汗をかいてデトックスは嘘?!東洋医学の考え方から証明してみる!

  • 2018年7月29日
  • 2019年10月28日
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心身にストレスをかけるより、リラックスを感じる汗のかき方がデトックスの手助けになると考えています。

心身に過度な負荷をかけるような汗のかき方は、デトックスに繋がらない。

 

デトックスというと、半身浴といったお風呂に入る方法であったり、サウナや岩盤浴、ホットヨガでしっかりと汗をかくことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

この汗をかくことが、デトックスには繋がらないという研究発表がありました。

その発表の大事な要素は、汗の成分を分析したところ、身体に不要な毒素がほとんど含まれていなかったそうです。

 

では、デトックスのためにと汗をかくことは間違っているのでしょうか?

 

鍼灸師として、東洋医学的に汗をかくことを考えると、気持ちよく汗をかくことは、デトックス効果を発揮できうると考えます。

 

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デトックス効果を調べているあなた

健康的な取り組みを考えているあなた

体にある余分なものを排出したいと考えているあなた

[/topic]

 

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1.良いと聞いたら、試したくなる…でも、やり方を知らなかったら、効果的とは言えないかも…

2.有効的な方法を知っていると、より効果的になれるかも?!

 

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鍼灸の基礎となる東洋医学の基本で、気・血・水という考え方があります。

この3つのバランスを整えることが、デトックスの土台を作ることになるのです!

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それでは、一緒に見ていきましょう!

 

 

汗の成分に、毒素が含まれていないことが、デトックスにつながらない訳ではない

 

デトックスは、身体の毒素を排出することです。

しかし、研究結果には、汗の成分の中に「毒素」は含まれていないと発表されています。

そうなると…汗をかくことが、デトックスだというのは確かに嘘だということになります。

では、本当に汗をかくようなことはデトックスにならないのでしょうか?

<疑問>

汗をかくのは無駄?

上手なデトックス方法って、あるのかな?

汗の秘密も知っておいた方が、効果的なのかも!

デトックスというのはどういうものか一緒に見ていきましょう。

 

汗の成分に毒素が含まれていないから、デトックスにはならない

 

今回、ある研究機関にて、汗の成分に毒素が含まれているかどうか分析して、その成果が学術誌にて発表されました。

 

その成果は、汗をかいて毒素を排出することは、汗をかいて弾丸を出すことと同じくらい不可能なことなんだそうです。

 

この汗の成分分析は、毒素がどういうものか定義して、2リットルかいた汗がどういう成分だったのか分析されました。

 

汗自体に含まれるものを調べること自体は、そこまで難しいことではないと思うのですが、なぜ、調べることになったのかが重要なのです。

 

わざわざ、汗をかいてのデトックスは嘘だとまで言うくらいになったのは、美容健康関係のサービスを提供している企業が、宣伝文句としてデトックスという言葉を活用しているからです。

 

そのうえで、企業と利用者との関係で、デトックス効果がなかったなどの問題が多くあったからではないのかと想像できます。

 

デトックスというものが、どういうものか今一度しっかりと考えていく必要があると思うのです。

 

汗をかくまでに至るプロセスが、デトックス効果をあげる可能性がある

 

なぜ、汗をかくのかというと、身体が熱くなってきて、その身体を冷やしたいと指示をだすからです。

身体が温まってくると、自然と活動的になってきます。

 

特に、体内におけるデトックスの中心となる肝臓や腎臓の動きが活発になってくると、デトックス効果が期待できるわけです。

 

汗をかくようなことをすると、血行が良くなり、水分の代謝が盛んになります。

 

このことが、肝臓や腎臓の働きを補助することにもつながります。

肝臓と腎臓について詳しくは、こちら↓

[kanren url=”https://health-care-iris.com/i-labor-the-liver-and-kidney”]

 

 

デトックス効果を期待できる汗をかく代表5選

 

汗をかいてデトックス効果が期待できるものとして、いろんなやり方があります。

代表的なものを5つ紹介していきますが、ここで大きな共通点となるのがリラックスできることです。

それでは、順に見ていきましょう!

1.ウォーキング

運動の基本となる歩くことは、やはりデトックスの効果が期待できる方法です。ウォーキングが良いといえるのは、運動の激しさがさほどでもなく調整がききやすいからです。

主に、下半身の筋肉を動かすのでむくみの対策にもなり、血行も良くなります。うっすら汗をかくのに最適です。

 

2.半身浴

普段のお風呂習慣の中で取り入れることができるので、リラックスできる時間も確保できます。

体温より少し高い温度で胸より下側をお風呂につかるようにすることで、身体の芯から温まりやすくなるのです。

汗をかくくらいまであったまったら、肩までつかって、お湯の温度を上げるのもいいでしょう!湯上りの時の気持ち良さが出ますよね。

 

3.ホットヨガ

ホットヨガは、高温多湿の空間でヨガを行うので、汗をたっぷりかくことができます。

ヨガのポーズをとるために筋肉をしっかりと動かし、姿勢を作ることができて、落ち着いた呼吸をしていくことができるのです。

水分補給をしながら、汗をかけば、水分の代謝にもつながり、筋肉も動かすので血行も良くなります。

 

4.サウナ

サウナは、90度ほどの高い温度の空間でしっかり汗をかき、水風呂でしっかり冷やすことを繰り返しながらやっていくものです。

この暑いと冷たいを繰り返す中で、自律神経系のスイッチのオンオフがはっきりするようになると言われています。

高血圧のある方には、身体の負担が大きくなり過ぎてしまいますが、メリハリを効かせることで終わった後しっかりとリラックスできるのです。

 

5.岩盤浴

岩盤浴は、サウナほど熱くなく、湿度が高い空間で、温まった岩盤の上で寝転がりじっくりと温まります。

たっぷりと汗をかきますが、サウナほど身体の負担を感じないため、取り組みやすい方法です。

専門施設で個室のようなところで行うのは、ゆっくりできて、よりリラックスできますが、スーパー銭湯に併設してるところだと、周りも騒がしくなりやすく、リラックスはしにくいかもしれませんね。

 

次に、汗をかいてリラックスする方法がどのように有効的に働くのか、中身を考えていきましょう。

 

 

汗をかくようなデトックス方法が、有効になり得るポイント3つ!

 

汗には、デトックスとなり得るような毒素が出なかったこともあり、汗をかくこと自体はデトックスだとは言えません。

身体には、毒素を排出する仕組みがすでにあります。

その仕組みのメインになるのが、肝臓と腎臓です。

肝臓や腎臓を助けるような汗をかく方法は、デトックスになると考えます。

汗をかくことが、すべてデトックスにつながるわけではなく、3つの条件が揃ってくると効果が発揮できるのです。

それでは、順番に紹介していきましょう!

 

血行が良くなると、肝臓の働きを助けることにつながる

 

汗は、どういう時にかくものなのでしょうか?それは、身体が熱くなったのを冷やしたいと思うからですよね。

 

この身体が熱くなってきている時は、必ずと言っていいほど血行も良くなっているのです。

 

東洋医学的な考えの中で、肝臓の役割として、全身の隅々まで血液を送り届けるというものがあります。

 

血行を良くするような働きかけをすることが、肝臓の働きを助けることにつながり、肝臓の役割のメインとなる毒素や老廃物、栄養の分解に集中できるようになるのです。

 

肝臓の働きが活発になることは、よりデトックス効果を発揮することになります。

 

注意が必要なのは、血行が良ければなんでもいい訳ではなく、心臓がバクバクする感じになるのは行き過ぎなので、ゆっくり落ち着くようにしてください。

 

水分の代謝が活発になると、腎臓の働きを助けることにつながる

 

汗をかくということが、体内の水分を動かすことになります。

水分補給をしていくことで、身体の水分の巡回が生まれることになるのです。

 

東洋医学的な考えの中で、腎臓は水分を管理しています。

 

しっかりと働きができないと、むくみとして足であったり、顔であったり出てくることになるのです。

 

汗をかくことと水分補給をしていくことで、水の巡りが良くなると、腎臓の本来の役割である身体にとって不要なものをろ過し排せつすることに力を注ぐことができるようになります。

 

まさしく、毒素を外に出すデトックスにつながる訳ですね。

 

1つ注意が必要なのは、身体に熱がこもってしまうのは、あまり良い状態とは言えません。

トイレに行った時のおしっこの色の黄色いかんじが強かったり、熱っぽいかんじがあるときは、水分補給が足りてない可能性が高いです。

しっかりと調整するようにしましょう。

 

気持ちがリラックスすることで、副交感神経系が活発になる

 

汗をかくものであれば、なんでもいい訳ではなく、一番大切なのがリラックスできるようなことをしているかということです。

スポーツをガッツリやり込むのも悪いことではないですが、デトックスの視点から見ると身体の消耗が激しくなりやすく疲労が溜まりやすくなってしまいます。

 

リラックスしながらも、汗をかけるようにすることが、デトックスになるのです。

 

なぜ、リラックスすることが有効かというと、副交感神経系が活発になりやすいためです。

 

この副交感神経系は、身体の中でいろんな役割をしていますが、特に内臓関係の動きが活発になりやすいのです。

 

逆に、交感神経系が活発になると、興奮した状態になりやすく、お腹も空かないような感じにもなります。

 

リラックスできる時間があることは、気持ちのうえでもゆったりとできますし、内臓関係にもメリハリができることになるのです。

 

東洋医学の基本、気・血・水のバランスを保つことデトックスにつながる!

 

東洋医学の基本であり、もっとも重要な考えで、気・血・水という生命活動の基礎となるものがあります。

 

この3つのバランスのどれが崩れても、体調が悪くなってしまいます。

 

デトックスをしようと、何かに取り組むのもいいのですが、気・血・水のバランスが崩れてしまわないか、バランスをとれるようにできるかというのがとても大事になってくるのです。

 

・心の満足できること

・栄養の偏りがないこと

・適度な水分補給が取れていること

・心身に気を巡らすことができること

 

わかりやすく分解すると、このようなことが挙げられます。

 

どんなことでも、過度な偏りを起こしては、良いものは、たちまち悪いものへと変化してしまいます。

 

3つのバランスを崩さないようにとは、何か1つだけを鍛えたり、補ったりすればいいというものではないよ!という意味も含んでいるんですよ。

 

 

【まとめ】気持ちよく汗をかこう!デトックスは、内臓の調子を整えることから始まる

 

汗自体には、毒素はほとんど出てこないということはわかりましたが、汗のかき方によっては、デトックスにつながるものも多くあります。

 

<結論>

心身にストレスをかけるより、リラックスを感じる汗のかき方がデトックスの手助けをする。

心身に過度な負荷をかけるような汗のかき方は、デトックスに繋がらない。

 

数あるデトックスのやり方によって、自分に合う合わないが出てくるものです。

そこで、判断の基準になるのが、気持ちよくできるか、リラックスできるかというのが大事です!

デトックスの基本は、身体の内面から、自分がすでに持っている能力を高めることが最初の一歩になります。

 

外から補えば、それでよしっ!!とは、ならないもの…と言うよりは、自分の中にある大切な機能を無視しては、どんなに良い商品や道具を試したって、それは…お金の無駄や身体の負担に変えてしまうかもしれないのです。

 

デトックス…一言では、言えない深いものです。

 

では、あなたも汗をかくなら、ストレスより、終わった後に「リラックス」を感じられるものを選択したり、実践していって下さいね!

 

 

 

デトックスするには、肝臓と腎臓の働きが必須↓

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心のデトックスにも着目しています↓

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最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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