そんなつもりじゃなかったのに…
気づけば、思ってもみなかった方向に状況が動いてしまい悲しくなることってありませんか?
勿論、受け取り手側の問題もあります。
でも、よくあることは…
本当に伝えたかったことが「言えていない」という問題です。
ちゃんと話している[emphasis]つもり[/emphasis]で、要の部分が表に出ない会話というのは、多くの人がしてしまいがちなことだと思います。
遠回しに言いすぎて、伝わりにくくなってしまったり…
言葉を選びすぎて、要点から外れてしまったり…
一体何が欠けているのでしょうか?
今回は、会話術として、上手く伝わらないと悩む人に向けて、お話していきたいと思います。
上手く伝えられない原因って何だろう?意外なところに答えはすでに存在している
実際、私自身もこうしてコラムを書くという形にすると、会話術としては…まだまだ勉強不足だなぁと思うものです。
まず、誰かとの会話には、完成したゴールなんて、「存在しない」ということを前提に捉えるようにしましょう!
自分にも感情があり、相手にも感情があります。
その感情を感じる場所は、誰一人として同じものはありません。
同じ景色を見ていても、感じることは違うのです。
さぁ、これを踏まえて考えてみましょう。
上手く伝えられないと悩む人に限って、言葉を選ぼうとしていませんか?
なるべく、柔らかく伝えようと試みるのに…反感を買われる。
素直に言ったつもりなのに…怒られる。
意見を述べたのに…納得してもらえない。
気づけば、相手との関係性は思わぬ方向に進んでいる…etc…
一体何をどうやって伝えたらいいの??
自分なりに頑張っているのに、予期せぬ方向に進んでしまって、頭を抱える羽目になってしまったと訴える人。
あなたは、私に相談しに来たとしたら…
「私は、相手にこういうつもりで、このように話したのです。それなのに、相手は怒ってしまい…険悪なムードになってしまいました。どうしたらいいのでしょうか?」
このようなことをお話になると思います。
この言葉の中に解決策の答えがあるんですよ!!
あの人には、上手く伝えられなかったことを第三者に伝えようとする時には、案外、すんなり伝わったりするものです。
不思議ですよね?
冷静だからでしょうか?
それも、あるでしょう。
1番大きな違いは、伝えたかったことを第三者には言えているのです。
当事者である相手には、気を遣うこともあるでしょう。
自分のプライドが邪魔をすることもあるでしょう。
でも、本質のあなたの想いって、第三者に伝える時に口にしていますよね?
「大切な人なのに…」
それなのに…緊張しすぎたり、取り繕うような言葉を並べてしまったり、相手の口調に冷静さを失ったり、素直になれなくて天邪鬼なことを言ってしまったり…
これがあなたを悩ませる上手く伝えられないことの正体でもあります。
あなたは「相手の存在をどう考えている?」それを片時も忘れてはいけない
上手く伝えられない人にとって、悩む材料になる相手って…
「大切な人」であるのではないでしょうか?
どうでもいい人とのやり取りを悩みすぎる人はいないでしょう。
悩む相手は「大切な人」というカテゴリーに属するような人なのではないでしょうか?
大切な友達
大切な恋人
大切なパートナー
大切な家族…etc…
何かしらの仲間であるはずです。
その相手に対して、どんなことが起きたとしても…
あなたは、刃物を向けるような言葉遣いをする必要はないし、
その相手は、あなたに刃物を向けているのでしょうか?
攻撃性を持つ必要はありません。
難しいことを言えば、相手が選ぶ道がどんなものであったとしても、あなたが左右することは、不可能です。
いつ何時も、決めて行動することができるのは、その本人だけです。
その相手の行動に対して言及しようとするのではなく、あなた自身が、あの人のことをどう思っているかが大事であり、答えなのです。
大切だと思うのであれば、大切に扱うことを忘れてはいけません。
だとすれば、その人に対して、あなたは、何を伝えたいですか?
<人に上手く伝えるための方法>あなたはできているかチェックしてみよう!
ちょっと考える部分も持てたのではないかと思います。
これまで、相手の反応ありきで生活してきたことでしょう。
それは、良くも悪くも、あなたを左右してきたはずです。
大切な人であればあるほど、意思疎通ができていたいと思うでしょうが、本当に大切な伝え方の術を知っておかないと、その意思疎通も上手くいきませんよね!
言葉は、選ぶより「素直」が1番!!人に誤解されない伝え方のススメ
話を振り出しに戻しましょう。
あなたが悩んだ時、相談相手には…
「本当は、こういうことが言いたかったのに、上手く言えなかった」
そう伝えるだろうということを書きました。
その本当に言いたかった気持ちを素直に話すということをしてみましょう!
伝えたい趣旨を自分で間違えてはいけません。
伝えたい事柄をちゃんと伝えるようにしましょう。
例えば、「好き」と言いたいのに、遠回しに褒めたり、天邪鬼に振舞ったりしていては、相手との関係性に問題が出ることもあるでしょう。
なかなか告白という形で、気持ちを伝えられる人ばかりではありませんし、告白しろと言っているわけではありません。
遠回しに褒めるくらいなら、素直に褒めればいいのです。
でも、私の言う褒めるは、相手を持ち上げるための意味合いではなく、「相手を認める」という意味です。
そして、照れ隠しで、天邪鬼な言葉を言ってしまう人は要注意!
冗談で通じていることが、ある瞬間には、冗談で済まされなくなることがあります。
いじられキャラとかありますが、不必要ないじり方は、不快感しか与えないということを忘れてはいけません。
いつも相手が笑っていると思ったら、大間違いなのです。
「ありがとう」や「ごめんね」を言うことが大切なモラルだということは、わりと世界共通でしょう。
でも、日本人は「すいません」を多用する人種であり、肝心な言葉を言えず仕舞いに終わってしまうことも多いのです。
良い機会ですから、自分の言動を振り返ってみてくださいね!
その応用編として、次をご覧ください。
言葉を発する時に気を付けることは「自分が言われて嬉しい言い方」を心掛けること!
人に上手く伝えられない人が困っていることって、自分基準というものをはき違えているんじゃないかな?と思うのです。
どういうことかと言うと…
誰しも言葉を発する時って「伝える」という作業をしますよね。
口頭だろうが、文章だろうが…
「伝える」わけですから、成果としては「伝わった」になりたいですよね?
でも、それが「伝わった」にならないから、あなたは「わかってもらえない」と悩んでいるはずです。
もう少し掘り下げると…
伝えた[emphasis]つもり[/emphasis]になってしまっていることが問題なのです。
そんなつもりないと思うかもしれませんが、相手の思考回路は、あなたとは違います。
あなたの中で、変換できることを相手ができるとは限らないし、逆も然りです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
「自分が言われたい言葉」を発するように意識するといいのです。
「ありがとう」と伝えるにしても、どんな風に伝えられたら、あなたは嬉しいと感じますか?
また、どんな風に「ごめんね」と言われたら、納得できますか?
そんな風に1つ1つ考えていくのです。
自分が同じことを言われたり、されたりしたら、嫌だなと思うことをしない。
それを徹底すればいいのです。
これが1番手っ取り早い改善方法になるはずですよ!
自分が喜べもしないことを誰かにしても、誰も喜びません。
どうして?は、当然になってしまうのです。
頭でわかっていても、感情に振り回されてしまうこともあるでしょう。
でも、極力、心にもないことを発することだけはやめましょう。
【まとめ】人に気持ちが上手く伝えられないと思う人は、今日から「自分だったら」を取り入れよう!
いかがでしたか?
・あの人へ抱く気持ちと矛盾した行動をしないこと
・素直な言葉を伝えること
・自分がされたら嬉しいと思う言動をすること
大まかにこの3つのことを説明しました。
強がる必要もないし、盾も、矛も不要です。
あなたが他者に諦めたことであっても、それが嬉しいことか、嬉しくないことかは知っているはずです。
「相手がやらないから」と、相手のせいにせず、あなた基準で行動してみましょう。
勿論、これが対人関係のすべてを円滑にするノウハウとは言い切れません。
けれど、「わかって欲しいこと」があるのなら、ちゃんと伝えなくてはね。
そこには、相手を重んじる気持ちも必要ですし、攻撃姿勢ではダメです。
逆に低姿勢すぎて、相手に嫌がられることもあるでしょう。
あなたとその人との関係性に応じて、しっかりと自分の取るべき言動について見直しをしてみてくださいね。
まずは、「自分がされて嬉しいこと」を心掛けていってみてください。
■自分を変えていくことに興味が湧いたら…
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読んでみてくださいね!
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
いろんな視点からコラムを書いていますので、他のコラムも読んで下さると嬉しいです。