人生に疲れた、心が疲れたって感じる時がありますよね。
私も何度感じたことかわかりません。
でも、この気持ちって、人に言っても、なかなか理解してもらえなかったりしませんか?
「私だって」と被せられたり、「そんなこと言うなと」たしなめられたり…
一体誰に言えばマシな言葉がもらえるのか、どうすれば、解消できるのか、モヤモヤするだけで、出口が見えないことがありますよね。
私も散々経験してきたし、今も闘い続ける感覚です。
今日は、一緒に糸口を探していきましょう。
そして、また疲れた時には、何度でもこの記事を読み返してください。
心が疲れているサイン
私の経験上、心が疲れてきたサインって、体感として、あまり感じることができない感覚である気がします。
でも、「心が疲れた」までくると、何もかもが嫌になりませんか?
どんなこともやる気が起きなくなって、人生にも希望が見出せなくなって、何のために生きてるんだろう?なんて、ぼんやり考えがちです。
でも、心が疲れてきた時にサインを私たちの心身は、いろんな形でSOSを出していると思います。
【心が疲れているサイン】
- イライラする
- 悲観的になる
- 涙もろくなる
- 立ち直るまでに時間がかかる
- 億劫なことが増える
- やる気が出ない
- 眠い
- 寝つけない
- 食欲が湧かない
- お腹の調子が悪い
- 身体が硬い
実は「疲れた」と感じる前から感じるサインがこんなにも沢山あるんです。
大きく言えば、情緒が安定せず、胃腸症状が出やすいということです。
ただ、それが、自分の心が疲れているんだと気づくかと言えば、気づきにくいものだと思います。
次に考えたいのは、どうして、人生に疲れたと感じてしまうのでしょうか?
心が疲れているヒントになるかもしれません。
なぜ、人生に疲れたと感じるのか
生きているといろんなことがありますよね。
何なく対処できること、対処が難しいことまで様々です。
単純な話は、疲れてしまうのは、RPGゲームのようにヒットポイントが減るからです。
そして、ゲームのキャラではないので、食べたら、寝たら体力満タンになるということはありません。
私たちは、食事をすればお腹が満たされます。
でも、食べるだけ、寝るだけでは、気力までもが満タンにはなりません。
そう、私たちのヒットポイントの内訳には、気力ゲージも含まれているんです。
この気力ゲージは、心です。
心は、心をもって、回復しますし、破壊もされます。
つまり、誰かからの”愛”が大きく関係します。
この誰かには、自分自身も含まれます。
特に役割の多い人や疲労の多い人は、気の休まる時間がなくて、心の電池が枯渇しがちです。
この心の電池が「人生に疲れた、心が疲れた」という感覚をもたらします。
では、疲れたと感じた時、どのように対処すればいいのでしょうか?
人生に疲れた、心が疲れた時の3つの対処法「手放すこと」
人生に疲れた、心が疲れたと感じるあなたは、頑張り屋さんの証拠です。
抱えるものは人それぞれですが、ずっと、無限に闘い続けられる人などいません。
そこには、休息や癒しも必要です。
休憩や癒しを考える前に大事なことがあります。
あなたは、無駄にたくさんのことを背負っていませんか?
きっと、今抱えていることの中に考えなくても良いことが沢山あるはずです。
まず、不要なものを手放す
あなたが、当事者ではない事柄は、すべて手放してokです。
例えば、お子さんの問題で疲弊することもあると思います。
でも、選択して、行動するのは、あなたではなく、お子さんです。
夫、親、友達であっても同じです。
あなたが、相手に上手な選択ができるようにプレゼンをすることはできますが、あなたが代わりに選択をして行動することはできません。
プレゼンまでが、あなたの役割です。
そして、「助けて欲しい」と言われた時が、次の出番です。
「助けて」とも言われていないのに、あれこれ考えていませんか?
だから、
言われてもない、頼まれてもいない問題からは、手を放すんです。
相手の態度や言葉に耳を傾けることが大切
つい、役割が多いと、責任感の強いあなたは、何でもかんでも背負ってしまいがちだと思います。
あなたの理想の返し方は、誰もしてくれないかもしれませんが、あなたを必要としている人たちは、あなたにちゃんとメッセージを送っています。
例えば、ご飯を作っても、美味しいと言わないという問題がありますよね。
家事をしても、それが当たり前のように家族が過ごすことは、時に虚しさも覚えます。
あなたの理想の言葉や態度にこだわるのではなく、相手の言葉や態度に気づくことが大切です。
あなたが無関心だと思う人は、あなたを必要としている人です。
今日はこれだけ?
洗ってくれた?
あれどこにある?
こうした日常会話にもうんざりしがちですが、すべて、あなたのお陰で家族が言える言葉です。
家計のやりくり、家事の大変さをわからずに言われる言葉だと感じたり、ダメ出しをされたように感じることもありますよね。
でも、全部、あなたに対する絶大な信頼があるからこそ言える言葉です。
家族の好物を作った時、食事のスピードや減り具合が違いますよね。それこそが、美味しい証拠です。
「ほら、洗ってあるよ」と先回りしたお陰で、必要だった洋服が役立っています。
どこにあるかの場所を把握しているのも、相手が困らないようにですよね。
あなたのお陰で、みんな困らずに済んでいるんですよね。
感謝されないと嘆く気持ちを手放して、役に立って良かったと感じてみてください。
あなたがいなかったら、みんな困るんです。
もともと「ありがとう」と言われるためにやっていたことじゃないと思います。
役に立とうと思って、始めたことばかりのはずです。
夢や希望を見つけよう、思い出そう
人生や心が疲れた時、前を向く力がなくなります。
最後は、それさえも手放しましょう。
あなたは、何かの犠牲になって生きるために生まれてきたわけではありません。
お子さんが小さかったら難しいけど、大きくなって手が離れたらやってみたいことってありますよね。
学費のかかる世代の子育てをしていると、毎日お金のことを考えるかもしれませんが、いつかは終わります。
今、今、今…と、今のことばかり見つめてしまうのは、あなたが、今を一生懸命生きている証拠です。
その一生懸命さが、人生に疲れた、心が疲れたと思わせるのです。
頑張り過ぎるから、何のために頑張っているのかわからなくなるんです。
私もよく陥るんです。
夫のため、子どもたちのためにばかりで、目的を見失う日があるんです。物理的にも疲れますもんね。
〝自分のために頑張っている〟が、抜けちゃうんですよね。
誰かのために注ぐだけの人生だけでは、自分の楽しみがなくなります。
今、私があくせく働くのは、夫との未来(もう一度鍼灸院を開業すること)を実現させるためです。
そこには、笑顔の私がいて、やりたかったことをやれている夫がいる。
そのために頑張ってたんだとハッとする時があります。
そうなれば、こっちのものです。
やらされている感覚、やらなきゃいけない義務から、夢のために、自分のために頑張ろうと思い直せます。
手放して捨て去るべきことは、やらされているという感覚です。
結婚した時も幸せになろうと思ったはずです。
お子さんが大きくなったら、こんな親子になりたいと思ったことがあるはずです。
貯金をして、旅行に行こうとか、買いたいものがあるとか、夢を叶えるために仕事を頑張っているはずです。
目の前のしがらみ、手放しましょう。
大切なことだけ思い出しましょう。
まとめ|頑張ろうとするんじゃなくて、頑張ってきたことを思い出そう
人生に疲れた時、心が疲れた時には
2.周りの態度や言葉に耳を傾ける
3.夢や希望を思い出す
この3つが大切な対処法です。
頑張ろうとしなくていいんです。
あなたは、頑張ってきたんです。
まず、自分をちゃんと認めてあげましょう。
そんなにも疲れるほど、頑張ろうとして空回りしたのかもしれないし、頑張りすぎただけかもしれません。
そんな自分に気づいてあげよう。
そして、立ち上がるのを手伝ってあげよう。
自分の心の操作法をどうぞご活用ください。