愚痴は言ってはいけない?波長を下げない心の対処法

愚痴とは「言っても仕方がないことを嘆くこと」というのが意味です。

仏教では、物の見方を誤り、真実を見失い、自らの誤りに気づかずに不平不満をこぼすことを指します。

 

このような状態に陥ってしまうには2つの理由があります。

  1. すべては必然のもとで起きている
  2. 自他の切り分け(問題の整理)ができていない

 

1つ目、必然のもとで起きるということは、起こるべくして起きているということです。

これは、スピリチュアル視点で考えるとスムーズに入ってきます。

 

2つ目、自他の切り分け、問題の整理というのは、自分に無関係な事に腹を立てたり、考えるべくことを他人事にしてしまうことです。

これは、アドラー心理学で考えるとスムーズに入ってきます。

 

今日もAYAMEならではの解釈でお話していきます。

 

愚痴を言う心理

愚痴を言う心理には、さまざまな要因が関係しています。

 

【一般的によく言われる心理】

  • 認められたいという強い欲求がある
  • ストレスの発散の仕方を知らない
  • 自分の思い通りにしたい
  • 本気で努力した経験が少ない
  • 周囲の人を見下している
  • 人付き合いが苦手で親しい友人が少ない

 

もう少し具体的な部分を表すと…

■大変、余裕が無い
■羨ましい

■妬ましい
■鬱陶しい
■馬鹿にする
■見下す
■面白くない

このような感情が湧いた時に愚痴を言うことが多いと思います。

その愚痴は、他者または社会に対して向けられます。

 

そして、愚痴ばかり言っている人が幸せだと話すことは非常に少ないと思いませんか?

そこには理由があります。

 

愚痴を言うと波長が下がる

愚痴というのは、誰が聞いても気分の良いものではありませんよね。

愚痴を聞かされた人が別の人に愚痴を言うような悪循環さえ招くものだと思います。

 

愚痴の中に込められた言葉は、ネガティブワードだらけです。

ネガティブワードは、マイナスの力を持った言葉です。

つまり、ネガティブワードを使えば、当然、波長が下がるということです。

 

そして、自ら下げた波長は、自ら責任を取らなくてはなりません。

 

別の言い方をすると、自ら蒔いた種は、自らが刈り取らなくてはならないということです。

 

対人関係で言えば、愚痴っぽいということは、卑屈な人という印象を相手に与えます。卑屈な人ということは、一緒に居て心地良くないものです。だから、愚痴ばかりを言い続けると、人が離れて行ってしまうことも十分に考えられます。

 

別の視点で見ても、愚痴を言いたくなる相手が、あなたのライフスタイルに関わる人であれば、あなたのモチベーションは下がります。モチベーションが下がれば、毎日の楽しみや幸せは遠のく原因にもなります。

 

これを相手のせいだと言い続ければ、あなたの楽しみや幸せがやって来ることはないと断言しているようなものです。

 

イーリス
つまり、愚痴に感じている事柄を〝愚痴ではない別のモノ〟に置き換えられなければ、波長が下がる一方になるということです。

 

例えば、同居しているお姑さんと合わない場合、夫婦関係にまで影響を及ぼすことがありますよね。職場であれば、憂鬱で会社を休みがちになったり、ミスをしやすくなることも考えらえます。

 

最終的には、望まない未来を迎える原因にもなるということが見えてきます。

だからこそ、今日は、愚痴を言うということについて、しっかり向き合って考えていきたいと思います。

 

なぜ、愚痴を言うと落ち込んだり、自己嫌悪になるのか

愚痴を言うと、なぜか、落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったり、自分が嫌いだとさえ思えることがありますよね。

 

それは、愚痴を言っても、気分がリフレッシュできていないこと、現状が何も変わらないことが原因です。

 

誰かに愚痴を吐くことで、一時的に気分がリフレッシュしたような気にはなるものです。

しかし、その効果は一時的で、話ながら、さらに思い出して、ムカムカすることもあれば、相手に愚痴を言った申し訳なさを感じることもありますよね。

また、弱音を吐いてはいけないと自分自身に言い聞かせているのに破ってしまったという自己嫌悪もあるかもしれません。

 

そして、誰かに話しても、その当事者に思いが通じるわけではないので、その場は、共感してもらうことで慰められたとしても、結果的には、何ひとつ現状は変わっていません。

 

結局、ひとりになれば、どうするべきなのか…と、頭を悩ませるスタートラインに戻ることになります。

 

つまり、話しても、話しても…対処方法がわからないことが問題なのです。

 

その一方、愚痴を聞かされる側にも焦点を当ててみましょう。

 

なぜ、愚痴を聞かされると、しんどくなるのか

愚痴を聞かされると、しんどくなったり、嫌な気持ちになったりすることがあります。

なぜ、当事者でもないのに、こんな気持ちになってしまうのでしょうか。

 

「愚痴を言うと波長が下がる」の部分でも書きましたが、愚痴は、ネガティブワードの塊です。

 

ネガティブワード(怒りや憎悪の感情)に触れて心地よいと思う人は、どこにもいません。

 

愚痴として、口から吐き出される言葉と感情は、劇薬・毒物と同義だから当然の作用です。

 

せっかく、楽しい話を用意していたのに…報告したいことがあったのに…言えない気持ちにもなります。

 

特に感情が大きく乗っかっていると、聞かされる側が当事者でもないのに、怒られている気分になったり、そこまで言わなくても…という複雑な気持ちでいっぱいにもなります。

 

次に、世の中に出回っている愚痴を言いたくなった時の対処方法についても考えてみたいと思います。

 

実は波長が下がる?愚痴を言いたくなった時の対処法

ストレスが溜まった時、愚痴を言いたくなった時の対処方法として、よく目にするものがあるのですが、良くない方法が一緒にピックアップされていると感じます。

 

それは、

想いを紙に書き出すという方法です。

 

これって、

デスノートと同義です。

 

誰かに見せるものじゃないから、何を書いてもいいんだ。

それは、大きな誤解だと思います。

 

その思考自体が、波長を下げるもとです。

 

紙に書いたことも、口から発したのと同じで、念がこもるものです。

大げさに言えば、呪いにも呪術にもなり得るものです。

 

そして、それは、自分にいずれ返ってきます。

 

紙に書かれた言葉を冷静になって読み返したら、どんな想いをするでしょうか?自分が恐ろしい感情に支配されていたことに気づければ、まだマシかもしれません。

 

幸せになりたいのであれば、次にご紹介する「愚痴が溜まった時の波長を下げない心の対処法」をお試しください。

 

愚痴が溜まった時の波長を下げない心の対処法

先におさらいをしましょう。

愚痴から発せられるエネルギーは、負のエネルギーです。

その中身は、怒りや憎悪の感情です。

 

この負のエネルギーを上手に封じ込めて、プラスのエネルギーに変換させることが必要です。

最初は難しいと思います。

でも、慣れたら、あなたの心は、いつも穏やかに保てるようになります。

 

【愚痴が湧き出す心理】

  • 認められたいという強い欲求がある
  • ストレスの発散の仕方を知らない
  • 自分の思い通りにしたい
  • 本気で努力した経験が少ない
  • 周囲の人を見下している
  • 人付き合いが苦手で親しい友人が少ない

愚痴を言う心理で書いたものです。

 

そこに伴う感情は

■大変、余裕が無い
■羨ましい

■妬ましい
■鬱陶しい
■馬鹿にする
■見下す
■面白くない

このようなものがあると書きましたね。

これをどのように対処できるのかと言えば、

見方を180度変えることです。

 

あなたの価値感で、相手を量っていたと思います。

だから、あなたの価値感を変えるのです。

 

でも、難しくはありません。

 

あなたの感情で考えることをやめればいいのです。

 

イヤだなと思ったことは…
不快に感じることを相手が実践してくれているんだと考えるようにする。
自分への戒めをありがとうと考えることができる。


もうちょっとこうすればいいのに…
相手に注文を覚えたのなら、それは、これからの自分への良きアドバイス。
反面教師で、気をつけるきっかけにもなる。
目にするということは、必ず自分への忠告にもなっていることに気づこう。
過去や未来の自分に照らし合わせることが隠されている。


自分と相手とを切り分けて考える
愚痴に繋がっている事柄は、誰の問題であるのかを考える。
例えば、我が子のことであれば、我が子が考えるべき問題であるのに、自分だったら…と、考えていないか、お節介をしていないかをチェックする。
相手の問題を横取りしてはいけないし、横取りはできないことに気づく。
相手の問題で、あなたができることは、良き相談相手、アドバイスをしてあげることだけです。

一言で、まとめれば、わざわざ、相手が嫌われ役を買って出てくれているのです。

理不尽だと感じる事柄は、自分を磨いてくれる磨き粉です。

今は、その経験が何に役立つのかはわからなくとも、いつか、その経験が役に立つ日が来ます。

 

私自身、育った家庭には、不満しかありませんでしたが、そのお陰で、このサイトを立ち上げるきっかけ、幸せを考えていくきっかけになっています。

 

結果論は、感謝になるように物事はできています。

 

そして、あなた自身が解決できる事柄なのか、相手が解決しなければいけない問題なのかをしっかりと見つめることが必要です。

どんなに手を焼いても、腹を立てても、相手が行動しなければいけない問題をあなたがどうにかすることはできません。

 

身近な人ほど、「どうしてできないんだ」と腹が立つものですが、その人個人をきちんと見つめることができているでしょうか?

その人なりに頑張っていることを見もせずに、愚痴ばかりこぼすことが多いはずです。

 

あなたの感覚の頑張りを見せることは、相手にはできないかもしれません。

でも、その人なりには、頑張っているのであれば、あなたのできるで評価してしまったら、その人はどんなに頑張っても認められない人になります。

 

このように冷静に物事を見つめる癖付ができれば、自然と愚痴は減り、瞬時にプラスの世界へと目を向け直すことができるようになります。

 

イーリス
私も散々苦労しました。感情や自分の尺度で物事を考えているうちは、悩みは尽きないし、愚痴は止まらないことに気づきました。何かを判断する時には、感情が不要であることを覚えると、人生は平穏でいっぱいになります。

 

まとめ|愚痴は脳内変換で無限に対処していこう!

最後にまとめたいと思います。

 

これまで、愚痴に繋がった物事は、感情やあなたの価値感で判断してきた事柄ばかりだったと思います。

 

例えば、相手に一方的に言われたことが腑に落ちなくて、愚痴になることもありますよね。

それは仕方がないことなんじゃないか?と思うかもしれませんが、この場合も簡単に対処できます。

 

同じ土俵に立って、腹を立てる、仕返しを考えるのではなく、「そのようにしか人を判断できないんだな」と考えればいいのです。

残念だな。気の毒だな。と、考えることができれば、愚痴は出て来なくなります。

 

その証拠に、そういう人が幸せそうにしていることはありません。

 

自ら不幸になりたいと願う人などいないはずです。

あなたは、今日からどんな選択をしますか?

 

冷静に考える脳内変換を試してみませんか?

 

それだけで、身近な人に愚痴を吐く回数も減り、楽しいことをより楽しく過ごせるようになっていくのではないでしょうか?

 

その他、日々の対処法については、サブスクコンテンツにて掲載しています。
自分の心の操作法もどうぞご活用くださいませ。

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