信じていた相手に裏切られる瞬間は、まるで床が抜け落ちるような感覚です。
その衝撃は、悲しみ、怒り、寂しさ、憎しみ…といった様々な感情の真っ暗な海に叩き落されるかのようで、心に大きな痛みを伴いながら海底に沈んでいくかのような感覚にもなりますよね。
しかし、その底から這い上がることで、波長がより高いレベルに到達することがあります。
なぜなら、裏切りには裏メッセージが潜んでいるからです。
逆境から得る教訓と成長は、私たちの魂を磨き上げ、より高い状態へと導きます。
また、その逆境こそが、あなたの進むべきステージの扉であることも。
この記事を通して、裏切りとの向き合い方を考え、その辛かったはずの経験が、あなたにとって幸せのステージの幕開けにもなるものだというメッセージをお伝えしたいと思います。
しかし、条件があります。
裏メッセージを受け取るためには、
あなたが幸せになることを放棄してはいけません。
では、本編へどうぞお進みください。
実は「波長が上がる」サインかも…
裏切られたことが、どうして「波長が上がる」サインになるのか?不思議に感じたと思います。
裏切られるという行為は、1つの習慣が絶たれる転機とも言い換えられます。
つまり、新しい習慣を始めなければならないということです。
あなたにとって、当たり前のような存在だったはずの人が、あなたを裏切ったことで、あなたの日常生活は変わってしまったと思います。
もちろん、裏切りにも種類があると思いますから、一瞬で疎遠になるケースもあれば、継続して関係性を続けなければならないケースまで幅広くあります。そして、どのようなケースであっても、あなたの中で相手との関係性が変わってしまったことはとても大きな変化でしたよね。
しかし、「波長が上がる」サインだからと言って、必ずしも波長が上がるとは限りません。
そのカラクリは、以下の通りです。
裏切られたと思ったと同時に送られている裏メッセージ、あなたには、2つの分岐点が目の前には用意されています。
わかりやすく画像にすると…
このような形の分岐点です。
1.裏切られたことが消化できず、相手に固執・執着してしまう
2.裏切られたことを1つの転機として捉える
最初の方に書いた言葉
裏切られるという行為は、1つの習慣が絶たれる転機とも言い換えられます。
どんな状況であったとしても、昨日までの関係性のままではいられないからこそ、あなたは何かの選択を取っているはずです。その選択が画像の分岐点です。
裏切られた事象についてこだわれば、そこから進むことはできない迷路に迷い込んで行きます。
しかし、裏切られた経験を活かして、前に進むのであれば、あなたの人生は大きな転機を迎えることもできます。
そうは言われてもと思うブロック材料として、裏切った相手に対する怒りや復讐心を消化することから始めないと前に進めないと感じると思いますので、対処方法からお伝えします。
まずは、怒りや復讐心を収めよう
そこには、相手に対しての大切な、大切な想いがあったからだと思います。
悲しかったですよね。
悔しかったかもしれませんね。
こんなに相手のことを想ってきたあなたがいるのだから、ぞんざいに扱われたくなかったですよね。
その想いを無下にされたことで、怒りや復讐心がこみ上げてきますよね。
そういうものだと思います。
収めようにも収められない。
忘れようにも忘れられない。
そんな気持ちでいっぱいですよね。
その日は、眠れなかったかもしれませんね。
ご飯は食べれていますか?
体調を崩していませんか?
人と付き合うことが怖くなったりしていませんか?
それでも、何か進もうと思ったからこそ、私の記事にたどり着いてくださったあなたに感謝を心から申し上げます。
あなたが前に進んで行けるように心を込めて書きます。
最後まで、読んでください。
あなたの心の闇に晴れ渡る空と虹が架かるはずです。
人を信じた自分を責める必要はない!
私も人に裏切られる経験を何度もしたことがあります。
その度に自分のことをどうしても責めがちでした。
自分のことを責めてしまうのは、どうにもならないやり場のない気持ちを自分にもぶつけてしまうんですよね。
こんな人信じなければよかったとか、何で簡単に好きになっちゃうの?とか…
裏切られたことで傷ついているのに、さらに自分自身で、自分のことをもっと傷つけてしまうんですよね。
自暴自棄になって、暴飲暴食してみたり、自傷行為などで傷つけてしまったり…あなたは、自分に可哀想なことをしていませんか?
例え、あなたの言動にも裏切りを引き起こす要素があったとしても、自分を責めることなどありません。
もう、責めなくていいんですよ。
裏切りから立ち直るために
裏切りから立ち直って、前に進むためには3つのことをあなたの中に取り入れてください。
そうすれば、裏切りから立ち直ると共に波長が上がって、新たなステージへと進んで行くことができます。
- 気持ちの切り替え方
- 深追いしない、詮索することをやめる
- 冷静に考える
1つずつ解説していきます。
気持ちの切り替え方
気持ちの切り替え方って、難しいですよね。
心にグッと刻まれた印象をほどくのは簡単なことではありません。
過去の私もそうでしたが、気持ちの切り替えができないのは、ずっと過去の出来事(今より前のこと)に囚われてしまうからです。
その囚われてしまった自分の気持ち、あなたの手で取り戻さなくてはなりません。
でも、気持ちを切り替えていく方法は、意外にも簡単です。
まず、あなたが、あなたの声を聴いてあげることから始めましょう。
誰かに話しても、ずっとモヤモヤする。
1人で考えていてもモヤモヤする。
このモヤモヤの原因は、あなた自身が自分の心の声を聴いてあげれていないからだと思います。
自分と対話することって、常日頃しているでしょうか?
想いを感じ取ることは、誰しもが得意です。
でも、自分自身の相談役になることは多くの人ができていないと思います。
深追いしない、詮索することをやめる
つい、どうして相手は、自分のことを裏切ったのだろうか?と考えがちですよね。
あの人の心理は何だったのか、どうしてそんなことが平然とできるのか…
心理的なことを調べてみたくなったりすることもありますよね。
厳しい言葉ですが、あなた都合の言葉(あなたを擁護してくれる事柄)を探しているだけではないでしょうか?
相手のことを深追いしたり、詮索するくらいなら、相手のことを肯定して考える方が、ずっと答えは早く出ます。
否定したくなるものだと思います。
あなたにとって大切な人だったから。
でも、あなたにとって、本当に大切な人だったのでしょうか?
友達でも、異性関係でも、相手のことを心から大切で愛しているのなら、相手が選んだ選択肢をもっと尊重できてもいいのではないかと思うのです。
もちろん、それは簡単なことではありません。
自分の想いを置いておいて、相手の決めたことを尊重することは難しいことです。
次の「冷静に考える」で詳しく書きます。
冷静に考える
信じていた人に裏切られたことを冷静に考えてみると、1つ抜けている事柄があります。
それは…
相手の気持ちです。
あなたの気持ちばかりに焦点を当てて、いろんなことを考えてきたと思います。
あなたを裏切った人は、一体どんな気持ちだったのでしょうか…
逃げたかったかもしれない
知らず知らずのうちに、相手は息が詰まる想いをしていたかもしれません。
弱い人かもしれない
優柔不断で断れないタイプかもしれません。
弱い絆だったかもしれない
紡げていたと思っていた絆、相手の心としっかり紡げていなかったかもしれません。
自己愛の強い人かもしれない
自分さえ良ければいい、自分のことしか考えられないという人かもしれません。
そして、あなたの言動はどうだったでしょうか?
厳しい言葉ですが、あなたは、「相手のため」と言いながら、「自分のため」な言動を振舞いませんでしたか?
相手の気持ちを尊重せず、自分の安心のために求めたり、勝手に相手との関係性にシナリオを作成してしまっていたりしませんでしたか?
これを別の言葉で言うと、
相手に対する依存が強くなかったかを振り返ってみてください。
裏切りと依存との関係性
相手への依存は、感情や幸福感を相手の存在や行動に強く依存する状態を指します。この依存は、他者の承認や愛情を求め、その存在がないと安心感を喪失することが特徴です。
依存関係にある人が裏切りに遭遇すると、精神的な打撃が大きくなることがあります。
依存は相手への信頼や安定感に依存しているため、裏切りはその信頼の崩壊を意味し、深刻な感情の傷を引き起こす可能性があります。一方で、裏切りが依存関係を問題化させ、改善の契機ともなり得ます。
つまり、相手の行動を「裏切り行為」というカウントができる時には、自分が相手に依存していなかったかを振り返ってみることも必要です。
信じていた人というあなたの中の定義も「依存していた」の方が意味合いとして強いかもしれません。
裏切りが、本当に裏切り(あなたを欺くための行為)だったのか…それは疑問であるということです。
さて、そんなあなたが波長を上げるチャンスに変えていくためにできることをご提案します。
信じていた人に裏切られた事実を乗り越えて波長を上げていく
ここからは、スピリチュアルな視点を含めながらお話します。
ここまでお伝えしたことは、ただ感傷に浸っていても前に進むことはないということです。
どんな相手であれ、問題が起きましたね。
そこで見つめ直すべきことは、自分自身の行いに間違いがなかったか、自信が持てるかです。
あなたが立ち上がらなければ、どんな意味が込められたメッセージも無駄になってしまいます。
「相手のため」と考えることは難しいことですよね。
必ず、そこでぶつかるのは…
じゃあ、私はどうなるの?
という視点があるからです。
あなたは、新しい未来に向かって「自分の人生をどう組み立てていくべきことなのか」を考えるべき時に立たされました。
相手に対して、失礼な態度を取っていたと思うのであれば、今日から改めればいいことです。
経験を活かすということは、失敗を未来へ活かすことです。
心底苦しい思いをしたのならば、あなたの周りで同じように苦しんでいる人を見かけた時、どれほど優しいオーラで包んであげられるでしょうか?
痛みを知っているからこそ、人に優しくできます。
裏切られたからと言って、すべてが変わる、終わるではありません。
新しく始めるという選択肢があります。
輝ける自分になることを一生懸命にやっていたら、いつの間にか、あなたの人生は好転しているはずです。
元夫に浮気をされた時、私は、相手を重んじる、尊重することよりも、自分を満たして欲しいという気持ちでいっぱいで、相手が逃げたくなるような負担を掛けていたのだと思います。
友人に裏切られた時、私にも言い分がありました。なぜか、私の言い分は通らないし、聞いてもらえない。そんな関係でしかなかったのだろうかと、悲しみと怒りでいっぱいになったこともありました。
どちらのケースも「私のこともわかってよ!」という想いが強くなった時に起きたことです。
そんなにも自己主張することがいけないのかと悩んだこともあります。
しかし、相手のことを大切にできない自分が、相手に大切にしてもらうことばかり望んでも上手くいかなかったと思います。
友人が急に豹変してしまったことに対するショックが強く、冷静になれなかったこともありました。
突然、相手に手のひらを返された悲しみは計り知れないものです。
今思えば、それは裏切りではなく、お互いズレてしまっただけだったのかもしれません。
私の中のシナリオ上の相手は、どんな態度をすべきことか設定されていました。その設定とは違う行為を「裏切り」と思ったのだと今では思います。
こういった経験から学習してきました。
人に対して、どのような距離感で接するべきか、どのように相手を考えてあげれば失敗しないで済むのか…
自分をどのように守れば、傷つかないで済むのか…
その結果たどり着いた答えは
自分の人生を精一杯
楽しむことです。
そして、自分が誠意ある態度を取る。
きちんと、言葉と態度の1つ1つに責任の持てる行動をすることです。
そういった生き方ができるようになったら、人から裏切られることはなくなりました。
自分が大切だと思う、信じたいと思える人を大切に扱うことが大事なことだと学びました。
さいごに|裏切りからのスピリチュアルメッセージ
裏切られる行為は、許せない気持ちでいっぱいになります。
相手の立場に立って考えた時「そのような行動に出ても仕方がない」と思える分析を自分の中で持つことが大切です。
そして、そのような人を信じた自分を責めたり、自分の言動を責める必要もありません。
失敗という経験から、人は1つずつ学んでいきます。
そして、失敗しなくなるのです。
次に出会う人はもっと大切にしよう
そう学べればいいのです。
そして、そう教えてくれたあの人には
感謝が溢れてくるはずです。