつきたい場所です。
その大切な家が癒しではなくなってしまった時、どこか寂しさを覚えるものです。
あなたにとっては、相手がやることが当り前だと考えることも多分にあるでしょう。しかし、それは、相手にとってどれほどの負担になるかは、別の問題なのです。あなたがやらされる側も同じです。
お互いに主張が強くなれば、噛み合わなくなります。
誰が家事をやるのか、子育てをやるのか、仕事に行くのか…その役割分担、その負担配分は、男女問わず、個々それぞれあります。よその家で通っても、あなたの家で通るかは別の話です。
それを互いに強いる、相手に任せる、任されるではなく”やらせる・やらされる”になった時、精神的な安らぎが家の中で得られなくなっていきます。
大変な時も支え合って乗り越えていくことが、共に生きることです。
どちらかが、相手の大変さを無関心でいたら、愛の電池が充電されることなく、カラカラになっていってしまいます。
なぜ、愛の電池がカラカラになってしまうのでしょうか。
私ばかりやっている!やらされる!
俺ばかりやらされる!やっている!
これは、共に生きるとは言いません。
私たち2人で生活を回している
主語が二人称になって、はじめて、パートナーとの生活が回ります。
私はこれだけやってる!俺はこれだけやってる!そうぶつかってきたことはなかったでしょうか?
同じ生活をしている、同じ未来に向かって生きているのならば、片方だけに負担を感じることはありません。
つまり、”やらされている”という感覚が湧くことはないのです。
今日も遅くまでお仕事お疲れ様という気持ちが湧き、今日も家の切り盛りをしてくれてありがとうという気持ちが湧く、互いに感謝の意が表に出る生活をしているのならば、外を見る隙はないはずです。
さらには、一緒に生きる目的、未来像が互いに見えている。
共に生きる道がしっかりと見えていれば、関係が壊れてしまうこと、相手が悲しむことをしようとは思わないものです。
そう、いつも相手の瞳の中に自分が映っているようにする努力も必要なのです。
妻だから、夫だから大丈夫。何しても許されるということはありません。
むしろ、妻だから、夫だからできること、他の誰かとは違うんだという安定感が互いには必要不可欠です。
結論:結婚は本当の愛を学ぶ場です
本当の愛って何でしょうか?
本当の愛をあなたは知っていますか?
病める時も健やかなる時も、貧しい時も富める時も…教会式で牧師さんと交わす誓いの言葉です。
私たち人間は、それを忘れてしまう生き物です。
つまり、愛を簡単に忘れてしまえる生き物なのです。
今、この瞬間に自分が感じる想いに飲まれてしまいます。
本当は、相手なりに手を差し伸べていたかもしれない。
でも、そうとは思わず払いのけてしまったかもしれません。
逆に手を払われたように感じたかもしれません。
互いの心に届く言葉を伝えることは難しい課題です。感情の方が先走って、やっぱり「自分は大変なんだ!」という主張をしがちです。
じゃあ…相手は、大変じゃないのかな?
そう相手を思いやることを最近してきましたか?
残念ながら忙しい現代の私たちの生活では、そう考えるゆとりさえも失いがちなものです。
そうすると、隣の芝生は青く見えるものです。
優しく声を掛けてくれる人が救世主のように感じることもあるでしょう。
無責任な共感姿勢ほど、心に染みる瞬間はないかもしれません。
それが、隙です。
何度も浮気を繰り返してしまうということは、あなたの痛みを相手はわからないし、あなたも相手の痛みをわかっていないのかもしれません。
違う側面から見れば、本当の愛を知らない。本当の愛を向けられていることにも気づかない。そんな愚かな状態なのかもしれません。
結婚生活は、互いに紡ぎ合っていくものです。
紡ぎ合うための”糸”がお互いに見えているでしょうか?
結婚は、ゴールではなくスタートです。
エンディング生活をしているのではなく、新たな生活をスタートさせたはずです。
本当の愛は、目には見えません。
すぐそこに在るものです。
ちゃんと、あなたの居場所があるんだよ。
私の居場所もあるんだね。
そんなやり取りができる関係になれるのなら、浮気を繰り返すことはなくなるでしょう。
それを知らない、気づかないうちは、無責任な共感姿勢(浮気相手)を「愛」だと錯覚しても不思議ではないということです。
あなたはどうしますか?
浮気を繰り返す人の心理が知りたかったと思います。
浮気をする人だけが一方的に悪いことも、もちろんあると思います。
でも、そうさせる原因をつくったのは、あなたにもあったかもしれません。
答えは2つです。
もうやめるか、もう一度紡いでみるか…
結婚は、本当の愛を学ぶ場です。