子どもが求めることを受け容れるのが、愛情とは限らない
今回は、子育てについて少し触れてみたいと思います。
私も思春期~幼児まで、振れ幅の多い年齢層を子育てしている真っ最中です。
若かった頃は、右も左もわからずに突き進んでいたこともありました。
子どもに育てられ、10数年…私も少しは成長できたから言えることもあると思います。
さて、子どもは、いろんなことを求めると思います。親は、その要求をどこまで飲み込んだらいいのでしょうか?
要求ばかり聞いていると、どうなるのでしょうか?
子どもが求めることを聞いてあげたくなりますが、それは、本当に子どものために聞いていますか?
ついつい可愛さゆえに甘やかしてしまいがち…
私も、子どもが可愛いのでつい甘やかしてしまうことってよくあります。
しかし、子どもが主導権を握るような甘やかし方をするのは、成長と共に問題が生ずるケースも往々にしてあるのです。
「ダメ!」ということを教えないで、子どもの要求通りに過ごしていくと、将来訂正の難しい未来が待っていることもあるのです。
そのさじ加減は、忘れないで接していきたいものですね。
自制心のない子に育ってしまう危険性も…
子どもの言う通りに何でも聞いていたり、子どもの気持ちを考えているつもりが、本当は、自分の弱さ故に言えないまま、毎日を過ごしてしまう方を見たことがあります。
子どもには、軽度の障害が見られるようです。
しかし、その子は、適切な環境では育ちませんでした。
思春期に入って、反抗心もより芽生え、理屈が通らない子に育ってしまっています。
もっと早くに、きちんと躾が出来ていたら、自制心ももっと育てることが出来たかもしれません。
今一度見直そう…それは親の態度です
親とは、一体どういう存在であるべきなのでしょうか?
残念ながら、模範解答と言うものは、存在しない気がします。
どんな人にも、一長一短あるものです。
しかし、日本という国において、守っていかなければならない秩序は、大人として全員にありますよね。
尊敬する人が、あなたにはいますか?
厳密に、尊敬できる人が○○さんです!なんてなくても構いません。
先ほども、一長一短あるのだと書いたので、この部分では、○○さんのようでも十分だと思います。
親である自分が尊敬できる人がいないと、どうなるのでしょうか?
子どもは、親の鏡です。また、子も親の鏡です。
あらゆる人を見下して生活していれば、子もまたそのようになってしまいがちなものです。
最低限、見下してはいけない人を、親・学校の先生というように並べます。
子育て中の子どもは、まだ一人前ではありませんから、子育てを一緒にする環境にいる人は、大人ですし、必ず恩師というものは、誰にでもありますよね。
先生もまた人です。失敗することだってあるでしょう…しかし、親が敬うことを教えなければ、子どもは敬うことを知らずに成長していってしまう可能性が高いのです。
教師をバカにしていると、子どももバカにしてしまい、自分が優位に立ってしまう危険もあるのです。
もし、自分の子どもが学校の先生よりも、自分が優位だと思っていたらどうしますか?
挨拶の大切さ
これは、本当に昔から言われていることだと思います。
現在、挨拶の大切さについて、改めて伝えていきたいのは、ネット社会だからこそです。
自分というものを全て隠すことができるのもネットならでは。
LINEというツールも現在は主流です。
子どもたちの中でも、日々トラブルが起きるネットです。
人格が変わってしまう子とも沢山います。
敢えて、表現する場として取り組んでいるのだったら、素晴らしいのですが、文字と言う攻撃ツールを使う手法が今は多いです。
現在の大人の大半は、ネットなんてなかった世代です。
ポケットベルからPHS・携帯と進化を見てきた世代が中心に子育てをしていると思います。
しかし、そんな大人さえも挨拶をしない人って、どんどん増えてきているんですよね。
携帯がなかった頃は、電話をしていい時間というものを考えて生活していたはずです。
都合のいいことだけを相手に一方的に伝えることができるのも、LINEの特徴かもしれません。
でも、ネット社会になっても、必ず対面しているのは、人なのです。
そして、現実生活なしで生きていくことなんてできません。
もう一度、私たち親世代は、子どもたちに挨拶の大切さと言うものを学ばせ、教えていかなくてはいけないと感じます。
伝えたいことは、文字ではありません。
本来は、人の目を見て、心を持って話すことだと思います。
親である私たちが、きちんと子どもと向き合う姿勢を取ることを忘れてはならないことだと思います。
忘れてしまいがちだったことをこれを機会に見直そう
沢山の常識っていう言葉の中の意味って、忘れていってしまいがちですよね。
そして、先ほどのネット社会のように新しいルールが追加されたりもしています。
自分自身が、他人に対しての振舞い方が間違っていなかったかを再度振り返り、子どもに真似されても恥ずかしくない自分でいられるようになっていきたいものですね。
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