後悔先に立たず
昔から言われる言葉の1つですよね。
物事を取り決めたり、行動したりする時に、先に”これを選択するべきでない”とわかっていたら、苦しまずに済んだのに…と恨めしく思うことありますよね。
しかし、これを変なポジティブに変えてしまうのは、責任逃れや、問題を単に投げ出すことになってしまうので、変化の仕方には注意が必要ですが、1つ前向きになれるコラムをお届けしていきたいと思います。
なぜ、後悔するのだろうか?
過去を冷静に、見つめてみたことはありますか?
起きた物事について、過去を冷静な目で、見つめてみたことはありますか?
「後悔している」という方の大半は、こうでなければ今の自分は、幸せだったはずだ。こう考えるのではないでしょうか?
残念ながら、タイムマシーンに乗って、過去に戻ってやり直すことはできません。
ただ、過去の自分や他人、物事を憎んで過ごしている人も、また多いのではないでしょうか?
そこから「気づくこと」は、ありましたか?
後悔をするのはいいのですが、「気づく」という作業は、できたでしょうか?
これまた、大半の人は、気づいたフリをしていたりしているのではないでしょうか?
あの時、こうしなかったらなぁ~という程度は気づきに入りません。
それは、過去の出来事に執着しているというのです。
本当に気づけることができると、現在の発想が変わってくるものです。
執着していると、何度も後悔する羽目になるかも?!
先ほど、執着という言葉を使いました。
なぜ、執着と言うのでしょうか?
過去の自分のしてしまったことに対して、「後悔している」で止まってしまっている人のことを、私は執着と考えました。
ある種、過去の自分に酔いしれているがために、洒落たドラマのセリフのように感じます。
★初級★起きた出来事を受け止めることから始める
起きてしまった何らかの後悔に相当する出来事は、まず、自分の中で認めましょう。
その過去が現実にあったと認めるのです。
これで、初級クリアです。
何も考えることなく、ただ起きたことを認めるのです。
つまり、自分を肯定してあげましょう。
「私は、そうしてしまったよね」と、否定をせず、肯定してあげるのです。
★中級★自分や他人を”赦すこと”をしていきましょう
罪を憎んで人を憎まず、という言葉がありますが…今回は、両方を憎まないで、自分さえも赦すという作業に次に取り掛かります。
これは、難易度が上がって中級です。
ゆるすという漢字も許すではなく、赦すです。
難しい漢字ですよね。”ゆるす”という行為の中で、最上級な表現だと思います。
「あの時、こうしてしまったけど、あなたも、私も辛かったよね」と、自分の過去を赦してあげることも、執着を断ち切っていくのに大切な作業なのです。
この赦しの部分が、赦せないままになっていると、いつまでも起きた出来事を恨んでしまう原因にもなり兼ねません。
★中級2★反省をしましょう
赦すことと同時に考えていただきたいのは、どうして後悔するような出来事が起きてしまったのか、気持ちの部分で自分を赦してあげることができるのなら、「でも、あの時、こうすることもできたよね?」と、自分にキツクでなくて大丈夫です。優しく反省を促してあげることも必要なことです。
反省ができなければ、冒頭で書いたように、責任転嫁してしまったり、投げ出してしまって、無かったことに変えてしまいます。
どんな物事も、自分に起きたのであれば大なり小なり、自分にも過失があるのだと考える方がとても謙虚です。
★上級★今の自分の人生に、誇りを持つ
最難関のグレードは、自分の人生に誇りを持つことです。
誇りが持てるようになったら、それは、後悔ではなく…立派な経験となり、あなたの力にも変わるのです。
自分を認め、赦し、反省し、誇りを持つということは、一見難しいように感じますが、現在が充実しているのであれば、とても容易にできることだと思います。
まず、自分を好きになることは、大切なこと
物事に執着することも、責任転嫁することもしないで、きちんと問題を受け止めて、過ちを赦し、反省することができるということは、現在の自分を認めることにも繋がります。
目先のことや、周囲の人と比べてばかりいると、ちっとも自分の人生を、また、自分自身を好きになることは難しいです。
今の自分がいるのは、過去の出来事があったからだと思えれば、それは、後悔ではなく、自分の立派な経験でしかなくなります。
こんな失敗しちゃったけど、あの時の私も私。あれから、私もきちんと成長できたなと振り返ることができれば、不意に頭に過ってくる嫌な思い出さえも愛おしく見えてくると思います。
トラウマのような出来事を乗り切るときにも使える方法だと思いますので、お役立てくださいませ★
本日も読んで下さり、ありがとうございます。
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