闘病・介護を「笑顔」で支えるには「諦めとリセット」が必要

  • 2017年10月12日
  • 2019年10月28日
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「私がしっかりしなきゃいけない!」

大切な誰かを支える立場になった時に、きっと最初に思うことでしょう。

一緒に病と向き合い闘うことを決めたはずなのに…

いつしか「笑顔」なんて忘れてしまった…。

病と闘う大切な誰かよりも辛いのは、「自分」であるかのように、闇が覆いかぶさってしまう。

闘病生活や介護を必要とする状態に大切な家族が陥ってしまった時、誰しもが受け入れられるものではありません。

しかし、少しでもそこに光が差し込むことが出来たら、支えるあなたは「笑顔」で向き合っていくことが出来るかもしれない…。

今回のコラムは、病になってしまった当事者の方へ贈るものではなく、看病や介護をされる方へ送る愛のメッセージを込めて書いていきたいと思います。

どうしてあの人が?告知を受けた時…あなたの心は、どれほど傷ついたことでしょう

今日と同じで、他愛なく笑ったり、怒ったり、泣いたり…そんな当たり前な日常は、明日も続くと思っていたのに…

 

神様は、どんな意地悪をするのだろう?

私たちが一体どんな罪を犯したというのだろう?

 

無情にも、平穏な明日が来ることを断絶され、私たちの日々が一転してしまった。

 

耳を疑った…

夢だと思いたかった…

何かの嘘だと、冗談だと笑って欲しかった…

 

運命は、どこで変わるかわからない。

でも、受け入れられないものがある。

 

それは、大切な人に訪れる病の宣告です。

 

病を宣告された本人と比べることはできないけれど、宣告を受けた家族が抱える苦しみと言うものも計り知れないものです。

 

奪われると思いもしなかったでしょう。

明日も同じような日が続くと信じていたことでしょう。

どれだけ嘆いたことでしょう。

 

告知をされたあの日から笑えなくなったあなたを救いたい…

あなたにもう一度笑って欲しい

 

あなたを見つめる第三者もいるのですよ。

あなたは、独りぼっちじゃないんです。

 

神様どうか大切な人を奪わないで…

何度祈れば神様は願いを聞き入れて下さるのだろう?

神様は、いないんじゃないか?

そんなことばかり、頭に過る日々かもしれませんね。

 

 

それほど悩める人に出逢えた奇跡

あなたにとっての大切な人…親・兄弟姉妹・パートナー・子ども・友達…いろんな立ち位置の方がいることでしょう。

 

その悩める大切な人と出逢えた奇跡を振り返ってみましょう!

 

どんな思い出が詰まっていますか?

 

沢山笑い合ったり、腹を立てた日があったり、すごく悩む日があったり、心配をしたり、嬉しかったり…いろんな思い出がそこにありますよね。

 

その日々が大切過ぎて、明日も、明後日も…ずっとずっと続くと誰しもが思うものです。

 

その人に出逢わなければ、その思い出を作ることはできませんでしたね。

 

神様は、意地悪ばかりをしているわけじゃないんですよ。

思い出

 

あなたの胸に深く刻まれるほどの相手に巡り合わせてくれたんですよね。

 

命には、いつか終わりが来る…生まれた瞬間から向かうのは「死」

これは、誰にも変える事の出来ない平等なものです。

そして、その終わりは、生きていると問題があるように無情にも危機を知らせにやって来ることもありますね。

それが、病と言う知らせであること。

もっと残酷な時の終わりは、事故などの一瞬の出来事です。

 

皆様に知って欲しいこと…

 

長生きができたら、人生って幸せなのでしょうか?

 

その想いの言葉の出口は、看取る側の都合のような気がしてなりません。

 

短くとも、長くとも、人生を輝いて生きられたことが、その方にとって「大きな価値」のあるものであるはずです。

 

命の長さにこだわる方が多いものです。

親から順番にという順番を誰しも願うことでしょう。

でも、命ではない大切な「想い」が人生なのです。

 

そして…

 

生きていて欲しいは、誰都合の想いなのでしょうか?

 

失いたくない人は、誰にだっていることでしょう。

でも、避けられない問題だってあるものです。

 

その想いに支配されてしまうから…「笑うことの出来ない日々」があるんですよね。

 

当人でさえ、自分の命の長さを知り得ません。

それでも、懸命に今を過ごしていますよね。

 

辛いからこそ、諦めましょう!そして、リセットして歩きましょう!!

辛いから諦める?!と、お思いですか?

いいえ…違うのですよ。

私が今からお話しするのは、その方の人生を諦めて受け容れなさいということではありません。

その方が大切ならば、リセットをするべきだということです。

 

昨日と同じ明日がやって来ることにこだわるのを終わりにしましょう(=諦める)

ここです!

 

大切なあの人の現在は、簡単に良い結果に変わるものではないから落ち込むのですよね?

 

大切だからこそ、悲しいですよね。

 

だから、諦めるのです。

 

[aside type=”yellow”]あなたがこだわってきた、昨日と同じものが、今日も明日も明後日も…ずっと続いてくと信じてきたことを「諦めるのです」

 

昨日で終わったのです。

 

どんなに辛くとも、受け容れなければいけない事実です。[/aside]

 

なんて、薄情な事を言うんだ!とお怒りかもしれませんね。

そうではないんですよ。

 

今日から新しい日々が始まるのです(=リセット)

昨日と同じ今日が来ることを諦めましょうと話しました。

 

諦めたら、終わりではないのです。

 

終わることができたから、「始まり」が来るのです!

 

[aside type=”yellow”]

大切な人を受け容れるために、諦めるのです。

そして、今の現状からまた「リセットして始める」のです!

 

受け容れなければ、始まりません。

笑顔になることも無理でしょう。

どんなに嘆いても、変えられない事実…

諦めなければいけないのです。

[/aside]

 

何もかもが終わってしまうわけではありません。

 

本人でさえ受け容れられることでもないでしょう。

諦められることでもないでしょう。

 

でも、支える立場にあるあなたは、その大切な人にとってどのような姿であるべきなのでしょうか?

 

あなたを嘆き悲しませるために、存在していたのでしょうか?

 

それほどの「愛」を与えてくれたはずです。

 

その与えられた「愛」を…いつ、その大切な人にお返ししますか?

 

貰いっぱなしで良いのでしょうか?

 

give & take 成立させなくて良いのでしょうか?

 

どんなに嘆いて止まっても、健康で問題のなかった昨日には戻れません。

今をゼロに。

そして、今からスタートしていくことが出来れば、とても有意義な時間へと変わる事でしょう。

 

リセット出来たら…

あなたと大切な人との新しい人生と思い出の幕開けです!

 

【想像しよう】大切な人は、あなたのことをどのように想うのでしょうか?

あなたを悲しませたくて、出逢ったわけではありませんよね。

あなたに対する「愛」を知って幸せなはずです。

そして、病が蝕む恐怖とも闘っていることでしょう。

 

きっと、大切な人は、あなたに泣いて欲しいと思わないでしょう。

暗い顔をしていて欲しいと願わないでしょう。

 

あなたの「笑顔」に「ホッとしたい」そう思っていることでしょう。

 

一緒に悲しいと泣く日があったとしても、病と向き合って生きる時間は、共に笑い合いたい。

 

私なら、愛する家族たちにそう願うでしょう。

 

私のことでなんて泣いて暮らさないで欲しい。

 

いつも通りの日常の報告をして欲しい。

変わってしまった家族を見たいと思わない…。

 

もしも、病によって、私が先に旅立たなければならないのなら、安心できる姿を見て旅立ちたいと切に願うでしょう。

 

あなたが病を宣告される立場だったら、何を望みますか?

四つ葉、クローバー

 

【まとめ】リセットできると「笑顔」の毎日になれる

これは、実際に体験したことのある話です。

どちらもお子さんに関することです。

そして、どちらも事象は違いますが、同じ眠ったままのお子さんです。

 

Aさんは、嘆き悲しみ作り笑顔が精一杯です。

 

Bさんは、全てを受け容れ、リセットをしたからこそ「笑顔」です。

 

眠ったままのお子さんに対し、「笑顔」で精一杯向き合っていらっしゃいました。

それも、嘘偽りのない笑顔です。

 

認めることは、簡単な事ではありません。

誰しもが出来る事ではありません。

 

全てを否定したままでいると、今起きている奇跡にすら気づけないものです。

 

Bさんは、こう想ったかもしれませんね。

「命があるだけで、いいんだ」と…

 

当然、泣き暮らした日もあったことでしょう。

でも、素晴らしいお母さんでした。

 

思い出

そして、受け容れられるようになるワンポイントアドバイス

[aside type=”yellow”]

過去を振り返ると、後悔しかありませんか?

そこには、とても素敵な「思い出」たちがあるはずです。

冒頭でも書きました。

笑い合った日々

喧嘩した日々

喜び合った日々

悲しかった日々

どんな日々も大切な「思い出」です。

そこに込めてきた想いをちゃんと胸に抱くことを忘れないでください♡

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ホッとさせてくれるあなたの存在を待っている大切な人のために、嘆くのを辞めて、受け容れるという諦めを持ち、心機一転リセットをして、大切な時間を歩んでみませんか?

 

 

闘病中の本音を知ってしまいました。

あの人は、どんなことを考えていたのでしょうか?

闘病中の本音「忘れないでね!僕のこと」最後に言いたかった言葉の重み

こちらもご覧下さい。

 

 

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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