何かあると、人間関係をリセットしてしまう人及び行為を「人間関係リセット症候群」と言うのだそうです。
しかし、人間関係をリセットすることって、誰にでも起こりうることです。
「人間関係リセット症候群」の情報を読んでいると、私は、疑問がたくさん浮かんできます。
正式な病名ではありませんが、
〇〇症候群と名付けられると、どこか異常な気がしますよね。
こういう言い回しは、言葉によって病気をつくられていくような気がしてしまいます。
何より、誰にとって、人間関係リセット症候群だと問題なのかが…私にはイマイチわかりません。
そもそも、対人関係を構築することが苦手な人は、人間関係リセット症候群であることを悩む前に、人と上手くつき合えないことを悩むと思うんですよね。
私が行きついた答えは、スピリチュアル視点で「人間関係リセット症候群」を見た時、その行為が
逃げの縁切り
卒業の縁切り
どちらであるかの方が重要です。
ということで、今日は「人間関係リセット症候群」をスピリチュアル視点で解説をしていこうと思います!
人間関係リセット症候群の定義
まず、世の中で言われている「人間関係リセット症候群」についてです。
人間関係リセット症候群とは
ストレスが溜まったり、鬱っぽくなってくると、交友関係や社会との繋がりを断ってしまう。
人間関係の整理ではなく、人間関係を断つための行動をする。
【実際の行為】
- SNSをすべて削除する
- 音信不通にする
- 転職を繰り返す
- 誰も知らない場所へ引っ越す
この行為を「リセット」と言い、これがリセット癖のようになることを「人間関係リセット症候群」と言う。
1.不要な人間関係を整理しただけ
2.一時的に消える
3.不定期ですべてがイヤになる
人間関係リセット症候群になりやすい人の12この特徴
- 感受性の高い人(HSPなど)
- 友達と居るより、1人が好き
- 大人数より、少人数派
- 他人の評価が気になる
- 努力家
- 完璧主義
- 相談できる人がいない
- ネガティブ思考
- 乱れた生活習慣
- 面倒くさがり
- 気を遣うことに疲れた
- 自分が嫌われていると思う
例えば、私もですが、生まれ持った気質であるHSPの人にしたら、毎度こういうのにピックアップされること自体が生きづらさを感じると思うんです。
少人数派だったり、1人の時間が好きっていうのもダメなことに聞こえますよね。
度が過ぎれば、問題にはなるでしょうが、努力家・完璧主義って、頑張り屋さんだってことなので、私は素晴らしい人だなと思います。
乱れた生活習慣なんて、話が飛躍しすぎているような気がしてなりません。生活習慣が乱れていたら、確かにいろんな心身の病気になりやすいとかありますが、それを持ち出してきたら、キリがありません。
人間関係リセット症候群の対処法
- 相談できる人を見つける
- 生活習慣を整える
- 悩みや不安を書き出す
- 自分にも人にも期待しない
- SNSから離れる
- 人と適度な距離で付き合う
- 現実を理解する
- 自分を理解する
私が想像する人間関係リセット症候群の人って、対人関係を築くことが苦手な方だと思うんです。
そんな人を対象に「相談できる人を見つけよう!」とか、鬼じゃありませんか?
その他の対処方法を見ても、難易度が高くて、余計に孤立する人をつくるだけで「それができたら苦労しないよ!」って内容ばかりだと思いました。
ここからは、AYAMEらしく考えて行こうと思います。
今回はスピリチュアル視点で考えて行くのがベストだと判断したので、スピリチュアル視点で解説します。
人間関係リセット症候群をスピリチュアル視点で考える
人間関係をリセットしたくなる時
というお題で考えると…
→ある人からの卒業2.自分にとって不都合な人間関係を断つ
→ある人から逃げる
2つの関係の断ち方があると思います。
あなたは、どちらのリセット方法を選択しようとしているのか、スピリチュアル視点で考えると、その動機が重要です。
人間関係リセットの動機が「卒業」の人
自分の目的を達成するための選択肢に「〇〇をやめる」という理由、その動機が前向きにある時は「卒業しよう」としていることを意味します。
SNSからの卒業
夢や目標を叶えるためには、これまでの対人関係を断たなくてはいけないこともあると思います。
例えば、SNSに使っていた時間を勉強に充てよう。
そう思った時、SNSをやめてしまおうと決断する行為は、SNSからの卒業です。
友達を選ぶ
私たちは波長の法則で、人との出会いと別れを繰り返します。
波長がズレてくると、これまで噛み合っていたはずなのに、噛み合わないことが増えてきます。
トラブルになるくらいなら、思い切って距離を空けてみることも大事です。
自分磨きを頑張った結果、もうその考え方についていけないなと思ったら、その人から卒業していくことも必要です。
ただし、相手を傷つけたり、貶めるような手口に出るのはNGです。
本当にお互いのステージが変わったのならば、自然と縁が切れていくものです。
理由をもって断つ
後述しますが、「逃げる」という形で関係を断とうとすると、何度も同じような出来事に遭遇することがあります。
それは、学ぶというカリキュラムが終わっていないことを合図するので、人や場所を変えても似たような問題に悩まされることになります。
しかし、「卒業」という形で、1つの学びを終了させたい場合は、感謝の気持ちで締めくくるようにしてみましょう。
人間関係リセットの動機が「逃げ」の人
自分の言動を反省しないで、相手のせいにばかりする
どうしてそう言われるのか、どうしてそんな態度を取られるのか…そう思った時には、自分の言動を振り返るようにしましょう。
自分の言動を反省することなく、相手だけが悪いと、相手のせいにしていると、その問題から抜け出すことができません。
その相手との関係を断っても、また新しい人と同じような問題に悩まされることになります。
自分勝手で相手の気持ちを考えない
自分の気分が乗らなくなったら、相手との連絡を絶つ。自分の気分が変わったから、また相手と連絡を取る。
相手の都合を無視して、自分の都合ばかりで動く。
こういう身勝手を働くようなことをしていると、いつか相手からしっぺ返しをされたり、困った時には助けてもらえなくなったりします。
いわゆる、オオカミ少年のような種を蒔く行為とも言えます。
相手は、自分に対してどんなことをしてくれているかを今一度考えるようにしてみましょう。感謝の気持ちを持つことからが良い種蒔きのスタートです。
まとめ|自分の波長がすべてを引き寄せている
イヤだなぁ…と感じる対人関係に「どうして私ばっかり」という気持ちを抱くことだと思います。
イヤだから、その関係性を断ってしまえばいい。
そう考えるのも、そう行動するのも簡単なことです。
でも、今一度振り返って考えてみて欲しいのです。
どうして、そのことが起きたのか
それは、すべてあなたの波長が原因で起きているのです。
すべての事柄は、写し鏡または反面教師だと考えてもいいと思います。
目の前に起きることがイヤなことであればあるほど、自分の言動を見直すチャンスを与えられているのだと考えるようにしてみてください。
それを知らせてくれる役割を持つ相手を決して憎んだりしてはいけません。
逃げても逃げても、卒業できていない課題(あなたにとって必要な学び)は、形を変えてやって来ます。
イヤなことをリセット(縁切り)で乗り越えるのではなく、あなたなりの学びの形で卒業していくことを考えてみてください。
感謝できることに気づければ、そのイヤだと思う事柄からは卒業できるはずです。